過去の記事: 2010年 2月
「起業を増やさナイト」に行ってきた – 見聞を積もう
昨晩は、あるtwitterの盛り上がりから開催する運びとなった「起業を増やさナイト」に参加してきました。紹介してくれた @f1at さん、感謝!
■起業は苦しい物だと思っていた
僕は、これまで社長に近い場所で仕事をしてきました。それは、資金調達の立ち会いや、個人保証の印鑑請求におよぶなど、起業家=社長の厳しさの側面をつらくなるほど見ることでもありました。どれほどの想いがあっても、その目の前の厳しい現実を、僕だととても乗り越えることはできるなんて、到底思うことなどできませんでした。もし、起業するにしても、ファイナンスを行わず自己資金で小さくやろう、そう考えていたのです。
■周りにいる人は同じ志だった
いくら知人に紹介してもらったイベントとはいえ、どんなもんじゃと疑心暗鬼になっていたことは確かです。
でも、企業とは直接関係のないイベントで知り合った、様々な方がこの起業イベントに参加していたのです。起業は最後は自分でやる物なのだけれど、周りに同じ志の人がいたのだ、と言うだけで本当に助けられた気分でした。
■話の概要
簡単ですが、僕の琴線に触れた事項をまとめてみます。この欄は、質問した際に伺ったことや、直接お伺いした内容を含みます。ほかにも聴講された方がいらっしゃいますが、それぞれ琴線に触れた事項が違うはずですので、検索して合わせてご覧になってみてください。
【磯崎さん】
- 経営経験者は、日本では希少な人材。失敗さえもバリューになる。
- 初期の間違いほど修正が利かない。特に、出資割合を十分考慮すること。
- 出資を受ける際の契約条項を十分確認すること。特に、自分たちに不利になりかねない部分に要注意。
- 今の時代にはエクセルがある。計画をすることで、少なくても「できないこと」「失敗するパターン」をあらかじめ知ることができる。計画が変わることはあまり問題ではない。
- 銀行は思考が統一されているが、投資家は人それぞれ。まずは一人でも多くの投資家に会い、想いが共有できる人を見つけよう。
【村口さん】
- 戦後直後に成長した企業は、$1=¥360という戦勝国に履かせてもらったべらぼうに安いレート(「下駄」と言う言葉が出てきました)で世界に切り込めた訳だから、$1=¥90の僕らの時代が大変なのは決しておかしな話ではない。
- 米国のVCが成長したきっかけは、旧来の日本が大事にした「系列取引」に鍵がある。残念なことに、日本は逆の方向へ進んでいる。
- 資本主義を使いこなす…「格差」は容認しなければならない(但し貧困は全く違う問題)。これとどうつきあうかを考えておくこと。
- 起業は体力勝負。若い方が得、と理解しました。
- 桃太郎がやったことを思い出そう!
- 日本とシリコンバレーの起業家に差があるとしたら、世界観。日本人は首都圏や日本国内に終始しているが、シリコンバレーの人は世界を見ている。大風呂敷を広げている訳ではない。そのような見識を持つために、見聞を広める…特にその筋のメッカを必ず訪れることが肝要である。ただ、プロセスとして小さな市場をステップにすることはある。
- 市場と需要がある…にぎわいのあるところに活路を求めていく。
- 起業家は、まず行動。動いてから、考えていく。
- 想いの上に、しつこさ・根性・気合いが重なり、それが10年続けることができれば成功への道は開ける。
(その背景に、人が言う「優秀さ」はあまり関係ないのだなと思いました)
【藤野さん】
- 相手は、話をしている自分のその先の背景を見ながら話している。
- 税金は払ってなんぼである。社会貢献の第一歩である。
- お金は使うべきところに使う。什器等、もらえる物はどんどんもらってお金を使わないようにすべし。
- 損しても殺されない人からお金を調達しよう。かなり具体的でした。
- 成功の十分条件はない。必要条件がある。
- 「労働観」の意識…特に「会社」と言う言葉が出たら気をつける。場合によっては、想いが一致しない人と別れることも考慮する。お金は、身を削って働いた代償ではなく、僕はお客様からの感謝の気持ちと価値を定量化して取引することだと思っています。
- 「想定外」の想定。想いもよらぬことはいつでも起きる。それは起きるものであり、起きた後のファイトが重要なのである。
- スタッフとの日頃のコミュニケーション、重要。
- 「牛」と「熊」 (ブルとベア)
■僕には見聞が必要だ
僕が村口さんへ「日本とシリコンバレーの起業家の差」を質問した際に伺ったとても大切な言葉。「世界観」。僕にはこれが足りないことが明確にわかりました。今からでも独立することはできますが、それにしては見えている範囲が狭すぎました。世界でIT技術がどのように使われているか、まだまだ知らないことばかりです。昨年のベトナムに限らず、使える時間をフルに使って、国内外の様々なシーンをつぶさに見ておかなければならない、そう考えました。
これは、僕の中長期な課題として、とても明確なものになりました。自分の考えていることが本当に自信を持てる物なのかを確かめられ、そして自分がまだ見ない新しいことが発見できるのではないか、そんなわくわく感が湧いてきます。
そうしている間に、起業の想いが固められるような気がしてきました。これが、今回のイベントで最も大きな収穫です。
■起業は簡単ではないけどやればできる物だ
これが、今回のイベントを通じてわかったことです。先に述べた起業家の苦しみから逃れることは難しいことに代わりはありません。しかし、それをも上回る想いがあれば、しっかり乗り越えられるし実際にこえている人がいることがわかっただけでも、とても勇気づけられました。
そして、起業のための実践的…それは本に書かれていないような泥臭さも伴う話が、かえって僕らが起業の現実を正確に知る機会になりました。それは、理解が浸透していない不安から、問題点がわかる安心感に変わった瞬間であります。
しかし、そのためには僕にはまだ時間をかけてやらなければならないことがあることがたくさん見つかりました。やりたいことを何となく、ではなく、どうしてもやりたくてたまらないものをしっかり固めていく。僕に今ある、単なるサラリーマンとして勤めているのとは違う環境を活かしながら、それはできるはずです。
■やっぱり飲みにいってしまった
で、その後にたまたま同席していた @ogijyn さん, @takahashim さんはじめとした何名かで銀座のなじらてで一杯ひっかけてきました。結構無茶振りでしたが、2次会も起業の熱い想いが広がる話になりました。悩みはつきないのだけれど、前進することを決して忘れず邁進している皆さんの話を聞いて、僕もハッパをかけられ家路につくのでありました。
名刺交換させていただいた方々、お会いしたすべての皆さん、そして講師としてとても貴重かつ熱いお話を賜った磯崎さん・村口さん・藤野さん、どうもありがとうございました。そして、また皆様お会いするときを楽しみにしています。
最も忙しくない時期にこれまでを振り返る
今の会社に来て2年。会社の中を見渡すと、本当に雰囲気が良くなったな、大変なことはたくさんあるのだけれども、あのときを思い起こすともう比較にならない、しっかりと前へ進むことができる環境になったなと感慨深いものがあります。
たくさんのバックグラウンドを持ちながら力を活かせないあの人の復活、一度は追われてしまったものの出戻ってきて以前以上に楽しくみんなと仕事をしている彼。それは、日々を見ると浮き沈みがあります。でも、そんなことは長い時間をとらえれば小さなこと、一人一人が自分の場所を探し始められる環境になったことが、とても大きな進歩です。
■「これはとんでもないところにきてしまった」
僕は、入社まで実は3ヶ月の待機期間がありました。それまでの間、これから入ろうとする会社の中では大変な”Growing Pains”の断行が開始されていたのです。そして、自分が入社した4月。僕は本当にここに来てよかったのだろうか、今回ばかりはちゃんとやれないのじゃないか、という雰囲気でした。
今まで自分はどちらかと言うと歓迎されて入社したことばかりでしたが、今回ばかりは違ったのです。歓迎されない、それもゲーム会社なのにゲーム業界とは全く違った畑から、いったいあんたは何者だと言う雰囲気であったのです。
■改革は痛みを伴う それは自分にも
もちろん、サーバサイドの技術を扱うエンジニアとして仕事はしていました。でも、それは今までの延長線上であり、何事も乗り越える自信もありましたし、実際にクリアをしてきました。
それ以外に、僕には仕事がありました。会社の風土を改革するタスクフォースとしての仕事です。問題点を洗い出し、改革案を提示し、実行の先頭に立つ。
でも、一人一人の想いがあります。それを僕には最後まで理解しきれなかった。改革は最後まで続けることができなかったのです。その後悔が最近まで清算することができませんでした。
■再挑戦の機会があった
会社内で徐々に定着してきた物があります。行動規範です。行動規範の多くは、社長や経営企画部が考えるケースなのではと思うのですが、僕らは違います。各部署から、一人が出てきて編纂にあたるタスクフォースが編成されたのです。その際に、僕はまた抜擢していただく機会がありました。
タスクフォースのメンバーは、僕より若く優秀な後輩が来てくれました。僕が、ほんの少しだけ軌道を決めてさえ行けば…いや、うまくのせてくれたのかもしれません、彼らは次々と、そして社員一人一人の思いを尊重しながら、物事を進めてくれました(※1)。そして、1クォーターの期間を経て、全員が受け入れてもらえるようなすばらしい条項ができあがりました。
一緒に動いてくれて、そして成功へ導いた彼らに、僕は今でもとても感謝しています。
そして、このころから、社員一人一人が、目指す方向を探し始めることができるようになったのかなと思っています。それは、僕も含めて。あの”Growing Pains”断行の負の傷跡も見えなくなってきたのです。
■最も忙しくない時期
僕は、今、社会人生活の中で最も仕事が忙しくない時期になっています。後輩が言うには、十分仕事があるではないですかと言います。でも、仕事だけを考えると正直なところ物足りなさを感じています。自転車を駆り、スキーを滑る余裕もあります。
このまま、今のポジションが続けばこれでいいのです。しかし、間もなく迎える30代に向けて、僕はそろそろ準備を始めなければなりません。その方針を考えるにあたって、この忙しくない時期はとても貴重で充実した時間になっているところです。
これまでは自分を基準に結果を出した。でも、これからはそうはいかないと言うことを、この2年間が教えてくれている気がします。言葉でマネジメントと言うとシンプルですが、その中身を掘り下げればどれほど奥が深いかと言うことを、ドラッカーは著書で口酸っぱく書いています。
最後に、参考にした本をご紹介します。
※1: 議事録は会社のWikiサーバにスタートから原案完成まで、運用が続いている今もずっと公開され、社員全員がその編成の経緯を追うことができるようになっています。透明度を高めることもタスクフォースのテーマの一つでした。
2009年12月・2010年1月の滑走記録 – 雪いっぱいだぜ!
今年もやって参りました、スキーシーズン!それも、大雪でスタート。
GALA湯沢スキー場 12月:3回・1月 1回
白馬五竜&Hakuba 47スキー場 1月:1回
菅平高原スキー場 1月:1回
合計滑走日数 12月:3回・1月:3回
でした。
滑走日ごとの詳しいお話は『[スキー] – 週刊 スポーツゆう – 自転車とスキーの記録』に書いていますので、よろしかったらどうぞ。
■いきなり大雪でスタート
白馬のスキー場は、11月末から開くところがあります。しかし、今年はさっぱり雪が降らない…。と思ったら、12月中旬に『ドカン!』と各地のスキー場に多いと1mも一気に雪が降り、いきなりオープンと言うスキー場が多数ありました。
僕もこのタイミングを逃すことなく、12月18日のグランドオープン日にGALA湯沢に足を運び、自分自身のシーズンインを見事果たすことになりました。いやー、いきなりしっかりとした積雪でものすごくいいコンディション。もちろんスクールにも通って技術を取り戻す取り組みもしたけれど、何より久しぶりに雪の上を滑ることが楽しかった!
■もっと多くのスキー場に
今年は、いつも通えるGALA湯沢スキー場のほかに、なかなか通えないところ、行ったことのないところ、いろいろ足を運ぼうというテーマをたてました。
まずは、昨シーズンの最後に通った白馬。この日は夜に降雪があり、最高のコンディションの日に滑りにいくことができました。新雪滑走は湯沢ではなかなか行えるものではなく、非常に貴重な体験です。以前、NHKの『アインシュタインの眼』でニセコのパウダースノーが取り上げられていましたが、その感覚に近いさらさらの雪の上で滑るのは、整備されたバーンでは味わえない不思議な感覚があります。ただ、失敗するとこけて埋もれてしまい、抜け出すのも一苦労であります。
続いて、菅平。こちらは会社の先輩の車だったから行けたスキー場です。各地のスキークラブや協会が練習・検定を行っている、由緒正しい…というか、濃いスキー場でした。リゾートなスキー場に比べ人は少ないし、何よりみんなうまい。そして、だだっ広い。スキーが好きな人がじっくりスキーに取り組む「篭り場所」ですね、ここは。
2月はしっかり混むと思いますので、3月じっくり楽しめるよういつも通り練習に取り組む予定です。
■それにしても
今年はすごい雪です。どのくらいすごいか。
上は、夏のGALA湯沢のセンターハウス。すごい階段ですね。
こちら、1月中旬のセンターハウス。同じところを撮っていますが、あの階段が埋もれるほどの雪が積もってしまっているのです。1月の後半は天候が落ち着いていましたが、寒いことにかわりはありませんから多分現状維持でしょう。
ゲレンデも、こんな感じで変わります。
雪国生まれではない僕から見ると、同じところに立っていたはずなのに、同じところに見えません。魔法がかかっているかのようです。
■変わる・減るからこそ大事に
スキーは天候やコンディションに非常に左右されるスポーツです。そして、プレーできる時間も制限があります。だからこそ、大事に、そして集中して取り組みたいものです。
写真も撮ってますのでどうぞ。
■Flickr sets: Ski, 2009-2010 Season
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