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3月5日

もうPCは台湾のメーカーでいいでしょう

実家のデスクトップPCが弟に占領されてしまい母が作業できないと困っていたため、母用に新しくノートPCを購入しました。それが、これ。

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台湾メーカー、AcerのAspire 5740です。コンピュータに慣れ親しんでいる方なら、自作PCやネットブックでおなじみのメーカーですが、それ以外の普通の人にとってはまだまだマイナーなメーカーではあります。しかし、僕はこれで十分だと思ってビックカメラで選んだのであります。

■日本メーカーと何が違うのか

値段。以上。

と書いたら元も子もないのですが、でも実際そうですよね。Core i3にOfficeつきで8万円程度なのですが、同じような日本のメーカーのPCを見ると12万円程度です。背景として、広告宣伝費やコンタクトセンターの人件費等、コンピュータを取り巻くその他の部分にお金がかかっているように思います。この4万円の差でよりハイグレードな周辺機器を買うこともできます。

でも、PCの中身はほとんど、いや、ひょっとしたら一緒かもしれません。AcerやASUSは、中身のマザーボードやOEM製造のメーカーとしてその地位を高めてきたのですから。安かろう、悪かろう、なんてのはお門違いもいいところなのであります。

■どういった条件で選択するといいか

ただ、誰にだって選択してもらえるものではないのは確か。僕が思うにこういう感じでしょうか。

  • 持ち運びはあまりせずに家庭内で使うデスクトップの代替として使う
  • ハイエンドなアプリケーション(重たいゲームのプレー等)は使わない
  • テレビチューナーや日本ならではの多機能さはあまり求めない
  • 自力で面倒を見られるかお願いできる人が身近にいる

面倒を見る部分をのぞけば、多くの人が該当するのではないのでしょうか。もちろん、それはこの製品ばかりではなく、どの製品にも想定された利用用途がありますから、それを読み取ることは大切だと思います。倍以上の値段がするPanasonic の Let’s note は軽さや電池持ちで他を凌駕しているわけですし、同じく倍以上するMacは「持つことの歓び」を与えてくれる際立った存在です。ちなみに僕はMacBook Proです。

■用途重要!

弟に聞いたところによると、某芸能人が「一番高い物をくれ!は言ってはいけない。」と話していたそうですが、僕も同感です。高い物が、最高の物でないことを示す、良い例であります。


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1月27日

マネジメントの勉強はしたけどまとめきれない時に読む本

チームをマネジメントするために、技術的な側面よりも心の側面に焦点を当てた本が出版されました。

村田祐造氏 著『チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている

■チームをまとめるのは難しい

大なり小なり、チームを持った人が必ず悩むこと。それは「まとめること」そのものであります。言ったことは伝わらない、勝手なことをする人がいる、そしてバラバラになってしまう。

僕も、ずっとこの悩みを持ち続けています。だからといって一人でやってしまえばその仕事は終わるかもしれませんが、いっこうに自分の仕事の領域を抜け出すことはできません。小さいまんまで終わってしまうんですね。これはとても悲しい。でもどうにかしたい。

■タグラグビーを通じた出会い

昨年の秋ですが、CLA主催の『体験型チームビルディングセミナー』で、先に紹介した本の著者である村田さん(ムラタぐさん)の講義を聴講する機会に恵まれました。

セミナー内でタグラグビーをプレイします。タグラグビーは、ラグビーからケガをする危険のあるプレーをのぞき、老若男女誰でもが楽しめるルールにアレンジしたラグビーです。しかし、ラグビーの本質であるチームでプレーすると言う部分は生きており、ワンマンプレーでは本当の勝利にたどり着けない仕組みになっています。最近流行している、団体戦がなく一人でプレーするスポーツとは趣を異にします。

そこで、強く学んだこと。それは『感謝』の心を持つこと。悪いことがあったとしても、いつかは日々自然にできるように。そうすることで、自然に相手を受け入れられるようになり、チームが一体となっていくきっかけをつかめるということです。

■挑戦はいきなりはできない

ムラタぐさんは、モティベーションの状態を「フロー(+の状態)」「ノンフロー(−の状態)」として分けて解説されています。今まで、モティベーションをあげるために無理矢理「いける!」なんてやることを強要された経験を持たれている方もいると思います。それとはまた違った、今ある自分の能力・背景の受け入れ方について解説されています。やり方は違いますが、NLPで受けたアプローチに似ているなと思い出しました。

その感謝から始まり、それを取り巻く自分の内面の次のレイヤー(詳細はぜひ本で!)が成り立ち、初めて自分の外側に出てくる「挑戦」に結びつく、と言うロジックになっています。それを通じて、周囲に慮る気持ちが自分の中に育っていきます。

自分が起点なのですが、今までの自己啓発本と違って最後まで自分にとどまるのではなく、周囲に対してプラスのエネルギーがあふれる自分になるためにどうするのか、という観点が特筆できるポイントです。

■実践方法はやると結構恥ずかしい

私はセミナーを通じて、本に書かれている実践方法を実際に体験したのですが、これを実際にやるのは結構恥ずかしいです!でも、会社でやってみましたらなかなかイケてました。まずは「傾聴!」のサインからいかがでしょうか。ここで、一人一人が話し手に傾聴していないことから気づくはずです(※1)。

また、個人でできるものはチームでやるものよりもやりやすいので、一人で笑ってしまうこともあると思いますが、お試しください。気持ちが少しずつ変わってくるはずです。

■こういう人が読むといいんじゃなかろうか

となりますと、

  • 会社である程度結果が認められてポジションがどんどん良くなっている…けど、チームを今ひとつまとめきれなくて困っている人。
  • 会社になんか許せない奴がいる。
  • チームで挑戦するために今ひとつ覚悟を決められない。

この3点でしょうか。僕にとっては、以前のセミナーの復習のための教科書として活用しています。

ビジネス系の本全般に言えることですが、実践を推奨している手法をいきなり全部やるとつぶれてしまいます。特に、セミナー等で実践方法を直に学んでいないと、かなりの確率で挫折します。ですので、自分ができそうだ、これはやってみたいと言うモティベーションになれるものから、はじめてみてはいかがでしょうか。

あと、タグラグビーは本で書かれているチームワークを直に学べる機会ですので、イベントを通じて汗を流しながらマネジメントについて考え直すのもとても良い時間になるはずです。ムラタぐさんが経営されている『スマイルワークス』さんでも主催されていらっしゃいます。

一人では生きられない、というのは言葉ではわかります。でも、中身として理解を深めるのは一生かけても難しい、人生の課題です。そのヒントをつかむきっかけとして、読まれてみてはいかがでしょうか。

※1: 傾聴していると、ミーティングも早くかつ効率的に進むんじゃないかと感じました。


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5月23日

今月買った本 – 折れない新人の育て方だって

こえむ Read on

今日はADな仕事をしていました。といっても、本物のADさんが聞いたら笑ってしまうレベルの簡単なお仕事なのですが、それでもこの仕事に必要な『気遣い』の水準は高いな!という事を実感したのでありました。

後輩への気遣い

さて、気遣いというと、社会人にとってより一般的なのは社員同士のあれこれです。同僚や先輩はもちろん、後輩という自分・会社・ひいてはその業界すべての今後に関わる気遣いがあります。

しかし、僕はこれまでの社会人経験の中で、かつての年功序列の世界のように先輩から後輩へ様々な形で継承をされていく世界を知りません。しかし、後輩は次々と入ってきてしまい、さてどう接する事がよいものかと悩むことしばしであります。私に近い年代の方でも、同じような経験をされた方がいらっしゃるかと思います。

そんな我々に対する助け舟、それがこの本「折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)」です。

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いやー、センセーショナルなタイトルと、まるで新人の素質が悪いんだからってって同情を誘うようなタイトルです。しかし、内容は真逆であります。「先輩であるお前らが変われ」というメッセージが強く伝わる内容です。

僕は、実務の仕事を持ちつつもマネジメントに携わらなくてはならないという、この本に出てくる想定読者の一人になってしまっています。こうなると、自分の仕事で手一杯で自分以外の人に少しの優しさも出せない、そうなりがちです。この状態は最悪であり、後輩はおろか同僚、はては先輩・上司から見放され、結果も出し努力も続けているのに居場所がなくなるという悲しい状況になりかねません。

それでも、人に対して優しさを、そして後輩に対する指導を行うために、まずは「言い方」から変えていく事から始まっています。続いて、体験の継承、可能性の把握、そして自分たち自身の方向性を改めて捕らえる、と展開されていきます。

この本のゾーンはビジネスのノウハウ本ではありますが、読んだら気持ちよくなってルンルン気分になるようなものでは決してなく、より努力を行う事を求められる…しかしよりよい結果に近づきやすくなる行動をとるきっかけをつかむ事ができる本であるかと考えています。

1ページ読むのに最も時間がかかる本は?

僕の中で、1ページ読むのに最も時間がかかるのは「写真集」です。

写真の技術は去ることながら、構図、撮った人の意図、そして写真集の流れを感じ取ろうとすると、下手な小説より多大なエネルギーを使って読み進める必要があるのです。

では、今月買った写真集をご紹介します。

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団地の子どもたち 今蘇る、昭和30・40年代の記憶
昭和の東京
ナショナル ジオグラフィック 傑作写真集 地球の瞬間 (ナショナルジオグラフィック傑作写真集)
ブルーデイブック―誰でも落ち込む日がある。

まず、団地の子供たちから。僕も団地の写真を撮ったりしているのですが、この写真が持っている写真は、エネルギーが違います。写真から歓声が聞こえてきそうな、そんな力があります。団地にいても、最近は僕らの小さい頃と違って歓声が小さくなったなと感じていたものですから、余計なのかもしれません。

一番好きなショットはですね、目次。玄関のドアから、ひょこっと笑顔で顔を覗かせるこのまなざしが、とてもきれいです。そして、自分なら、今、ここにいる団地の写真、現在の団地をどう撮ろうかと思案しているところであります。

続いて、昭和の東京。東京の街をどう取るかという構図が参考になります。

あと、有名なナショナルジオグラフィックからの写真。こいつは、なかなか踏み込めない土地で繰り広げられる、僕らがまだ見ないものを伝えてくれます。いつか撮ってみたいですね。

最後は、絵本っぽいんですが写真集です。写真集に「流れ」がある事を教えてくれる本です。内容も、楽しいですよ!

フィルムはシビアだ

今日はAD仕事のついでに写真を撮っていました。カメラ自体に慣れはいたつもりですが、フィルムという一発勝負、かつ今すぐ結果がわからない、そんな道具に翻弄されてしまった感がありました。現像、どうあがってくるんだろうなーと心配であります。

ちなみに、室内撮影もあったので増感もし、かつDVDに落としてもらうので1週間時間がかかるそうです。デジタルばかり使っていた自分にとって、ちょっと衝撃的な所要時間であるのでした。


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4月26日

Canonのいろいろなレンズを試してみた

昨日はすごい雨。空の下を歩きながら写真を撮ろうかと思っていたのですが、さすがに無理。

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そこで、この日は品川にあるCanonの本社 ショウルーム(Canon S Tower)へ行くことにしました。

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品川駅から歩いて数分。交通の便がとてもよい立地にあります。

このショウルーム、さすがショウルームというだけあり販売されているほぼすべての機材を試すことができます。それも、レンズですと自分が使っているカメラに実際に装着して使い勝手を知ることができるのです。

さて、今回試したのは次の機材です。

ずいぶん多いです。

ドデカ ズームレンズを試す

まず、望遠ズームレンズ。今持っているSIGMA 55-200mm F4.5-5.6 DCは軽くてなかなかがんばってくれているのですが、フォーカスが遅かったりレンズ自体の明るさを稼げないという力不足な所を感じはめているところです。先日、標準ズームレンズとボディをグレードアップしたのを機に、こちらもグレードアップできればと考えてみようということでのテストになります。

IMG_1992 EF 70-200mm F4L IS USM

IMG_2009 EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

おお、どちらもすばらしい。開放でもF4程度なので決して明るいレンズではないのですが、手振れ補正があるのでそれほどぶれることはありません。そして、背景のぼけ方がすごい。ただ、100-400mmは70-200mmほどボケはきれいでないかもしれません、たぶん設計の余裕度が違うのでしょう。しかし、入門用のレンズとはまったく比べ物にならない水準であることはよくわかりました。

正直なところ、僕にとってはレンズの性能そのものよりも、いかに扱いやすいかが重要な気がしてきました。そうなると、重くて腕が痛くなるが自由度の高い100-400mmにするか、腕は痛くならないけど超望遠をあきらめることになる70-200mmにするかは、ちょっと悩むところです。また、すごい存在感(東京モーターショウにいそうなカメラマンみたいな感じ…)なのもちょっとな?、という感じです。

ま、その前にこれを買える位(前者 15万、後者 25万が定価)稼いでから改めて悩むことといたします。

アオリ撮影の世界に入る

それよりも、予定に入れてなかったのですが試したレンズがあります。TS-Eレンズです。こいつは、アオリ撮影と呼ばれる中版カメラで用いられるちょっと特殊な技法が使えるレンズです。たとえば、建物とかを歪ませずに撮ることができる、不思議な機能があります(更なる説明は「わが愛機:Canon EOS-1Ds_Mark2」が詳しいです)。

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実際撮ると、こんな感じです。この写真ですと、普通のレンズでは不可能な、真ん中だけに焦点を合わせてほかをぼかす、そんな仕上がりになっています。TS-Eレンズを使えば、写真の撮り方がさらに奥深く楽しむことができそうです。ただ、どのような操作をするとどうなるのか、そしてどう仕上げたいのか、一度きちんと勉強しないと扱いきれなさそうな代物であることも事実です。

望遠レンズとはまったく違う用途のレンズですが、写真の幅を広げることを考えると、正直TS-Eレンズのほうにより魅力を感じているところです。

単焦点が主ならフォーカシングスクリーンを変える

最後に、フォーカシングスクリーンのテストです。通常ついているフォーカシングスクリーン(ファインダーを覗いた時に絵が見える部分)はピントの山・谷がちょっとわかりづらいのです。しかし、こいつに換装するとなんと山・谷がくっきりになる、という触れ込みのものです。

なんと、これを展示品のEOS 50Dにわざわざ交換して組み込んでいただきました。

実際にEF 50mm F1.4をくっつけて覗いて見ると、山・谷が本当にくっきりわかります。ああ、単焦点使ってるぜ俺!って感じが出ます。面白い!

ただ、普段使うズームレンズであるEF 24-105mm F4L IS USMをくっつけると、なんとファインダーが暗くなってしまって使いづらくなりました(マニュアルにその注意書きはあります、念のため。)。ズームレンズの利便性を落としかねないので、使うべきかなんとも悩ましい道具であることは間違いなさそうです。

キヤノンのショウルームはすごく丁寧

今回、印象に残ったのが、ショウルームにいる方々がとても積極的なことです。簡単に言うと「どんどん試していってください!」感が出てるのです。こちらから「いや、もう十分、おなかいっぱい。」となるまで試せます。機材自体もほぼすべて揃っているので(銀座には未発売のものもあるそうです)、買う前に調べやすい環境が整っています。

Web上にたくさんのインプレッション(「EOS-D-SLR.net[EOS Digital一眼レフネット]」が特に詳しい)がありますが、やはり百聞は一見に如かず。見て、聞いて、触るといろいろわかってきます。

また、しっかり説明もしていただけます。実際、TS-Eレンズを使うときにいろいろ教わりながら撮っていました。正直、自分のレベルはまだまだだなーと思った次第です。

ひとつ気をつけなければならないのは、日曜・祝日はお休みです。平日に仕事がある方は、土曜日に行かれてみてください。

後は散策

その後は、ショウルーム内で行われていた展覧会を見た後、雨の街へちょっと繰り出しました。

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雨の都心は、ちょっと幻想的です。ただ、カメラを壊さないよう水滴の処置には気をつけないといけなさそうです。

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一眼レフカメラは、そのカメラの性能はさることながら、レンズをチョイスする楽しみがあるのだなと改めて実感した日となったのでありました。


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12月16日

一風変わった速読本が出版されます

速読といいますと『フォトリーディング』をはじめとした、いかに「速く読むか」に重点を置いた本・講義が広まっています。
この時間が限られたご時勢、速く読めるのに越したことはありません。ビジネス書や技術書など、知識を蓄えることに重きを置いたものならなおさらです。しかし、小説をはじめとした「じっくり味わう」本は、それではちょっと寂しい気がしませんか。映画やテレビと違って、自分でそのシーンを味わう時間をコントロールすることができる楽しみがあると僕は思っています。

さて、そんな速読の世界にちょっと変わった本が出版されます。

1日集中! 速読力トレーニング

2年前に速読の講義をはじめて受け、その後も何かとお世話になっている今村さんが書かれました。
※その時のレポートはこちら…『速読術講座

この本は、テクニカルな部分で速度を上げることはあまりせず、姿勢や目線をはじめとした「基礎的」な部分を中心に改善することで根本的に読む速度を上げていこう、という考えを基に書かれています。ですので、私がはじめて読んだ時は「これはスポーツの教練本!?」と感じてしまうくらいでした。
それを裏付けるのが、図解やチェックシートの多さです。まるでスキーの教練本のように、姿勢をマネしつつチェックポイントを網羅しているか確認していくのです。

最初、自分の”適当”な姿勢に気づき落ち込むことでしょう… orz
それに懲りず、彼の解説を元に練習を進めていくと、次第に楽に本が読めるようになってくるはずです。これは、速く読めることもそうですが、一度に取り込める情報量が徐々に増えてくることでもあります。

厚みも並みのスポーツ教練本くらい(200ページ)ですので、ささっと読めると思います。
練習後はビジネス書をガッツリ読みつつ、小説を読みながら想いを馳せるのもまた粋ではないでしょうか。

※献本どうもありがとうございました。初めての献本でした。


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