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FM00037: VB6ランタイムについて

[作成:2000/07/14 ・ 更新:2000/10/18]



この説明の対象となるバージョン

Font Manager Ver.1.11以降


情報の詳細

Font Managerのセットアップに添付されている、Visual Basic 6.0 のランタイム(VB6ランタイム)のバージョンについての解説です。


説明

添付されているVB6ランタイムは、そのバージョンをコンパイルしたときに使用したVisual BasicのService Pack(SP)の適用(インストール)状態により、違ってきます。
基本的に、SPなしの状態が一番古いランタイムファイルで、SPが1,2...とあがるにつれて、新しいランタイムとなります。
Font Manager Ver.1.11以降に添付されているVB6ランタイムのSP適用状態は、以下の通りです。
VB6のSPの状態セットアップに添付されているバージョン
未適用ありません
Service Pack 1 (SP1)Ver.1.11, Ver.1.12, Ver.1.20
Service Pack 2 (SP2)Ver.1.21
Service Pack 3 (SP3)Ver.1.22, Ver.1.23, Ver.1.23a, Ver.1.23b, Ver.1.25, Ver.1.25a, Ver.1.26
Service Pack 4 (SP4)Ver.1.26a, Ver.1.27


補足

ランタイムは、新しいものになればなるほど(SPの数字が大きくなればなるほど)、Microsoftによってバグ修正などの処置を施された、完成度の高いものとなります。
しかし、インストールされているランタイムのSPの適用状態よりも、新しいSPを適用した状態でコンパイルしたVB6アプリケーションを実行しようとした場合、下位互換性がよいあんばいでなく、実行ができない場合があります(例: VB6(SP3)ラインタイムがインストールされているPC上で、VB6(SP4)でコンパイルされたソフトが動かない時がある)。
そのため、ランタイムファイルは最新のSPを適用された状態のものを利用することを強くお勧めします。

Font ManagerのセットアップがインストールするVB6ランタイムファイルは、Visual Basic 6.0でコンパイルされたソフトが最低限必要とするランタイムファイルと、別途Font Managerが必要とするランタイムファイルで構成されています。
これにより、普通はFont Managerのセットアップをインストールすると、ほかでVB6で作られているだいたいのソフトもいっしょに動くようになります。
ただ、中にはインストールされたランタイムファイル以外のものも必要とするソフトがありますので、ご注意ください。

なお、Visual Basic 6.0(Visual Studio 6.0) Service Packの詳細な情報については、MicrosoftのWebサイトでご確認ください。
間違っても、Font ManagerのセットアップがVB6ランタイムファイルのすべてを持っているとか、Vectorなどで配布されている「VB6(SP?)ランタイムセット」の代わりになるとは考えないでください。








[fm00037.html 2000年10月18日更新]


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