2002年神無月の編集後記


2002/10/14

「愛してほしい、この言葉には欲望が渦巻いている」
こんなニュアンスの言葉を、とある場所で読みました。

人は、自分自身が飢えている物に、愛を求めていく。
先ほどの言葉を知った後にいろいろ振り返ると、そう思うことがあります。

目の先にいる相手が「愛してほしい」と迫ってくると、心が遠ざかります。相手の言葉にある「欲」という影から、自分を守ろうとするからでしょうか。
しかし…。感動を与えてくれると、次第にその相手に惹かれていきます。それは、そのありのままの姿が、自分が求めていた「愛」なのだからでしょうか。

自分自身が感動のプレゼンターになる。
これが、人から愛されるひとつの条件なのかもしれませんね。


2002/10/06

乗鞍スカイライン。長野県と岐阜県の間ほどにある、2000メートル級の高地を走る有料道路です。
この道は、2003年より一般の車両は通行できなくなります。ということで、最後の機会を逃すべく、一人で行ってまいりました。

ABSきかせてみたり、フロントバンパー擦ってみたりなど、コワーイ思いをしながらも、朝3時半過ぎに長野側ゲートに到着。
たまたま待っていた場所が良かったせいか、きれいな朝日を見ることができました。
朝になると、この世のものとは思えない、まるで天国へ近づいたような不思議な風景が目の前に広がります。
怖い思いをしてでも来る価値がある場所ですね。単車だともっと怖そう…(でもいいなー)。

ほんの少し後悔してるのは、もうちょっと良く見てきて、写真も撮っておくんだったな、ってことです。
でもです、見るのは来年でもできます。走れるのは、今年が最初で最後。来年からは無理です。
乗鞍を走って来よう、この目的は十分に達成したと思っています。だから上等です。ハイ。

エコーラインより朝陽を望む。あと少しでゲート





[2002-10.html 2002年10月14日更新]


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