Archive for 8月, 2007

美術館・博物館・そして花火

昨日は午前中に用を済ませた後、いろいろな場所を回っていました。

まずは、上野公園にある東京都美術館
今回の催しは「トプカプ宮殿の至宝展?オスマン帝国と時代を彩った女性たち?」です。詳細は公式サイトをご覧いただくとして。
僕はトルコに行った事も無ければ、興味も調べたこともほとんどありませんでした。まず、トルコ系民族の源流がモンゴル周辺だったことに驚きましたし、何よりヨーロッパとは違った意味で豪華絢爛を誇っていたとは思いませんでした。
宮殿も、日本で例えるなら「大奥」に値すると思われる「ハレム」の存在ってのが印象的です。身だしなみを整え、ゆりかごをはじめとした調度品にふんだんに美と文化をつぎ込むこの方向性。今ではこんなにつぎ込むなんてどの国でも考えられないことでしょう。
こういう時代には圧政ってつき物ですけど、その傍らで現代では実現不可能な優美さと緻密さ、そしてそれをひっくるめた文化あるのだなと感心します。そう思うと、リッチになったときにただ自分につぎ込むんじゃなくて、はたから見て「豊かな」雰囲気を醸し出せる人って、今の日本に少ないなという印象を持たずにはいられません。

その後、東京都美術館で配布されていたチラシを見たら、両国の国技館となりにある江戸東京博物館で催しをやっている情報をキャッチしました。ついでに山手線→総武線を乗り継いで向かいます。
ここでは「大鉄道博覧会 ?昭和への旅は列車に乗って?」を観てきました。
今は交通機関も高速化・大容量化・多様化が進み、いかに「安いか」または「速いか」という大きく分けて2つのパラメータで選ばれる時代となっています。しかし、その前の時代、すなわち昭和は鉄道輸送がいかにメインの交通機関であり、これほどの物語と歴史を経てきたんですよ、と言う内容です。
鉄ちゃんには、模型やレプリカが一杯見られる催し、って思われているかもしれませんけど。


ジオラマってこういう視点で見てはじめて面白いと思うんだよな?
[ 1/30sec / F3.5 / 4.8mm / ISO 500 / NTT DoCoMo F902iS ]

今の時代、何が最も贅沢かと自分なりに考えると、お金を積むより時間を使えるほうが贅沢だと思うんですね。
安くても豊かに過ごせる方法って、ちょっと探せばいくらでも出てくるのです。たとえば青春18きっぷ。ムーンライトながらに乗るのもいいのですけど、ローカル線をのんびり周遊して特急では早く過ぎ去ってしまう風景を堪能することがどれだけ贅沢なことか。僕も去年のいまごろに九州を一周していた(「南九州の旅」をご覧ください)のですけど、いいもんですよ。

そうそう、今年は福岡への帰省からの帰りは寝台特急「はやぶさ」のA寝台個室を取りました。なんか、今乗らないとなくなっちゃいそうで。
その状況がある中で、東京?北海道には立派な「カシオペア」という新型寝台特急が走っていて、なんでもうまく行っているらしいのです。北海道と比べて距離も観光地数も引けを取らない九州には昭和のまま=前時代の痛んだ寝台特急しか走っていないのに、反対側はこの様相。それどころか、距離や便数も縮小されています。どうしたもんでしょうか。博物館には「はやぶさ」のエンブレムが煌々と展示されていたのに…。掘り起こすと再び輝く寝台特急路線になる気がするのですけどね。

お金ではない、時間の贅沢。電車じゃなくてもいいんですけど、もっと味わう人が増えるといいなと思わずにはいられません。
そうすれば、人も心の面でもう少し優雅になれるんじゃないかなと、僕は想像するのです。

家に帰ったら、今度は花火大会。「第32回江戸川区花火大会」です。
これは先週の隅田川の花火と違って、ベランダ真正面からのんびり眺められる催しです。


今日は風が強かった… 花火がなびいてる
[ 5sec / F8.0 / 200mm / ISO 400 / SIGMA 55-200mm F4.0-5.6 DC ]

会場は例に漏れず大混雑だったみたいですけど、こうしてベランダからのんびり花火を見るのも、また優雅だなと思います。

コメントは受け付けていません。 more...

RTC Vol.25『ネットサービスの存在意義』で参入障壁を思い出す

先週の金曜日、7月27日ですが、「RTCカンファレンスVol.25『「ネットサービス」という存在』」へ行ってきました。
またまた最前列に陣取っての聴講です。

内容は、「チミンモラスイ? : 『「ネットサービス」の存在意義』@RTCカンファレンス」がとても詳しいです。チミンモラスイさんのサイト、いつもすごくわかりやすくまとまっていて参考になります。

今回、ゲストスピーカーとしてライブドアの出澤さん、ロケーションバリューの砂川さんがいらっしゃっていました。
それぞれ、お二人からは事業を『立ち上げ時』と『走る時』に分けて、お話を聞いてみました。

■立ち上げ時…それは『参入障壁』を持つこと
砂川さんのお話を聞いて。
ネットサービスの最大の特徴であり、最大のリスクは『参入障壁』にある、と僕はずっと前から思っています。
そして、今回のカンファレンスは「パクり」と「インスパイア」の狭間をどう考えるかがテーマでした。
どうしても、ネットサービスは最初の考え方に独自性や新規性はあったとしても、それを参考にして作ることの壁は非常に低いのです。twitterから始まって、それらをインスパイアしたサービスは様々出てきています(詳しくは「第3回gungi「Twitter:クローンの逆襲」へ行く」へ)。
だから、新規性・独自性のほかに必要なものとは…『参入障壁』これ以外にありません。
簡単に真似出来ない特殊なノウハウを持っている、多額の投資が必要である、地の利を生かして初めて活動ができる…。何かひとつ「独占」「寡占」できるようなものが無ければ、中長期的に会社を生き残らせる・成長させるには難しい、このことを改めて認識しました。
砂川さんの会社は、「地の利」と「労働に関わる法律」の知識、それも通常では獲得し得ない知識をひっさげて事業に携われていらっしゃるようです。

■走る時…まるで『個人事業主の集まり』のように
出澤さんのお話を聞いて。
どんなにすばらしいアイディアをひらめいても、形にならないと意味がありません。
ライブドアの強いところは、はたにいる私から見ると優秀なエンジニアを磁石のようにひきつけて、そしてその方たちの活躍させる場を提供できていること、と考えています。でも、そんなライブドアもオン・ザ・エッジ時代からそうだったと言うと、そうではなかったそうです。
上場前は、まるで会社にいる一人ひとりが「いち企業の社長」のように、新しいサービスを分担して立ち上げていたのだそうです。それをまとめるのが、堀江さんだった、とのこと。
実は、この雰囲気、僕にとってはとても懐かしいのです。
前職の会社に入ったばかりの時から数年間、みんなこの意識だったのです。自己主張が強い人ばかりだったからそれはそれは大変でした。でも、自分のプライドにかけて「いい物のにしてやろう!」と、エンジニアやデザイナーばかりではなく、営業や管理担当さえも積極的に意見を戦わせていました(※1)。いいものはいい、おかしいものはおかしい、そして指示なんて出る前に行動する、この気概が事業立ち上げを支えていたのだと、振り返っています。
また、この「自分のために全力で価値提供する」気概がスタッフ全員に無ければ、正直「事業は立ち上がって行かない」とさえ、今では考えるようになりました。
これを思い出にせず、次は今の環境で実現していきたい、と気持ちを新たにしました。

皆さん、講演の感想を直接書かれているみたいだったので、僕はちょっと趣向を変えて自分自身にオーバーラップして、振り返ってみました。

勉強会の後は、なんとまたまた飲み会です(笑)。
今回はワタミが一杯一杯になるくらい人が来ていました!男ばっかりであぢぃ?(失礼)
そんな中、総務部長の土川さんの立ち居振る舞い、気遣いがとても印象的でした。ものすごい人数がいたのに、滞りなく進められるその行動力に密かに感動していました。
土川さんのような方のバックアップがあって、初めてみんなが「来てよかった」と感じられる催しが運営できるのだなと考えずにはいられません。また、マイネットジャパンさんの人材の厚みを同時に感じます。
いつもありがとうございます。あと、名前も覚えてくださってありがとうございます(^^)

※1
会社は変わりましたが、今でも意見を求めにお声掛けすることがあります。
厳しい、しかし洞察深いその内容、僕は今でも彼ら・彼女らの言葉に勇気付けられています。


  • 自己紹介


    昼は要求定義からインフラ構築まで担当するサーバサイド技術のSE、夜は焼酎をこよなく愛す兄ちゃんです。
    >> プロフィールページ
    >> メール送信フォーム
    ※コメントは承認制です。公開されるまで少々お待ち下さい。

  • Blog Parts

    track feed

    Copyright © 1997-2012 Yuichiro Saito All Rights Reserved.
    iDream theme by Templates Next | Powered by WordPress