状況が芳しくないチャリンコのブレーキを修理すべく、いつも車でお世話になっている整備士さんのところへ。
(※通常、車の整備以外やっていません。あくまで好意でやっていただいております。) どうやら、チャリンコの整備ポイントは各所にあるらしく、説明を受けながらあちこち直してもらう。特に、チェーンのテンション調整は体に対する負荷のかかり方がずいぶん変わるそうなので、よくよくみてもらった。 調整後、ブレーキの効きもよくなり、楽にこげるようになった。すばらしい。 しかし、車だけでなくチャリンコまで直してしまう技術力はすごいと思う。 御礼にタバコ3箱を渡し、帰る。 |
いい季節です。チャリンコで出かけよう、と思ったら…
なんと、1年以上も使わなかったせいか、タイヤの空気は抜け、油は切れ、そして錆まで出てき始めていた…。とりあえずタイヤに空気を入れようとしたものの、バルブまで傷んでいて空気すら入らない!ガーン。 仕方なく、この壊れたバルブを修理すべくホームセンターへ買い出しに行くことにしました。 淡々と買い物をこなし、あっという間に自宅へ帰宅。 早速バルブを交換し、空気を入れると…、空気が抜けない、ということで修理完了。あわせて、汚くなったチャリンコをマジックリンで掃除し、最後に注油。 おお、新品同様とは行かないまでも、だいぶましになった。 その後、思い立ったが吉日と言うことで、車のホイールも洗う(参考記事:2004年葉月の記事)。 最後に、近くを走って具合を調べる。 タイヤの空気は問題ないようだが、なんとブレーキ、それも後輪がぜんぜん効かないことが判明。こりゃ危ない。 後日、対策を検討することにしよう。 |
![]() 満開です、しかし花の名前がわからない… [ 1/200sec / F8.0 / 22mm / Ev+0 / ISO100 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM ] |
とうとう倒れてしまった。過労である。
自分には「過労で倒れるなんてありえないだろう」と思っていたのだが、いつの間にか(もちろん「いつの間にか」なんてありえないが)体力的・精神的にまいっていた。 なんてことだろう。 お世話になった病院の先生から「今の君に必要なのは、仕事を忘れ、好きなことをすること。」と伝えられ、その後に会社へ2週間の休暇を申請した。 いつ以来だろう、2週間もお休みをいただくのは。 休みに入る前、引継ぎをした。 引継ぎに丸1日かかってしまったことに、今まで抱えていた仕事の量を改めて思い知った。 そんな中、みんなが積極的に協力してくれたことが、とてもうれしかった。不安をだいぶ減らして休みに入れそうだ。 |
(2005/04/05)
親が「帰ってきたら?」と言う。 家にいても仕方がないし、体力も普通に動けるほどに戻り、それもせっかくの長期休暇なので行くと伝える。 それも、車で。いつか福岡まで車で帰ってみたかったから、ちょうどいい機会だ。 |
(2005/04/06)
未明に、福岡に向けて出発。 カーナビ曰く、「目的地(実家)まで1179Km、15時間以上。」と。今まで経験したことのない距離である。 改めて、福岡が遠い場所であることを、この時点ではまだ数値として実感した。 いつものとおりにエンジンをかけ、いつものとおりに稲毛海岸(必ず寄るようにしている)を通り、いつもどおり東関道へ入った。 100Km、しばらく東名を走るが、やはり体調が完全に回復していないことをひしひしと感じる。視点がボーっとするのだ。今までより頻繁に休憩を取りながら、あくまで福岡に向けて走る。走っている間、ほとんど中島美嘉のCDを聞いていた。邦楽をほとんど聞かない僕が、先日珍しく買った一枚である。 600Km、それは大阪・神戸を越えて山陽道へ入ったころ。やばくなった。目の前が2重に見え出した。一度寝たのだが、もう1回寝る。不調になったら寝る、絶対に守りたい。 1000Km、ようやく関門橋を越える。橋を見た瞬間、超・安心した。さらば本州。お前なんて嫌いだ(とりあえず)。 1179Km、実家に着いたときはもうへろへろだった。おかんに荷物の搬出を手伝ってもらった後、速攻で風呂に入って寝た。 何とか無事に着けてよかった、そう思うのが精一杯だった。そのくらい、福岡は遠かった。 休憩点: 東名・海老名SA(休憩), 東名:牧の原SA(休憩), 名神:養老SA(仮眠と朝食), 中国:西宮名塩SA(給油), 山陽:龍野西SA(昼食), 山陽:吉備SA(仮眠), 山陽:下松SA(休憩) 所要時間: 19時間(うち仮眠5時間) ※写真はない。そんな気にならないくらい、疲れてた。 |
(2005/04/07)
朝、車を見たら長距離走ったせいでベトベトになっている。特に、バンパーなんて虫がいっぱいついていて見るも無残。 車が好きな友人にコイン洗車場を案内してもらう。 帰りに運転してもらったところ、評判がよい。ブレーキとハンドリングがいいらしい。確かに、日本車とは違う感触と思う。 その後、おかんとゴルフの打ちっぱなしに行く。(おかんはレギュラーティーで80台でまわる腕前である) おかんがお世話になっている先生に久々習う。2時間で360発打ったが、仕事のせいか腰痛がじゃまをして打ちづらかった。 夜は、東京から福岡に帰った友人と、友人の車で走り回る。春の福岡は、とても気持ちがいい。ついでに、かねてからのお願いについて打ち合わせをした。その結果は、明日。 |
(2005/04/08)
昼まで寝る。久々である。 夜まで、家でボーっとしていた。微妙に退屈する。 夜は、かねてからの願いを達成すべく、友人と中洲にあるスナックへ向かう。 このお店は、友人の親戚のおじさんが開いていて、何人(確か4〜5人)かの女性スタッフの皆さん&おじさんと楽しくお話しながらキープボトルをたしなむ所である。(この日は友人の親のボトルで飲んでいた) 友人曰く、おじさんが願いをかなえてくれる(!)らしいので、早速相談。結果、とてもいいお店を紹介してくれることとなった。 最後、店を出るときに思った。女性の肌っていいな、あったかいな、って。 かねてからの願いは達成し、ついでにいろいろ教えてもらって、とても満足な一日だった。 |
(2005/04/09)
福岡では桜が満開。 風こそ強いが、とても気持ちのいい陽気。 そこで、桜の名所「愛宕神社」「西公園」へ向かう。 その後、天神の大丸で服を買う。 ちょっと不思議な色をしたシャツを見つけたので、買ってみた。今度会社にきて行くつもり。 天神は地下鉄七隈線が開通して道と交通機関がだいぶよくなったせいか、車でとても走りやすくなっていた。福岡はますます過ごしやすい都市となりそうだ。 愛宕神社には夜にも行ったので、夜桜もあわせて堪能する。 この時期にお休みがもらえて、本当によかったなと思った。普通では、こんなすごしやすい陽気の日でも、部屋の中でずっと仕事をしなければいけないから… |
![]() 昼の愛宕神社 [ 1/160sec / F8 / 55mm / Ev+0 / ISO100 ] |
![]() 夜の愛宕神社 [ 1/1.7sec / F3.5 / 18mm / Ev+1 / ISO400 ] |
![]() 昼の愛宕神社から福岡市中心を望む(かすんでる) [ 1/320sec / F8 / 24mm / Ev+0 / ISO100 ] |
![]() 夜の愛宕神社から福岡市中心を望む(すんでいる) [ 4sec / F3.5 / 22mm / Ev+1 / ISO400 ] |
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![]() 西公園 その1 [ 1/200sec / F8 / 25mm / Ev+0 / ISO100 ] |
![]() 西公園 その2 [ 1/160sec / F8 / 22mm / Ev+0 / ISO100 ] |
(2005/04/10)
親父を車で熊本に送るついでに、熊本城を見学する。 熊本城が、大変な知恵の結晶から築城されたことに驚嘆する。 その後、熊本の日航ホテルへ宿泊する。日曜日のせいかシングルで10,000円と安かった。 晩飯は日航ホテルで親父と食べる。馬刺しは想像しているより淡白な味であった。 夜、ベッドのところにある仏教の経典を読んだ。 なるほど、過去の知識と知恵はとても大切なものであり、この中から生きるヒントが得らたらよいなと考えていた。 しかし、なぜホテルには聖書などの経典が備え付けてあるのだろうか? |
![]() 雨の熊本城 [ 1/100sec / F6.3 / 18mm / Ev+0 / ISO100 ] |
(2005/04/11)
そのまま福岡へ戻るのもなんなので、阿蘇へ立ち寄る。 日本ではなかなか見られない壮大な風景が見られる、はずなのだが、折からの悪天候で霧が立ち込めており、風景があまり見られずがっかり。 続いて、九重のやまなみハイウェイを経由して湯布院温泉へ行く。地元の人に300円ではいられる「蛙の湯」という所があると聞く。 早速出向いたところ、そこには本当に「温泉」しかなかった。それも、源泉掛け流しだけあって、風呂が超・熱い。お店の指示で水を入れた後、一人でたっぷり堪能した。(家族風呂もある、というかこちらがメイン) その夜、福岡に戻った後、友人の誘いで友人の親戚のスナックで飲んでいた。 そこでは、あらゆることが話題になった。 今までのこと、今のこと、これからのこと。 あの人のこと、会社のこと、人付き合いのこと。 先日の結果報告。 話題のネタとしては、ごくありふれたものかもしれない。 しかし、まじめに、それは誰よりも、すべてにおいて、あきれるほどの真剣さで話していたと思う。 聞いてるほうが恥ずかしくなるね、たぶん。 うちの友人たちは、僕の言うことに「違うね!」と言う奴ばかり。 この日もそう。お酒が入っているせいで、普段に増してボルテージも高く、いつも以上である。 もちろん、違うねと言った以上、自分の意見を返してくる。みんな、僕が見てないもの、見えないものをたくさん見ているのだろう。 夜8時から飲んでいると言うのに、いつの間にか2:30になっていた。 いい時間であるし、友人は明日仕事と言う(当然である!)。彼には這ってでも会社に行ってもらうことにして、打ち上げとした。 福岡は家と中心が近い。深夜だと言うのにタクシーで2,000円あまりで帰ることができる。東京では考えられない。何をするにしても、過ごしやすい街だ。 お店にもボトルキープしておいた。また来られるように… |
![]() 阿蘇山頂 火山ガスに注意 [ 1/320sec / F8 / 18mm / Ev+0 / ISO100 ] |
![]() 蛙の湯 これぞ温泉 [ 1/25sec / F8 / 18mm / Ev+0 / ISO400 ] |
(2005/04/12)
今日、帰ることにした。 今回は珍しく、ほとんど予定を立てずに行動した。帰ると決めたのも2日前。理由も「帰る頃だろう」となんとなく思ったからである。 「ごきげんよう」を見た後、おかんに見送られて家を出る。 帰りはなんと体が軽いこと、疲れが取れている証だろう。道も順調。行きと同じ距離を軽快に走り抜けていく。 ただ、気が重い。正直なところ「帰りたくないな」と思っていたからである。 実家にいればいろいろな面で楽だし、福岡は生活しやすいし、なにより恐ろしいくらいに忙しい世界から離れることができるからだ。 関門橋を超えて本州に入ったとたん、そう考えていた。 しかし、帰ってきている今になって考えると、このままいてしまうと本当に帰らなくなりそうだから、1週間で帰る決断をしたのはある意味でいいタイミングだったのかもしれない。 その後もきわめて順調に走る。途中、西宮名塩SAで晩飯を食べながら阪神戦を見て応援している(それも周りに集まって)くらいの余裕があった。 ※そのため、写真も多い。 CDも休憩するたびに交換している。 帰りも距離や時間こそかかっているものの、頭の中ではあっという間。 そして首都高速に入り、目の前に六本木ヒルズ(3号渋谷線のある区間で見える)が見えたとき、何か心の中で覚悟を決めていたように思う。 家までもうすぐだ。 休憩点: 関門橋:めかりPA(休憩), 山陽:小谷SA(休憩), 山陽:吉備SA(休憩), 中国:西宮名塩SA(給油と夕食), 名神:多賀SA(休憩), 東名:浜名湖SA(休憩), 東名:富士川SA(休憩) 所要時間: 14時間 |
![]() 関門橋(めかりPA) 14:45頃 九州ともお別れ [ 1/1000sec / F8 / 18mm / Ev+0 / ISO400 ] |
![]() 小谷SA 17:15頃 [ 1/50sec / F8 / 42mm / Ev+0 / ISO100 ] |
![]() 吉備SA 18:30頃 ももの絵が目印 [ 1/10sec / F3.5 / 22mm / Ev+0 / ISO400 ] |
![]() 西宮名塩SA 20:15頃 阪神戦を流していました [ 1/13sec / F3.5 / 18mm / Ev+1/3 / ISO400 ] |
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![]() 多賀SA 22:00頃 [ 1/20sec / F3.5 / 18mm / Ev+1/3 / ISO400 ] |
![]() 浜名湖SA 0:00頃 次の日になっています [ 1/8sec / F5.6 / 55mm / Ev+1/3 / ISO400 ] |
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![]() 富士川SA 1:30頃 [ 1/4sec / F4 / 27mm / Ev+1/3 / ISO400 ] |
![]() 地図で見るとその距離に驚く [ 1/8sec / F5.4 / 6mm / ISO120 / F901iC ] |
(2005/03/13)
未明に、家に到着した。 飛行機などの高速に移動できる交通機関を使わずに、こんな長距離を時間をかけて旅するのも、一生のうちに一度は経験できるといいかもしれない。 忙しい自分(こんな方は少なくないはず)にとって、時間を多く使うことが、何と贅沢で貴重なことであることか。 それに、旅の途中の一つ一つの思いや経験がじっくり消化できる時間がある。 酒と仕事は、ぶっ倒れるまでする。 そして、その後はゆっくりと休む。 そうしてはじめて、自分の限界を知ることができるのかもしれない。 今回の総走行距離 2,865Km |
[蛇足]
東京〜福岡間を高速道路で走るにあたって。 まず、山陽道は「日中」走ることをお勧めします。中国地方の高速道路は「山間部を走るためくねくね曲がっていたりトンネルが多く」かつ「西側は道が荒れており」そして「車が少なく夜になると暗い」ため、東名・名神の夜間走行に比べて危なく走りづらい道です。 次に、夜の東名・名神は普段以上の集中力で走ること。これは、この区間ではトラックが多く、普段経験しないような「ヒヤッ」とする場面が必ずあります。特に、乗用車だとトラックに囲まれるだけで緊張します。事故ったらと考えると、おそらくひとたまりもありません。 3つ目に、多くのトラックは90Km/hのスピードリミッターがついています。高速道路ではほぼずっとトラックと併走することになりますので、トラックを追い越す際はこのことを必ず考慮に入れてください。間違っても煽ったりしないように。それに、相手はプロです。 4つ目に、自分が「疲れた」と思ったら、直ちに次のSA/PAにて休憩すること。決して走り続けてはいけません。先は長いです。 最後に、慣れたドライバーが、それもできれば2人以上で交代して走ってください。今回、僕は一人で走ったため、特に往路では結構辛いものがありました。もし一人で走るなら、充分経験を積んだ上で挑んでください。何せ、この距離は夜行バス(西鉄の「はかた号」)の運転手さんでも、2人で交代して運転する区間なのです。 福岡の地下鉄。 改めて乗って思ったのだが、東京より比較的使いやすくできています。 まず、他地方ではまず考えられない4ヶ国語対応(日本語・英語・韓国語・中国語)。それに、バリアフリーが比較的進んでいること(都内では未だに車椅子で上下できない箇所がある)。あと、終電も東京の地下鉄並みに遅くなったようです。 ただし、初乗り運賃が高いことが難点(200円)。また、七隈線と空港線の乗り換えは、半蔵門線と東西線の乗り換えのようにいったん改札を出るため、知らない人は驚くかも。 今回の写真は、注記がないものは[ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM ]レンズを使用しています。 |
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[2005-04.html 2005年04月30日更新]