東京競馬場へ行ってきた – 人間はミスできる

東京競馬場へ行ってきた – 人間はミスできる

体育の日となりました10月10日、相撲に続いて競馬観戦のために東京競馬場へ行ってきました。とってもいい天気でした。

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■いやー 競馬場って立派!

先ず最初に思ったのが、競馬場って立派ですね!そして、きれいですね。成人男子が集う場所と思いがちなのですが、まるで代々木公園に行くような形で来る子供連れの家族の方や、カップルまで。というのも、競馬場の馬場内に行くときれいな芝生の広場があるんです。確かに、これなら来てもいいと思える。

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■でもメインは競馬観戦

当然ですが、競馬場に来たからには競馬観戦。もちろん、競馬新聞「競馬ブック」と馬券を握りしめて!この日はマイルチャンピオンシップ 南部杯が東京競馬場にやってくるということもあり、楽しみにしていました。前日のレースを、競馬に詳しい弟とともに無料放送中だった「グリーンチャンネル」を見ながら予想の練習をしていたくらいです。

出がけに競馬新聞を買って電車に揺られ、ちょうどお昼に競馬場に到着。5レースから早速開始。いきなりですが結果をざっくりとご覧にいれます。

レース 購入馬券 購入額合計 配当額合計
5 馬連 ボックス 02, 06, 07 \300 \0
6 馬連 ボックス 02, 05, 12 \300 \0
7 馬連 ボックス 05, 06, 09 \300 \210
8 馬連 ボックス 01, 04, 07 \300 \0
9 馬連 ボックス 02, 13, 14, 16 \600 \0
10 馬連 ボックス 03, 06, 09 \300 \0
11 馬連 ボックス 06, 11, 15・複勝 13 \1,000 \1,800
12 馬連 ボックス 01, 03, 05 \300 \0
最終結果 \3,400 \2,010

額が少ない?いや、実はですね、競馬場についてからわかったのですが、財布の中に7,000円+Suicaしか入ってなかったんです(笑)。ATMでおろすこともできましたが並んでいてめんどくさいし、今日はたしなむ程度にと小額にしました。大負けしなかったけど、大勝ちはしない買い方ですね、株式投資と同じ趣向がそのまま出てます…。

■初心者向け講座もやっています

パドック下の馬券売り場の隣で、初心者向け競馬講座を開いていまして、聴講してきました。特に、競馬新聞の見方がさっぱりだった事がよくわかり、非常に参考になりました。講義は20分程度ですので、ぜひ受けてみてください。予想がよりエキサイティングになりますよ。

そして、観客席。人はすごく多いですが、臨場感を味わうなら立ち席がいいですね。G1のゲートイン直前の盛り上がりも体験してきました!本当に「オーーーーッ!」って言うんですね。

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まあ、事前に予約できるなら指定席の方がゆっくり観戦できていいとは思います。ハイ。

あと、東京競馬場は先ほどもお話しした馬場内がとても過ごしやすく、馬券売り場も整っていますので、のんびりご覧になりたい方はこちらがいいと思います。僕も、ほとんどの時間は馬場内で過ごしていました。

■よいストレス解消法

観戦していて思わず出てしまう言葉。

  • 「差せ、差すんだーーー!」
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  • 「まくれ!まくれ!!まくれ!!!」
  • 「お前来んな!そのまま、そのままだ!」
  • 「うっしゃ!!!」
  • 「あーーーあ。」

競馬をやられた方なら経験があるはずです。実は、これが意外に気持ちいい。声を出すとすっきりするんですね。みんな大声を出している中ですし、そう言う場所ですから迷惑がられる事もありません。馬券を買って大声を出してすっきりしに行くだけでも、いいと思いました。

■人間はミスをしてもよいことを思い知った

さて、先の結果をご覧になられて「あっ」と思われた方は、競馬をよくご覧になられている方です。特に、11レース。

まず、5レースなのですが、7番 サクラトップクインは人気があった馬であったのにも関わらず「大差」となっています。レース中に体調を崩して、そのまま何とか歩いてゴールをしていました。観客席から敢闘の拍手はありましたが、はじめて競馬場で観戦した最初のレースで投票した馬がこうなってしまい少し凹みます。アスリートのケガというのは、見ていてたまらないものです。

そして、11レースの南部杯。勝ちに行くための馬券とともに、岩手から遠征してきた13番のロックハンドスター(※1)に100円ながらも応援をこめて複勝で投票していました。また、今日の南部杯は岩手県応援企画も兼ねていて、場内では数多くの物産展が催されていました。

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確かに僕はしっかりとこのレースを勝っている。しかし、同時に自分が投票した馬が目の前でケガ(※2)をして、そして予後不良…安楽死という悲しい結果になってしまいました。おそらく、地元で多くのバックアップを受け…それも震災の年ですからいつも以上だったはずです、そんな中で東京に馳せ参じてきた結果がこれというのは、あまりにも残酷です。

人間はどうでしょうか。どんな大失敗をしても、命を取られる事はそうはありません。しかし、競走馬はケガをしてしまうと、命を失うことは決して珍しくはないのだそうです。競馬に詳しくなかった時代でも、有名な馬がケガをしてしまい予後不良になってしまったという話は耳にしていました。彼ら・彼女らは命がけで走っている中で、人間はどれほど魂をこめてがんばっているのか。この一件が帰りの電車で頭から離れませんでした。

そう思うと、人間である自分はもっと果敢に挑戦しなければと気持ちを新たにする機会にもなりました。

■楽しみつつ 馬の活躍に想いを馳せる

競馬がどうして馬そのものに想いを馳せる人が多いのか、少しわかった気がします。人間以上に優勝劣敗が厳しくとも、様々な出来事が裏側にあるのではと1日で感じられるくらい、奥深い何かがあるのだなということです。これでは詳しい方にはまだまだ浅はかだと言われかねませんが、そう感じるから興味が沸いてきたことは事実です。

今は大学院があるのでハマる事はぐっと我慢しますが、これは何も無いとのめり込んでしまいそうです。ソフトウェア開発者ということもあり、ハマれば予想用ツールを自作するのは目に見えていますし、競馬場にも毎週のように通うでしょう。

また、時間が出来るか、大きな声を出してすっきりしたい時に、足を運ぼうと思います。楽しかった!どうもありがとう。

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■写真もどうぞ – Flickr: koemu stuff tagged with 2011年第4回東京競馬第3日

※1 岩手の星(Rock=岩, Hand=手, Star=星)、という意味なのでしょうか。

※2 パトロールカメラを見ていましたら、どうも芝生とダートの継ぎ目でケガをしているように見えました。芝生になれていなかったのでしょうか。

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