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CATVインターネット導入前に

導入する以上、失敗しないようにしたいものです。

まず、一通りCATV局のサイトを見て調査しましょう

まず、自分が契約することになるCATV局のサイトを一通り見てみましょう。
そこで、以下の項目をチェックしましょう。CATV局のサイトにこれらの情報がない場合は、メールや電話で聞いてみるのもよいでしょう。
  • 本当に自分の家はCATVインターネットのサービスエリア内なのか。
  • CATV局から自宅までの回線速度はいくらなのか。
  • CATV局から外部までの回線速度はいくらなのか。
  • CATVインターネットに加入しているユーザ数はいくらなのか。
  • 月謝はいくらなのか。
  • 工事費はいくらなのか。
  • 申し込みから工事開始、そして開通までいつまで待てばいいのか
  • マンションなどの集合住宅: 自分の家にCATVが引けるのか。
  • PCが複数台ある場合: 複数台つなげても大丈夫なのか、できる場合何台までなのか。
  • ネットゲーム等をする場合: IPはグローバルIPなのか。
  • サーバ運用を行う場合: IPを固定できる契約は可能なのか。
  • Webサイトを立ち上げる場合: 容量とCGI利用の可否。
これらの項目については、今から説明します。
  まずはチラシをチェック!

重要:回線速度について

たいていの方は「CATV局から自宅まで」の速度についてかなり関心をもたれているようです。もちろん、ISDNやアナログ回線とは桁違いの速度ですので、注目するのは当然のことかもしれません。
しかし、「CATV局から外部」までの回線速度、「加入している世帯数はいくらなのか」という所を見逃している人が多いように思えます。
いくら局から自宅までが速くても、ユーザ数の割に局から外部の回線が細くては混雑してしまい、高速回線の効果を享受できません。自宅までの回線が下手に速いよりも、自宅までの回線が多少細くてもユーザ数に見合ったバックボーンがきちんと整備されている場合のほうが、速い場合もあります。
さらに、サーバを立ち上げようと思っている方は、ダウンロードとアップロードの速度比も考慮してください。たいてい速度は対称ではなく、ダウンロード:アップロードが2:1、または4:1となっている場合があります。

次に、実際必要と思われる回線速度の計算については、求めているレベルに応じて行ってください。
参考までに、私は契約する速度を30〜50人で共有するという計算を行っています。実際もこの計算で十分満足できる品質を得ています。なぜここまで甘めの予測でも大丈夫なのでしょうか。それは、回線が常時つながっている事から使う時間帯も皆まちまち、かつ誰もがヘビーに使わない、という事から言えるのではないのでしょうか。
もし、自分の自宅がADSLやFTTHなどのエリアの場合は、それもあわせて検討されるのもよいかと思います。場合によっては、敷設を見合わせるのも考慮されたほうがいいかもしれません。
  少なくてもISDNより速くなくっちゃ

工事費について

まず、一軒家の方は、工事を行う際には注意が必要です。
すでに家にケーブルテレビの同軸ケーブルを引いている場合は、局のサイト上に書いてある数字を信用してもよいかと思います。
しかし、線を引いておらず、電柱から改めて引く必要がある場合は、サイト上に書いてある数字の倍以上の額を取られることもあるかもしれません。
集合住宅の場合はよくわかりませんが、別途費用が発生する可能性も考慮しておいた方がいいかもしれません。そして、自宅に引けることもあらかじめ確認してください。
何がともあれ、この辺はちゃんとCATV局ときちんと話をつけておくべきです。
  実はISDN敷設時より安く済んだ

工事までの待ち時間について

私がCATVインターネットを引いた時は、工事まで2〜4週間待ちという状況でした。下手するとこれより長く待たされるところがあるかもしれません。
あと、工事の打ち合わせの電話が工事担当者からかかってくる場合があります。この電話でまともに打ち合わせできなかった(例えば留守など)場合、最悪工事の日が延びます
工事までは、余裕を持ってスケジュールを立てておくべきです。
 

PCを複数台つなげる方へ

PCが何台つなげるかは、CATV局によってまちまちです。
あるところでは「〜台まで」、または「1台追加につき何円」、またはルーターなどを使って1つのIPを複数のマシンで共有するという形を取るようなところもあります。
なお、私が契約しているCATV296では、2001年1月現在特に制限を設けていません。これは珍しい事例です。
このようなことから、各局まちまちですので、ちゃんと確認を取っておきましょう。
 

IPアドレスについて

ネットゲームをする方は、IPアドレスに「グローバルIP」が利用できるかの確認を取ってください。「プライベートIP」ですと、一部のネットゲームが利用できない場合があります。(「グローバルIP」「プライベートIP」についての説明は省略します)
そして、自宅にサーバを立ち上げたいという考えを持っている方は、IPアドレスが固定できるか、できる場合はいくら追加料金が必要なのかもチェックしておくべきです。あと、局に迷惑をかけないために、きちんとセキュリティー対策をとっておきましょう。(一応、DHCPでもうまくやれば自宅サーバは動くのですが、別途解説します)
 

Webサイトを立ち上げる方へ

自宅サーバではなく、CATV局が提供するサーバスペースに自分のサイトを構築する方への注意です。
まず、何MBまで利用できるのか、CGI/SSI/Telnetなどは許可されているのか、なども確認しておいてください。
この辺は普通のプロバイダと変わりない点ですので、あまり戸惑うことはないはずです。
 

ユーザの生の声も聞く

できることなら、ユーザの生の声も聞いてみましょう
ユーザ同士が集まっているサイトが、どの局もたいてい1ヶ所以上あります。そのようなサイトで、実際の状況などについての情報を収集しておくと、より濃い情報が集まってきます。
私が契約しているCATV296にも、このようなサイトを主宰していらっしゃる方がいます。
探す場合は、その局の「ユーザのサイトへのリンク」や、検索エンジンなどを利用してみてください。
 






[before.html 2001年03月06日更新]


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