2004年長月の編集後記


2004/09/11

久々のお休みももうすぐ終わり。今は福岡発成田行きの飛行機の中です。
最後の最後になって、天気は晴れ。飛行機は何事もなく離陸して、今は高度10,000mの上空です。マシュマロみたいな雲がいっぱい浮いていて、もし上に立てるならどんなに気持ちいいのか、考えてしまいます。

野球は今週のストは回避された模様です。
選手会側は古田選手が東奔西走、端で見ている自分たちにもその行動力に圧倒されるばかりです。しかし、なぜ選手会側は古田選手しか表に出てこないのでしょうか。他の選手も思うことはいっぱいあるはずなのに、なぜ一緒に野球機構と交渉しないのでしょう。
選手は「野球だけしていればいい」時代は、まもなく終わると僕は考えています。いや、古田選手がここまで動いている姿を見れば、もう終わっているかもしれません。
プロ野球をどうしていきたいか、その方向性を定めるのはすでに経営者だけの責任で行うものではなく、選手と経営者がまさに今のように知恵を出し合って決めていく時代になったと僕は考えます。

これは会社、いや、身の回りすべてにも同じ変化が起きています。
多くの人が所属している「会社」「学校」…、そして「国」。すべてに言えます。
「社員だから」ということで、会社の方向性についての責任を社長へ押しつけていませんか。権利ばかり主張して、会社への貢献を怠っていませんか。与えられた仕事のみこなして、明日のプランをたてることををおざなりにしていませんか。
これからの時代、組織を作るのはリーダーだけではなく、メンバー一人一人がリーダーと共にあらゆる視点から知恵を振り絞って、自分たちの組織にとって適切な方向性を定めなければならないのです。
さもなければ、この速度が速い時代に、自分たちもろとも取り残されてしまいかねません。
どんなに優秀なリーダーがいても、どんなにパフォーマンスが高いメンバーがいても、いるだけではもうダメです。

ひょっとしたら、後世、21世紀前半は明治維新につぐ大きな革命の時代と言われているかもしれません。
そのとき、後世の人たちは僕らのことをどう見るのでしょうか。そして、僕らは今、誰に対しても誇りを持てる姿にあるのでしょうか。


2004/09/05

いきなり、それも2日前にお休みがとれました。来週1週間、首都圏から離れます。
早速、土曜日の夜から大阪へ。
いつもは飛行機の中でこのページの原稿を書きますが、その日はあいにく天候が悪く、機体はまるでジェットコースターのように揺れ、とても書ける状態ではなかったので、今日になっています。

今回のお休みは、まるで戦争に行った兵士が休暇で一時帰国するような、そんな感じで過ごしています。
10代の時のように、今考えれば優雅な生活を、ほんの少しだけ味わってます。

話は変わり…
今日の19時頃、大きくてそれも長い地震がありました。ああ、今もまたすんごく、それも酔うくらい長い周期揺れています(23:58)。
夕方にもすごい夕立があって、阪神・巨人戦が中止になりました。
明日の夜は福岡に行く予定ですが、その福岡には台風がやってくるようです。
なんか、天災まで持ってかえってきているようで、何となく心苦しいです(苦笑)。





[2004-09.html 2004年09月30日更新]


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