過去の記事: 2007年 9 月
連絡船を「音」でたどる
『青函連絡船』と『宇高連絡船』。
それぞれトンネル・橋ができるまで、本州とをつなぐ重要なバックボーンだったというのは、知っていらっしゃる方は多いはずです。
その連絡船ですが、僕は乗った事がありません。親戚はすべて本州にいますし、四国や北海道に家族旅行をすることも無かったからです。昨年は四国へ行きましたが、そのときはすでに瀬戸大橋を経由して本州と四国を行き来できる状態でした。
さて、そんな連絡船の情報を、ふとしたことからインターネットを通じてたどってみることにしました。
特に、本では手に入りにくい「音」の情報にこだわってみました。
■青函連絡船
3時間以上の長旅だったそうです。新幹線も八戸まで通じていない時代、東京から青森へたどり着くまでが大変そうなのに、さらに先があると言うのはすごいです。
・想い出の青函連絡船
→写真とそのときの音が体系的にまとめられています。
・みかんばこ - 青函連絡船
→出航の際に流れるドラの音がすごい。
僕は、この録音を聞くまで『蛍の光』が定期的に流れるのはスーパーの閉店時間とばかり思っていました。連絡船の出航時にも、流れていたんですね。
■宇高連絡船
実は、連絡船を調べているとき、初めて本州・四国をつなぐ連絡船があることを知りました。よく考えたら、瀬戸大橋がつながるまで、渡る手段は船か飛行機だったのですよね。
・宇野線と宇高連絡船
→最終日に録音した放送がアップされています。船内アナウンスで感極まる声が流れているのが非常に印象的です。
・宇高連絡船歴史館
→音のサイトではないのですが、体系的にまとめられているので当時の姿を知るには手っ取り早いかもしれません。
こちらでも、出航時に流れるのは『蛍の光』なんですね。
あと、大型船以外に「急行」としてホーバークラフト便もあったそうです。これだと速くていいですね。
そんな四国には、今は3つのルートに橋が架かっています。
極めつけは、9月25日の朝日新聞。
・asahi.com:27年前の旅、再現 車内放送などCD化-マイタウン北海道
すげー!気合の入り方が違う。
だけど、この催しは函館で開催。東京からだとちょっと行くのが大変ですねー
知っている人は「あー、確かにこんなんだったな。」と思われるのでしょうか。
僕は、「あー、旅してる感 満点!」に聞こえます。
こんな旅が『贅沢』だなー。
と、思うのは、その輸送手段に生活がかかっていない環境にいるからなのでしょうか。
結局変わるのは自分だった
昨晩、自分が携わっているサービスのリニューアルを行いました。
自分が今の会社に入って4回リニューアルしているのですが、今回は特別な想いがありました。
それは、トップページを「自分が来る前に戻す」という決断をくだしました。
昨年、今の会社に入って働き始めたころ、その状況をみてまるで小泉元首相が「自民党をぶっ壊します!」と叫んだように、内部の状況をまさにぶっ壊してきました。
意思決定、日程、役割分担、販売戦術、広報…。ありとあらゆるものに采配を振るいました。
もちろん、その結果うまくいきはじめたなと感じられるものはありました。
しかし、その後結果が出ない。
野球の監督は、結果が出ないときそれはそれは多くのツッコミが入るのはご存知だと思いますが、まさにそんな状態が始まるのです。最近、はてなの伊藤さんも『【ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」—はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり:ITpro』にて「売り上げがないと会社の雰囲気も悪くなってくる。苦しい。」とおっしゃられています。
うまくいっているときOKが出ていても、うまくいっていないときはNGになることなんてざら。それだけだったらいい。プロジェクトの体制が変わってくると、いよいよ追い込まれてきます。
そこで僕が取り組んだのが、自分が来てから今まで、何が「+」になり何が「-」となったかを洗うことでした。
それも、できるだけ客観的なデータを見るのです。売り上げとか、ユニークユーザー数とか、サポートの受理状況とか。主観が入りやすいデータはあとから見ました。なぜなら自分の都合良く取り易いから。
そこから出た結論が「ポータルサイトのトップページを元に戻す」。
架け替えた看板を、元に戻すんです。はたから見たら「こいつ自分の決断が間違ったんだな」と感じるでしょう。いや、これその通りなんです。自分が理想としたものは、実は間違っていた部分があったんです。
そこで、数は減ったけどスタッフのみんなに僕からお願いしたのが、元に戻す+α何かしてくれ、ということでした。
所要時間は、ほんのあっという間だったと思います。全員ソリューション案件もやりながら仕事をするので、実際時間を割くのが大変なんですけど、それを感じさせない素早さでした。
もちろんトラブルも起こるんですけど、限られた時間内にできる限りの策を編み出すなり調べるなりして、結局全部解決。なんて鮮やか!それも、東京~福山と距離が離れている状態です。解決の瞬間、チャットで「キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━」なんて言葉が飛び交ってましたっけ(笑)。
結果はどう出るかわかりません。
少なくてもいえることは、新しく作ったトップページは、自分が素直に触って楽しめるものに近づけた。それも、今までの資産を無駄にせずに。と言うことです。
そして、この1年で一番変わることを要求されたのは、紛れも無い自分でした。
先ほどの伊藤さんのお話は「でもその中に楽しさがある。」という言葉が続いています。
その楽しさの形って、ひとつはこういうことなんだと思います。
東京23区で最も災害に弱い区 それは葛飾区!?
昨日は、団地内の公民館で開催された『防災講演会』に行ってきました。
席は50ほどあったのですが、始まる10時前に行ったらもう満杯。しかしお年寄りが多いようです。
さて、講演会と言いましても、区・消防庁・日本総合住生活(UR都市機構の管理会社)の偉い人が「地震には気をつけましょうね」と、1時間半ほどかけて簡単な話をする場でした。
ポイントを5つほど。
1. 葛飾区は最も危険!?
区の東西を「荒川」「江戸川」に取り囲まれ、まるで巨大な中州のような土地に葛飾区はあります。
この前の台風9号ではありませんが、洪水の被害を受けそうなのはもちろんのこと、川が近いとなると地盤が弱くて地震にも弱い土地でもあります。
拡大地図を表示
「首都直下地震による東京の被害想定報告書」によると、想定死者数6,413人のうち、葛飾区は696人となんとワースト1位。引っ越すときにリスクがあるだろうなと思っていたのですが、想定以上のリスクを抱えた土地ということが、報告書から良くわかります。
2. 阪神大震災時の公団マンションの被害
阪神大震災の際、公団(現UR)マンションから出た死者は2名。いずれも家具転倒による圧死だそうです。
家具さえちゃんとしておけば、100%とは言えないまでも、公団マンションの耐震強度は比較的高いようです。
3. 高層階の避難
まず、高齢者をおんぶして避難するのは、よほどの体力が無い限りムリというのが避難訓練で判明。階段から降ろすための専用器具があるそうですが、光が丘団地にしかないらしいです。
また、下水道管が割れて水があってもトイレが使えなくなることがあるため、簡易トイレは必須。飲み水の蓄えも3日は必要。
4. 消防が駆けつけられる比率
20件の救援要請に対し、16件は自力で解決・3件は他人に支援を得て解決・そして1件のみ消防が救援できるそうです。
自力で守ることを最優先にしなければならないとのことです。
5. 帰宅困難者について
最後に、恒例の質問をしてみました。
内容は「万一 地震で荒川の橋が落ちたらどうするのか」です。
結論としては、ひとつはラジオなどの広報情報を取り寄せて、落ちていない橋に迂回すること。二つに渡し舟を出せる準備をしているので、これを利用すること。ただ、渡し舟については輸送力が大幅に限られるので、あまり期待はしないでほしいとも言われています。最悪は向島あたりで一旦待機された方が良いとの事。
さらに、葛飾区は帰宅支援困難者が避難場所にやってきて混乱する可能性も想定した方が良いとの事。
※このことは、東京から千葉・埼玉方面に帰る人も知っておいた方がいいと思います。多摩川を渡る神奈川県の人も決して他人事ではないかもしれません。
ほかにも、水害のときは松戸方面に避難のためのバスを出す協定が結ばれているとか、地震が起きたら「まず火の始末」は時代遅れであり、まずは「頭に物がヒットしないようにまずは身を守る」事が最優先になった、というお話もありました。何でも、頭に物がヒットしたら致命傷になる、というのが最大の理由だそうです。
この話、まとめますと「行政は頼りになりませんから自分で守れるように対策してください」でした。
偉い人たちも、まさにこのニュアンスに近い形で話をしていたので、実際やばいんだなと感じずにはいられません。
最後に、炊き立てのアルファ米が配られ、終わりました。
このアルファ米、下手な混ぜご飯よりおいしいですよ。どんぶり1杯分あったのでいい昼飯になりました。
職人の技と新型車を体験した日
今日は、耳鼻科に行くために千葉へ。
減感作療法も引き続き続いており、注射を打ってから診察。お盆にやったコブレーターの手術の経過はすごぶる順調。鼻がスースー通っていい感じです。
診療を終えたあと、昼飯を食べてから間瀬さんのところへオイル交換。
いつも通り、オイルを交換していただきました。
そして、またタイヤも洗っていただきました。
![]() 1ヶ月程度はきれいな状態がおおむね保てます [ 1/450sec / F3.5 / 4.8mm / ISO 70 / NTT DoCoMo F902iS ] |
洗い方は先回紹介してはいますが、自分でやってもどうもうまく行かないんです。
氏曰く、洗い方にはコツがいるそうです。うーん、これぞ職人技。たぶん、やり方を見て、マニュアル化しても、ここまではうまく行きません。習わないことには。
そこで、どうすればうまくいくか、ちょっとだけ教えてもらいました。ただ、それをやったからといってここまできれいになるかというと、自分の腕では知れています。
続いて、VOLVOのディーラーさんへ。
新型のハッチバックタイプ C30を観に行きます。
営業さんの話によると、期待以上の引き合いがあるそうで、何でもBMW 3シリーズなどの別のメーカーからの切り替えで対象に入れていただいているらしいです。最近の車はモデルチェンジのたびに大型化してしまい、価格帯が変わったり、車庫に入らなくてあきらめざるを得ない人が増えているのだとか。
※実際、今度フルモデルチェンジするV70は、規格オーバーで自宅の車庫に入りません。
そのC30、車重は今乗っているV40と大きく変わらないようです。小さいのにどこが重いのかと思ったら、ドアです。C70ほどではないけど、重い。
でも、エンジンが2.4Lと2.5Lターボの2種類。かなりぐいぐい引っ張れそうですよ。今の車に2.5Lターボエンジンが載ったと想像すると、なかなかのスペックと納得。ハッチバックだからさらにきびきび走れそう。
車内については、運転席は今くらいの広さ、後部座席も問題が無い広さ。ラゲッジスペースはハッチバックにしてはいい感じ。何よりハッチがあけやすいところがいい感じ。
![]() パンフレットをいただいてきました [ 1/60sec / F3.5 / 50mm / ISO 100 / EF 50mm F1.8 II ] |
しかし、試乗車が「たまたま」別の営業所にあるそうで、今回は試乗なし。先週か来週だったら乗れたチャンスがあったそうな。残念。
VOLVOの中では珍しくわくわくする感覚を味わえる車でしたよ。
自宅に帰ると、自治会 役員さんのご家族が来訪。
何でも、この時期は防災グッズを配布する時期なのだそうで、今年は手回し式 懐中電灯+ラジオをゲットしました。
先日の台風以来買おうかなと思っていたので、ちょうどいいタイミングでした。
![]() 自治会から手回し発電機つき懐中電灯+ラジオが配られました! [ 1/60sec / F3.5 / 50mm / ISO 100 / EF 50mm F1.8 II ] |
このラジオ、音が大きく出ていい感じ。ひとつだけ突っ込むと、ラジオはFMよりもAMのほうが良かったかもしんない。
あ、今日って普通の週末を過ごせた気がする!
東京にはチャンスがある だから地方からのぼるのだ
福山が本社の今の会社に入って、ちょうど1年。
僕がここに勤め始めたころは「東京営業所 スタート」だったのが、今となっては社員の半分が東京にいます。
さて、小飼さんの「404 Blog Not Found:東京と地方、搾取者はどちら?」というエントリを見てちょっと気づいたことをまとめてみます。
皆様、なぜ広島県から出発した会社の社員の半分が東京にいると思われますか?
多くの人は
・仕事の数が多い
・仕事の単価が高い
と言う理由を挙げられるのでしょう。
確かにそれはそうなんだけど、これだと「食う」ことだけに目が行ってるでしょう?
僕の感覚はちょっと違うんです。
感じたのは、次の3つのポイント、
1) 数多く・難易度が高い(≒単価が高い)仕事をこなすことでレベルアップできる
2) 同じ境遇の人が集まっていて切磋琢磨しやすい
3) 距離の壁はインターネットが普及した現在も無視できない存在である
これらです。
まとめると「自分を高めるチャンスがあるから」来る人たちがいます。
僕の体験で、福山に2ヶ月いて思ったのが「みんなゆったり仕事をしているな」ということでした。
しかし、僕の携わるインターネットのビジネスで、自社提供のASP/SaaSに類するサービスのマーケットに距離の壁はありません。この流れだと、どんどん走っている東京の人たちから簡単に追い抜かれます。また、インターネットのマーケットに興味がある人たちも絶対数が少ないことから、情報交換量に大きな差が出てしまいます。
なぜか、距離の壁を下げるはずのインターネットの仕事をすればするほど、距離の壁を大きく感じるのです。言い換えると、いくらRSSをたっぷり読んでいても、現実味を帯びた心に響く情報は取り寄せられない。これが僕の結論でした。
おそらく、このような背景があって、力があればある人ほど首都圏外から東京を目指す人が増えていくのです。
これって、搾取なんでしょうか。
ちゃうと思うんですよ。
インターネットのビジネスに限らず、チャンスが待っているから東京に来るんでしょう。
地方活性の例として、小飼さんは由布院のことを取り上げてました。
確かに、東京に無い資源の価値を高める行動はとても大切です。観光資源はその最たるものです。でも、観光の売上となるお金って、ほとんど東京からやってくるんですよね。九州内では福岡市内からでしょう。この流れだと地域内でお金があまり回っていませんから、本当の意味で地域活性になっているかと言うと、僕はまだまだ道半ばだと考えています。
それじゃ、僕が地域内でお金を回す術を知っているかと言うと、そうじゃないことは確か。
ただ、言えることがひとつあります。東京は疲れちゃうから、いつか地元に帰りたくなるのです。全員ではないと思うけど。
そうしたとき、お金もそうですが、最も大切な「知識」と「経験」を引っさげて、もといた地方に戻るのです。
彼ら・彼女らが、起業したり転職して、地域のために東京で培ったものを振舞うことができるようになるのならば、初めて地域の中でお金が回って、地方経済が上向きに動き出すはずです。それが、製造だったりサービスであれば、より効果が上がってくるはずなのです。経済を動かす『構造』が組み上がるはずだから。
そして、その結果として人と金が集まれば、自然と情報も集まるわけです。そこまでいけば、日本=東京という情報発信構造がいい意味で崩れて、日本全体の底上げにつながるのではないでしょうか。
ひとつだけ問題があるとするなら「生まれた土地のために自分の価値を提供したい」と、思えるかどうか。ここだけ。
地方格差って、何が問題なのか。
多様性を失う=東京でしか経済が回らなくなることで、長期的に見て日本が衰退することだと、僕は考えます。
しかし、小飼さんって夜遅くまで起きていらっしゃいますね。
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