AMN第2回イベント … マーケティング以前の問題

AMN第2回イベント … マーケティング以前の問題

ちょっと時間がたってしまいましたが、6月28日に 「AMNブログイベント vol.2 『ブログとマーケティング』を考える」へ行ってきました。
※模様はこちらから: AMNブログイベント第二弾にご参加いただきありがとうございました。 (Agile Media Network | blog)

パネラーは日立コンサルティングにお勤めの小林さん(POLAR BEAR BLOG)、Microsoftにお勤めの森屋さん(Cafe Bar 長角牛牧場)です。

上、よ?く見ていただきたいのが、お二人の「お勤め先」です。
かたや日本の大企業、かたや外資系企業の雄です。ぱっと聞いただけでも「まったく企業風土が違うだろうな」という境遇なのは容易に想像できます。
そんなお二人が、会社の環境をどう使って今の自分の環境を構築されたのか、しっかりお話を伺うことにしました。

Microsoftの日本法人には数千人というスタッフの方がいるそうですが、ブログを書くと登録している人は数百人(執筆は申告制だそうです)、そんでもって書いている人は100人くらい、そして頻繁に書いている人は30名くらいだそうです。責任と自由が共存する外資系企業でさえこれです。
それでは日立の方は…、たぶん小林さん以外で同じように会社の肩書きを添えてブログを執筆されている方はいないのではないか、と言う話でした。

これを伺うと、ブログマーケティング!?それ以前に解決せないかんことがあるだろう、と言う問題があることがわかります。
とその前に、ワークショップの一幕。


サンドウィッチとビールが振舞われました
[ 1/60sec / F2.8 / 5.8mm / ISO Auto / Canon IXY Digital 60 ]

なんと、Microsoftさんからサンドウィッチとビールが振舞われるのです。こりゃすごい。
一杯やりながらワークショップってのは初めてです。さすがにビール缶片手にプレゼンやったのは僕だけだったみたいですが…(笑)。
ちなみに、プレゼンの内容は「Windows Server 2008をどうやって広めるか」でした。

さて、話をブログマーケティングに戻します。
ブログと言うのは、社員自らが公に対して意見を発信できるメディアですから、特に「いらん事言って炎上したらどうするんだ!」という危機感が先に立つ事が多々ある日本企業にはなかなか導入しづらい面があることは否めません。社長ブログがあっても社員ブログが少ないというのも、この現実を物語るひとつの結果ではないでしょうか。
では、会社の環境がよくてもブログを書くのか…、というと、そうでもないのです。私の会社ではオープンに社長・社員ブログ、そしてイントラブログと、いろいろ作って運用していますが、活発に書いている人は限られています。書くとしても、慣れないせいか執筆時間が長引いてしまう人もいます。でも、書くならまだいいのです、多くの場合は執筆せずに読むだけに終始します。

まとめますと、会社でブログを運用するのに乗り越えるべきポイントが3つあるように思います。
1. ブログを立ち上げること
2. 執筆者の意識を高めること
3. 読者に報せること

僕としては「3.読者に報せること」をどうもって行くのかというところを聞きたかったのですが、まだまだ日本では1と2を解決し切れていないのが現状のようです。
逆に、これらが早くクリアできただけでも、今は先行者利益があるとも言えるのかもしれません。

そんな中、森屋さんの”Passion“という言葉が印象的でした。
これは、精神論優先で理屈抜きでやるのではなく、自分ができる範囲で理論武装をしつつも最後は自分を信じ、時には人から「そんなのうまく行かんよ」と言われても挑戦すること、その熱意が大切と言う話でした。
結局、人を変えるなんて大それたことはできないんだから、まずは自分からやってみる・自分から変わってみることで道を切り開くことが、どんな事でも王道なのだなと再認識する出来事でありました。
「言うのは易し、行うは難し。」ですが、せっかく自分には実現できる環境があるのだからチャレンジしてなんぼですね。


POLAR BEAR BLOG名物のくまさんです
[ 1/20sec / F2.8 / 5.8mm / ISO Auto /
Canon IXY Digital 60 ]

Microsoftのノベルティです
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Canon IXY Digital 60 ]

最後に、小林さんに無理を言ってくまさんを見せていただきました(どうもありがとうございました)。
あと、Microsoftのノベルティをいただきました。ICカードのセキュリティを保つパスケースがありました。最近、こんなものがあるんですね。

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