8月4日の日経新聞にも取り上げられていましたが、国土交通省が2010年度から『自転車専用道』を集中整備する計画を立てているようです。

Business Media 誠:国交省、自転車専用道を集中整備――2010年ごろから

僕としてはとても歓迎しています。
晴れている日は自転車通勤をしているのですが、片側2車線でも路肩が狭く路上駐車が多い区間を走るとき、時々ヒヤッとすることがあります。また、以前車を運転していた身としては、横を走る原チャリと自転車には気を良く使ったものです。
そんなリスクがちょっとでも下がれば、自転車も車もより安全に通勤できることでしょう。

さて、自転車専用道はどのような形で整備されるのでしょうか。
モデルケースとなりそうなのが、今年の3月に江東区の京葉道路(無料の部分)に出来上がった自転車専用レーンです。

自転車専用道が江東区に開通 車道と分離、安全走行を – MSN産経ニュース

この道、実際に走ったことがあります。
結論。かえって危ないです!
何でかといいますと、道幅2メートルもないレーンが「対面通行」なのです。ハンドル操作を誤ったり、誤られたりすると、間違いなく正面衝突します。それに、向かってくる自転車は必ず1列で列車を作っているわけではなく、時々広がって突っ込んでくるグループもあり、身の危険を感じたことさえあります。
荒川のサイクリングロード程はなくても、それなりに車幅があるのなら対面通行でもいいのでしょうが、この車幅だと一方通行でなければ、下手に車道の隅を走るより危ないと感じました。

最初、ヒヤッとする体験があるとお話しましたが、実は車よりも自転車相手のほうがその頻度が高いのです。例としては、おばちゃんのママチャリ(おばちゃんの方、気を悪くしないで下さい…)。ふらふら、それも規則性がない走り方をされてしまうため、どんな乗り物よりも予測が大変です。

原油高も相まって、時代は低炭素化社会に確実に向かいつつあります。そんな中、自転車はとてもエコな乗り物であるのは皆様一致した意見であるはずです。
この自転車専用道整備、ぜひ安全かつ扱いやすい取り組みを行ってほしいと願っています。