「モーニングGALA」で混雑を避けつつ楽しくGALA湯沢スキー場で滑る

GALA湯沢スキー場。首都圏から新幹線で気軽に行ける天然雪スキー場として、僕も毎シーズン通っています。

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さて、その便利さはオープンから現在まで健在でして、最近では休日ばかりでなく平日も盛況です(「あのGALA湯沢が今になって活況に沸く理由 アクセスの良さだけじゃない集客増の秘密 | 鉄道ビジネス – 東洋経済オンライン」より)。そんな混雑するGALA湯沢において混雑をできるだけ避けつつ楽しむための、ほぼ10年通い続けてきた僕が考えるベストプラクティスをまとめてみました。

対象者は、お友達やカップルで行かれる方、そしてヒトリストの方です。子連れで家族と行かれる方や、完全に初心者の方は、このプランは無理があるかもしれませんので、昔書いた「徹底攻略!週末のガーラ湯沢スキー場」をご覧ください。

サマリー、予約の段取り、そして当日の過ごし方の3つに分けてお話しします。

サマリー

土曜日以外の「モーニングGALA」を予約して行く。他は忘れてもいいので、これだけ覚えて帰ってください。

「モーニングGALA」とは、2016-2017シーズンはリフトの午前券+新幹線での往復代+スキースクールの割引券がついて8,500円からのパックプランです。シーズンによって値段と商品構成が違いますので、最新の情報は改めてご確認ください。

もうちょっとポイントをまとめておきます。

  1. 往路はMaxたにがわ71, 73, 75号を積極的に選ぶ
  2. 復路は上野止まりの新幹線も検討
  3. 板を持参する人は「Max」がついた新幹線を避ける
  4. 北エリア・南エリアがオープンし次第そちらへ移動する
  5. 昼は下山してスキーセンターで食べる
  6. 15時までに「SPAガーラの湯」で風呂に入る
  7. 15時台の新幹線で帰れば首都圏へ戻った後の夜も長い

このプランで僕なりに考えたメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

  • 午前券とはいえ始発で行けば5時間目いっぱい滑られる
  • 空いている朝から滑ることができる
  • 午後のケガ発生のピーク時間を避けられる
  • 「SPAガーラの湯」に入るときに空いていて安い
  • 混雑のピークを避けて首都圏に戻ることができる

「午前券では少ししか滑られないじゃん?」と思った方、ちょっと待ってください。始発の新幹線で行けば、8:00〜13:00の5時間もの間リフト券が使えます。5時間目いっぱい滑ったら、十分と思いませんか?そして、そのあとゆっくりお昼と食べて、お風呂に入って汗を流し、予約が比較的取りやすい帰りの新幹線を使って夕方には首都圏に着けるのです。十分充実した1日になると僕は考えますし、実際のところ僕は大変満足しています。

また、全国スキー安全対策協議会の「2015/2016シーズン スキー場傷害報告書」によると、スキー場での事故発生多発時間帯は11〜12時と14〜15時という報告があります。ケガのリスクを避ける意味でも、午前で切り上げるのはよいことです。

デメリット

  • とにかく朝が早い
  • のんびり向かってのんびり帰ることはできない
  • スキースクールに入校する人は午前でおしまい
  • 本当にガッツリ滑りたい人には物足りないかも

冒頭にも申し上げましたが、このやり方は、家族連れなどの時間の余裕を持ちたい人には向かない方法です。また、スキースクールに入りたい人は、午後を諦めなければなりません。そして、本当にガッツリ滑りたい人、たとえば3山共通リフト券などでは使えません。

予約の段取り

この記事の前提は「土曜日以外に滑りに行く」ことにあります。土曜日は往路の新幹線が大変取りづらいのです。日曜日は帰りが取りづらいのでは?と思われるかもしれませんが、午前で滑り終わって早めに帰ろうとする場合は、ピークタイムの新幹線ほどは取りづらいということはありません。

まずは予約です。手っ取り早いのは、JR東日本の「えきねっと」のページからオンライン予約することです。オンライン予約後、きっぷは駅の券売機で発券します。

さて、予約にあたって「往路はMaxたにがわ71, 73, 75号を積極的に選ぶ」「復路は上野止まりの新幹線も検討」そして「板を持参する人は「Max」がついた新幹線を避ける」の3点に分けて説明します。

はじめに、往路ですが原則「Maxたにがわ 71, 73, 75号」の「1階」を選びましょう。Maxとついた2階建ての新幹線はE4系と言います。これらはすべて首都圏から越後湯沢までの最速列車で、特にMaxたにがわ71号はゴンドラの改札開始前に着くことができ、時間を有効に使うことができます。1階である理由は、2階は単に人気だからです。列車名が単に「たにがわ」だった場合は、1階・2階は気にしなくて大丈夫です。ただし、これらは主に休日のみの運行のため、平日の場合は「たにがわ 401号」などを利用することになります。こちらは常に走っています。

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次に、復路は上野着の臨時の新幹線が存在する場合があります。存在する場合、こちらを利用することも検討してください。特に、大宮や上野で降りても不便しない人は積極的に活用すると良いです。運賃は東京駅・上野駅発着は同じ値段です。例えば、往路は東京発、復路は上野着というのもアリです。また、帰りの新幹線は運行日注意、すなわち走っている日が限定されている列車が数多くあります。特に平日は注意です。予約時によく調べておかれることをお勧めします。

最後に、板を持参する人の注意点です。基本、「Max」がついた新幹線は避けましょう。というのも、MaxがついていないE2系新幹線はスキー板のラックがあり、こちらに板をしまうことができて便利だからです。では、E4系Maxを選ばざるをえない時はどうすればいいか。これは、進行方向から考えて最後尾の席を取り、壁と席の間に板を置くのです。こうすればやり過ごすことができます。ただ、たまーに勝手に板を置かれてしまうことがあるので、それが嫌な人は東京駅から乗ることをお勧めします。指定のしかたは、オンライン予約の場合はシートマップから選択、びゅうプラザなどの対面窓口の場合は、直接希望します。

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その他、気づいたこととしては以下の点です。

  • 板は宅急便で送った方が楽
  • 板をレンタルする人は事前に申し込むと安くなるので活用する
  • 平日はオンライン予約限定の自由席限定格安プランが存在する場合があるのであわせて検討する

当日の過ごし方

では、新幹線に乗ってGALA湯沢スキー場に着いた後、どのように過ごすと良いのでしょうか。

「北エリア・南エリアがオープンし次第そちらへ移動する」「昼は下山してスキーセンターで食べる」「15時までに「SPAガーラの湯」で風呂に入るとお得」そして「15時台の新幹線で帰れば首都圏へ戻った後の夜も長い」の4点に分けて説明します。

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1点目ですが、朝イチで到着したら、あなたの前に待っているのは圧雪したての引き締まったバーンか、新雪降りたてのバーンです。どちらも楽しそうですね。入念に準備運動をされた後、気持ちよくファーストトラックを刻んでください!ただ、その後はみるみる混んでいきます。9:00頃から北エリア・山頂・南エリアが順次オープンしていきますから、中央エリアからはどんどん逃げましょう。時間制限いっぱいの13:00になったら、しっかりスピードコントロールできる自信がある方は下山コース経由で下るとよいです。正午前後は下る人は少なく空いています。ゴンドラで下る人は13:00までに乗車してください。

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2点目は、昼飯はスキーセンター「カフェ ミラノ」で食べることをお勧めします。何より空いていますし、メニューもチアーズ内より充実しています。どうしてみんなここで食べないんだろうっていつも思います。

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3点目は、「SPA ガーラの湯」は15:00までに入場すると大人は300円引きの1,000円です。ちょっとお得です。それにこれまた空いています。滑ったときにかいた汗をしっかり流して、すっきりした状態で新幹線に乗るといいかもです。僕も、サウナと水風呂を往復してしっかりと疲れをとります。そして、新幹線の発車時間前までガーラの湯の入場者専用のカーペットの広場で休憩されるとなお良しです。なお、2点目と3点目は逆でもいいかもです。

そして最後の4点目。例えば、たにがわ 78号(15:26発)に乗れば、17時前に東京まで戻ってくることができます。その後は、友達と夜の街に繰り出すのもよし、早めに明日の準備をするのもよし、そして僕のように夜の育児と家事に勤しむのもまた良しです。僕の場合、夜まで相方に負担をかけずに済むということが非常に大きく、このプランを選択する理由の一つでもあったりします。

ところで、指定席が取れずにやむを得ず自由席特急券で新幹線に乗る場合、どうすればよいのでしょうか。その場合は、往路は東京駅に発車20分前に自由席の待ち行列に並び、復路は発車30分前に改札前に並ぶ必要があります。状況によってはそれより早く行くことも検討してください。

まとめ

ここまで、「モーニングGALA」を使って混雑を避けつつGALA湯沢スキー場を楽しむための僕なりのベストプラクティスを、サマリー、予約の段取り、そして当日の過ごし方の3つに分けてお話ししました。

ちょっとした時間管理の工夫で、混雑によって精神をすり減らさず、気持ちよく滑る時間を作りやすくなることをご理解いただけたかと思います。朝が早起きになるのが大変なのですが、なぜか僕はスキーに行く日だけは早く起きることができます(相方からも「スキーの日だけは早起きだね」と不思議がられます)。

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それではみなさま、ご安全に、楽しい時間を!

JALプライベートリゾートオクマに僕の求めたリゾートがあった

9月末に遅い夏休みをとりまして、シルバーウィークの後半に3泊4日で沖縄へ行ってきました。その際に宿泊したJALプライベートリゾートオクマとその周辺のお話をまとめておきます。

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TL;DR

  • 人混みから開放され、沖縄らしい海と山をのんびり楽しめる。
  • 小さい子供がいても楽しめる場所がある。
  • ただし那覇空港から2時間はかかる。

JALプライベートリゾートオクマについて

静か!

9月末ということもあるかもしれませんが、とにかく静かにゆっくり過ごすことができました。説明するより写真を見ていただいた方が早いと思うので、どうぞ。

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東京の喧騒を離れ、のんびりビールを飲みながら休暇を過ごすのもなかなか良いものです。

これは、ここが沖縄本島ほぼ最北端で交通の便がそれほど良くない(後述)せいか、那覇市内や本島中部に比べて来る人が減るからなのかなと思っております。

広い!

ここはコテージ街となっています。グレードが良いところになるほど、海やフロントに近くなっていたり、平屋でアクセスしやすくなっています。また、敷地が広々しているため人が混雑しにくい構造になっています。そのため、子供が走り回っても気になりません。なお、フロントから遠い部屋は、車やカートでの送迎もあります。

部屋ですが、僕らは当初は「メインコテージデラックス」のプランで予約していたのですが、当日到着した時に「ガーデンヴィラ」という1つ上のクラスの部屋に無償でアップグレードされていました。ここは、フロントや浜から近い場所にありとても便利で、かつ部屋は家族三人で使うには十分な広さがあり、さらにテラスもあり、とてものんびり過ごすことができました。

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おいしい!

ここの朝食、さすがJALのホテルという感じで、おいしかったです。久々にホテルの朝食を食べた!という満足感があります。ただし、7:30を過ぎると混みますので、早めに着席されることをおすすめします。JALパックだと、6:30から優先して着席できるサービスも無料で申し込むことができ、僕らもそれを選択しました。

また、夜は「おかめ」という沖縄料理屋(ここはテナントということになっている)で夕飯を食べるのがオススメです。ホテル内ですが(場合によっては)東京都内や那覇市内で食べるより安い価格で、おいしい食事と泡盛をいただくことができます。海ぶどうもプリプリしていまして、おチビがあっという間にほとんど食べてしまいました(笑)。僕は43度のちょっと良さげな泡盛をストレートで飲んでは、その後はコテージでころっと寝てしまっていました。

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弱点…

JALプライベートリゾートオクマの最大の弱点は、那覇空港からの距離です。レンタカーで沖縄本島をほぼ端から端、南から北に向かって走ることとなり、休憩なしでも2時間ほどかかります。帰りに直接那覇空港に行くのなら、那覇市内の渋滞も織り込んで移動しないと搭乗時間に間に合わなくなる恐れがあるので注意です。那覇市内の渋滞は侮れません。

沖縄本島ってこんなに広かったんだとびっくりしました。沖縄が島だからって勘違いしちゃいけませんね。

小さい子がいても楽しめる周辺のスポット

JALプライベートリゾートオクマ自体は広々していて、かつきれいな砂浜もあってそれだけでも十分な気がしますが、それ以外にも色々なスポットがあります。ただ、小さい子連れだとあまり選べないという問題があります。

そこで、僕らが選んだ場所をいくつかピックアップします。これらはJALパックで旅行を申し込むとついてくる「パワーアップチケット」(無料入場などの権利があるクーポンが3ついてくる)の対象になります。

大石林山

大石林山は、沖縄本島のほぼ最北端にありまして、熱帯カルスト地形が生み出した雄大な山々と海を展望できるスポットです。

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バリアフリー設備が整っているので小さい子でも大丈夫かなと思い足を運びましたが、全く問題ありませんでした。バギーに子供を乗せながら巡ることができます。ただ、僕らは子供(1歳半)をバギーには載せずに、部分的に抱っこしつつも頑張って歩いてまわることにしました。コースタイムは2倍近くになりましたが、「美ら海展望台コース」を問題なく巡ることができ、素晴らしい眺めを堪能することができました。

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問題なく歩き回れる人は、ぜひ「巨岩・石林感動コース」と「亜熱帯自然林コース」を巡ってみてください。

ちなみに、「亜熱帯自然林コース」の御願ガジュマルだけを見るために、帰りのバスを途中下車することもできます。途中下車したいという希望を運転手さんに伝えるだけでOKです。僕らはここで途中下車して、御願ガジュマルを見たあとに歩いて駐車場に戻りました。

なお、なかのひとによりますと、午後は沖縄本島中部や南部から来る人で混むのと、最も混むシーズンはゴールデンウィークとのことでした。

美ら海水族館

定番、美ら海水族館です。平日の月曜日に行ったのですが、結構混んでいました。休日だともっと混むと思うとゾッとします。沖縄本島北側にあるホテルに泊まっている場合は、朝早めに行って、昼くらいには切り上げられるようにするといいかもしれません。

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その他のスポット

美ら海水族館の近くに、沖縄そばのお店が集まっているスポットがあります。そこにある「沖縄食堂きたやま」さんに沖縄そばを食べに行きました。味はあっさりしていまして、なかなか良かったです。

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他には、名護パイナップルパークにも立ち寄りました。こちらは、名護パイナップルと *おみやげ* パーク、という感じで、お土産をチョイスするにはいい場所だなと思いました。

那覇市内にも寄りました

沖縄旅行の最後の1泊は、那覇市内のロワジールホテル那覇に宿泊し、その後は那覇市内を散策して東京に帰りました。

ロワジールホテル那覇は、赤ちゃんや子供向けのアメニティがきちんと整っていまして、子供連れに優しいホテルでした。事前に、小さい子供が泊まるという連絡をしておくと一通り準備してくれます。その他は、基本はよくあるシティホテルなので、変な心配はしなくて大丈夫かなと思います。

散策は、首里城と国際通りを巡りました。平日の火曜日でしたが、やはりお客さんが多く、子連れにはなかなか大変でした。国際通りは、お土産物屋さんが色々ありましたが、特にこれと言った関心を寄せるものは僕らにはありませんでした。

食事ですが、夕飯とお昼を那覇市内で食べていました。ただ、うまく良いところを探しきれなかったのでしょうか、ちょっと高かったり、味も沖縄本島北部で食べたときのほうが美味しかったなと思ったりしたものがありました。もし那覇市内をきちんと攻略したいなら、地元に仲の良い人がいればその人を頼って巡るか、十分な下調べをしたほうが良いのかもしれません。

まとめ

JALプライベートリゾートオクマは、距離こそ空港から遠いですが、のんびりとリゾートを楽しむのに良い場所でした。東京にいますと、人が一杯で正直しんどいと思うことがあります。そういうのから開放され、きれいな青空と青い海を眺めながらビールを一杯ぐいっと行くのは、なかなか良いものであります。

おチビが大きくなったら、海や山のアクティビティを楽しむことができるかもしれませんね。また、そのときに来れたらいいなと思っております。

Flickr: Album – Okinawa, 2016

イギリス訪問記 – 交通・通信事情編

これまで、イギリス訪問記を、「ツール・ド・フランス観戦編」「York編」そして「London, Cotswolds編」の3編に分けて書いてきました。

最後に、「交通事情」「通信」そして「決済」の話を中心に3編に分けて備忘録を残しておこうと思います。

交通事情

交通事情の話は、「日本からの空路」「National Rail」そして「Tube」の3つに分けてお話しします。

まず、日本からの空路ですが、日本からイギリスに向かうにあたって、現代は旅客機で向かうのが一般的です。僕らは、今回はVirgin Atlanticにお世話になりました。その際、往路はPremium Economy、復路は通常のEconomyを利用しました。

さて、”Premium”がつくとどの程度違うの?ってのは気になる所です。ではここで、公式YouTubeアカウントからその内容を見てみましょう。

Premium Economyと一口に言っても、各社サービスレベルが違うようです。シートはグレードアップしているけど、食事はEconomyのまま(特に日系のキャリア)であることも少なくないようです。しかし、Virginさんは違います。目立つ点として、食事はランクアップ、そしてウェルカムドリンクをはじめお酒が増えます。また、食器が陶器・ガラスになり、気分も随分と違います。プライオリティバッゲージサービスも、結構ありがたいものだったりします。

あと、旅客機に乗ると必ず流れる緊急時のためのSafety Filmがちょっと面白いです。内容は、説明するよりご覧いただいた方が早いのでどうぞ。日本も、スタジオジブリさんとかに作ってもらうといいんじゃないんでしょうか。

いい事づくめのようにも聞こえますが…行きも帰りも機内エンタテインメントが故障していまして、離陸後1〜2時間全く使えなかった事をここに記しておきます。従いまして、何らかしらの暇つぶし道具を用意しておく事をオススメします。こうした故障が少ないのは日系の良さですね。

なお、帰りはEconomyでした。この後は予定もなく、帰りの精神的距離は短いのと、ほぼ寝ていた事もあり、何とかやり過ごす事ができました。

次に、National Railは、”thetrainline“というサイトから乗車する列車を予約する事ができます。予約時、航空券の予約をしているという感覚を持っておくと良いです。日本のエクスプレス予約やえきねっと予約に慣れていると、違和感を感じるかもしれません。チケットは、主に券売機にて利用したクレジットカードを使って発券することができます。eチケットをあらかじめ持っておく事もできる場合があります。

列車ですが、平気で遅れます。というか、日本の列車が特別正確であることを実感する事ができます。乗車の際は、時間に余裕を持ってどうぞ。

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最後に、LondonのTubeでは、Oyster CardというSuicaのようなものを利用します。こちらですが、日本とは違いTop-Up(チャージ)はクレジットカードでも制限なく可能です。また、Oyster Cardですと都度購入するチケットを利用するより割安なのと、1日あたりの引き落し金額上限も設定されています。従って無理に1日乗車券を買う事はありません。ぜひOyster Cardを利用しましょう。

通信手段の確保

SIM Freeのスマートフォンをお持ちの方に朗報!なんと、Heathrow空港にはSIMの自動販売機があり、SIM Freeのスマートフォンで利用可能です。到着ロビーあたりにあります。購入時は、現金はもちろん、カードでも購入可能です。

僕は、今回EEの6GB/90daysで£30のSIMカードを選択しました。こちらはnanoSIMなのですが、SIMアダプターを使ってmicroSIMサイズに変換した後、SIM FreeにしたXperia Z1 fに差し込んで利用しました。また、相方のスマホは通信の国際ローミングは利用せず、Z1 fのテザリング機能を利用してWi-Fiルーター代わりにし、通信していました。Macももちろんテザリングでつなぐ事ができます。

これで、ほぼ日本にいる時とほぼ同等のネット環境を手に入れる事ができます。なんて素晴らしい!ちなみに、1週間で3GB弱使いました。ちょうど良いくらいでしょうね。

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なお、SIM Freeでない方は、現地の携帯電話屋さんでWi-FiルーターとプリペイドSIMを手に入れると良いかと思います。

また、巷にはFree Wi-Fiスポットが多数あります。ロンドンのTubeのホームはもちろん、列車の中、YorkのPubの中、そしてRegent’s ParkのCafeにさえありました。Wi-Fiルーターがなくても、どこかで通信ができる場所があります。

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日本もこのくらいネット接続環境が充実する日が来るといいですね。

決済とか

原則、クレジットカード決済です。WHSmith(コンビニみたいな所)で水 1本買うだけでも、クレジットカードです。ICチップ付きのものであれば暗証番号を入力するだけでサインレスで決済できます。忘れずに持って行きましょう。

そのため、現金はほとんど不要です。合計£200ほど持っていたのですが、実際本当に現金で払わなければならないシーンは£50もなかったと思います。両替するよりカードの方がレートがよかったので、ちょっと失敗したなーと思いました。尚、相方は海外出金可能な銀行の口座から、現地のATMでお金を下ろせるようにしていました。

あと、スーパー・コンビニ等ではセルフレジがかなり幅を利かせています。他の人が使っている様子を見ていれば何となく使い方はわかる程度ですから、あまり難しくはないです。また、会話をしなくてもいいので、英語がそれほどイケてなくてもちゃんと買い物ができるのは、旅行者に対する密かなメリットでもあります。

やはり日本と文化が違う

ここまで、イギリスでの「交通事情」「通信」そして「決済」についてお話ししてきました。同じ先進国の日本とは流儀が違う所が随所にある事を知っていただく事ができたのではないでしょうか。また、クレジットカードがあれば生きて行けそうなのは、知っていただけたかなと思います。

こう言う所を知ると、思わず日本と比較してしまいたくなる自分がいます。とはいえ、どちらが決定的に便利・不便ってことはなくて、イギリスのいい所を日本で取り込めたらいいなと考えたりもしました。

このページを読まれた方が、実際の旅行の際に役立つ情報になれば幸いです。

イギリス訪問記 – London, Cotswolds探訪編

前回に続きまして、イギリス訪問記です。Yorkの次は、Londonに加え日帰りでCotswoldsへ行ってきました。Londonを選択した理由は、今回の旅のもう1つの理由があるからです。その話を含めて、このエントリでは「今回訪ねた所」「Londonでの生活」そして「相方との友達と会ってきた」の3節に分けてお話しして行きます。

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今回訪ねた所

Oyster Card(日本で言うSuica)を携え、Tube, London Busを駆使してまわりました。ざっと書き並べてみます。順不問です。

London EyeBig Benの近くにある観覧車です。まずはここでLondonの街並をざっと把握しちゃいましょう。東京なら、スカイツリーにのぼるようなものですね。

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National Gallery – Londonの中心、Piccadilly Circusから少し歩いた所にあります。日本では生でなかなか観る事のできない名画が、それなりに広いはずの美術館の中に大量に展示してあります。特に、日本では宗教画は滅多に観る事ができないので、この目で鑑賞できた事を本当に嬉しく思いました。そして、入場料は無料。日本では考えられない事です。

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Regent’s Park – 街の北側にある、大都会とは思えないほどの広さがある公園です(※1)。のんびりするのも良し、バラを観賞するのも良しです。僕らは、Open Air Theatreで”Twelfth Night“(シェークスピア「十二夜」)を観てきました。晴れた昼下がり、校外学習に来たたくさんの小学生がいましたが、みなさん静かに、そして積極的に「参加」していたのが印象的でした。ただ、ミュージカルそのものは、シェークスピアの話を知っていないと結構辛かったです。

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Her Majesty’s Theatre – Piccadilly Circusにある伝統ある劇場でして、ここで有名な”The Phantom of the Opera”(オペラ座の怪人)を観てきました。さすがに有名な演目だったので、何とか英語が聞き取れる僕でも楽しむ事ができました。そして、演技の迫力が「違います」。日本からLondonに行く目的に、ミュージカルを観に行く事を選択している人がいる理由がよくわかりました。

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Olympic Park – London Olympicのメイン会場です。水泳場と陸上競技場は今も健在です。日本の国立競技場に比べると道幅が非常に広く、多くの人も捌きやすい構造となっていました。2020年は日本もそうなっているといいですね。

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The Wallace Collection – 個人で収集された美術品の数々が、これまた無料で観覧できます。欧州の富豪の水準は、日本のそれとは遥かに差があります。そして、それらに身近に触れられる環境があるのは、とても価値のある事だと思います。レストランが併設されており、お昼も食べる事ができました。

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Cotsworlds – Londonからバスで3時間弱、Englandの原風景が残る観光地です。National Trustが自然を大切にしながらも手厚く管理・保護をしていまして、とても美しい場所です。今回は、みゅうさんの日帰りバスツアーに参加して訪問しました。今回ご一緒した添乗員さんは、バスの中ではイギリスのこぼれ話や、到着地でのオススメ&オススメしない(!)場所の情報をお話ししてくれまして、なかなか良かったです。

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外食 – Pubにはあちこち行きました。ビールはうまいし、パイは盛りだくさん出てくるし、最高ですね。相方の友達とメキシコ料理屋にも行きましたが、なかなか良かったです。結局、Fish and Chipsは、Londonでは食べませんでした。ただ、某コーヒーショップのサンドウィッチだけは、おいしくなかったです…

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highspeed – 鉄道発祥の地 イギリスにおいて、日本人ならちょっと気になる鉄道があります。それはMade in Japanの電車、highspeedです!200km/h出す列車はいくつかありますが、乗り心地が圧倒的にいいのです。突き上げてこない。やっぱり日本の電車って凄いんですね。Stratford から St. Pancras までの短距離ではありましたが、楽しむ事ができました。

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Londonでの生活

Londonではホテルは高いので、比較的安価な短期賃貸アパート(Serviced apartment)を借りました(※2)。場所はKing’s Cross駅から歩いて5分の好立地にある”Studios2Let“さんにお世話になりました。セキュリティもよく、きれいなところで、かつシャワーも熱くて勢いよく出ていましたので、安心して過ごす事ができました。また、食事はスーパーで買って作れば、日本と同じくらいのコストで過ごせます。

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さて、ロンドンと言えば、この標語(※3)です。

“Keep Calm and Carry On”

この標語、日本人がLondonで生活する時も心に留めておきたい言葉です。Londonにいると1日に数回はトラブルが起きます。そんな時でも、冷静にやるべき事をやりましょう。

例えば、僕は旅行中に…指定席を取ったのに人が座っていて「失礼ですがそこ取ってるんだけれど」と言って退いてもらうなんて何回もありましたし(※4)、支払いがカード文化なのにカード決済機が故障して慌てて小銭をかき集めて支払ったとか、極めつけはオーブンでトマトを焼いていて出そうとしたら火災警報機が鳴ったとか。特に、火災警報機の件は、管理人さんは「あー、10分くらい待ってれば止まるよ!」と言うし、相方も「まあLondonはこんなものだよ」と涼しげな顔をしています。ここで、僕は諦めがつきました。Londonにいれば、人間として優しくなれそうです(笑)。

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また、Londonの人たちは非常にマナーが良いのが印象的でした。特にTube内が顕著でして、我先にとイスに座る人はいないし、妊婦や足が悪い人が近くにいれば自然と席を譲るし、そして女性が重たい荷物を持っていればすかさず助けに入るEnglish Gentlemanがいました。これは、日本人である僕らも大いに参考にしたいたしなみだと思いました。

相方との友達と会ってきた

イギリスへ来たもう一つの理由は、こちらです。

相方は20代の頃に数年間イギリスで生活をしていました。その際に知り合った友達と、初めてお会いすることになりました。今回は、お互いパートナーを連れてということで、いろいろ話が盛り上がりました。

話していてわかったのですが、友達のパートナーは何とソフトウェアエンジニアをやっているとのことで、おおお!という感じになりました。その後、同じソフトウェアエンジニアの方なら想像がつくかと思いますが…日英ソフトウェア開発事情の情報交換会と相成りました。日本以外の状況を生で聞くのはこれが初めて。たったひとりからの情報と言われるかもしれませんが、僕にとってはとても大きな世界の入口に立てた事に、大変感謝しています。まあ、二人から「ソフトウェアエンジニアはいつもコンピュータの話ばかりしてる!(笑)」って一言言われてしまったのは、ご愛嬌であります(笑)。

ちなみに、相方と友達は、会っていない間のお話や、パートナーとの生活についての情報交換をしていたようです。二人とも平日の仕事上がりのところ、時間を割いてわざわざもてなしてくれた事をとても嬉しく思います。優しい人とは、彼らの事を言うのでしょう。

なお、お二人はどちらも男性です。そう、LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender)であります。僕は身近な人がLGBTなのは初めてです。お会いして話している時は何とも思っていなかったのですが、今考えますととても素晴らしいな、愛って性別とか国籍とかって関係ないとは言うけど、本当に関係ないんだなと深く感心しています。そして、そんな中でも彼らが僕らのような男女のパートナーと同じように過ごせるイギリスの懐の深さに、感銘を受けるのでありました。

そして、ツール・ド・フランスの観戦とともに、もう一つの目的を無事達成する事ができ、本当に良かったと思っております。

健康で文化的な生活ができる場所

ここまで、「今回訪ねた所」「Londonでの生活」そして「相方との友達と会ってきた」の3節に渡ってお話しました。僕は、Londonを健康で文化的な生活ができる場所である、と感じる事ができました。

English Gentlemanのたしなみ、無料で入館できるハイレベルな美術館や公園、そして当たり前のように演じられている公園のStreet PerformanceやTubeのコンコースから聞こえる日替わりのStreet Music(※5)。また、ちょっといい加減だけれど、それさえも「まあいいか」とうまくやり過ごしつつ、日々の生活を楽しむ余裕。

イギリスのこうした余裕は、強国かつ戦勝国であった事から来るものなのかなと感じずにはいられませんでした。もちろん日本にも凄い所もあり、この70年弱で先進国として恥ずかしくない経済水準を達成しました。ただ、ここに来て気持ちの余裕を失っているかな?人とは多様であり様々な生き方がある事を意識しているか?と考えてしまうこともあります。

極東の、遠い遠い所からやってきたイチ観光客ではありましたが、本当にたくさんの刺激を受ける事ができ、そして日本への宿題を持ち帰ることができた旅でした。この旅を通じて、余裕とは自分がどうありたいかを考えて行動する事が大切な要素の一つなのだなと考え始めている、今日この頃です。

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※イギリス訪問記 一覧

※1: Londonには他にも広い公園が各所にあり、本当に驚きます。

※2: 東京に比べたら家賃は数倍高いです。

※3: この標語が入った定期入れ(Oyster Card Case)を買いまして、普段使っております。

※4: 車内改札でも、車掌さんは行き先しか確認していませんでした。事実上、自由席状態です。

※5: 審査をパスした人が許可を得て演奏しています。従ってレベルが高い。Piccadilly Circus駅の下りエスカレーターに乗ると、下で演奏している音が徐々に聞こえてきまして、本当に良い風情でありました。他にArtのプロジェクトも催されています。

イギリス訪問記 – York探訪編

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去る7月上旬になりますが、1週間ほどイギリスへ旅行に行ってきました。大きな目的が2つあったのですが、そのうち1つであるツール・ド・フランスについては既に「イギリス訪問記 – ツール・ド・フランス観戦編 #TDF」のエントリにまとめました。今回は、その中で書ききれなかったYorkの町についてのお話を「Yorkについて」「今回訪ねた所」そして「Yorkの街並み」の3節に分けて改めて書こうと思います。

Yorkについて

「アメリカのNew Yorkじゃなくて?」と言われそうですが、実はNew YorkのYorkは、EnglandのYorkから来ています。また、Yorkの歴史はEnglandの歴史と言われるほど古い町でして、2000年以上前から様々な営みがあったようです(See also: Brief History of York)。

交通は、Londonからですと主に北の玄関口であるKing’s Cross駅から列車が出ており、2〜2.5時間程度で到達する事ができます。本数は日中なら1時間に1本以上あり、交通の便もそれなりに良い所です。町も小さく、また趣き深くまとまっており、徒歩で周遊しやすい場所となっています。宿泊場所は、観光地である事からとても充実しており、駅前のホテルから、少し歩いた所にはB&B(Bed and Breakfast, 日本で言う民宿)もあり、予算に応じて多彩な選択が可能です。

僕らは、当初はYork滞在の目的をツール・ド・フランス観戦のみを考えていました。しかし、観戦した次の日にまた移動は大変そうだった事と、調べていると町としていい所そうなのがわかりまして、1日延泊して更に町を楽しむ方針に変えた経緯があります。結果、これは非常に良い選択だったと思い起こしている所です。

今回訪ねた所

ざっと書き並べてみます。順不問です。

York Minister – 京都に行ったら清水寺に行くでしょう?ってくらい定番です。それにしても天井が高い。ただ、大ステンドグラスは、保存工事のため眺める事ができなかったのが、少し残念です。入場料は£15です(1年間有効)。

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National Railway Museum – 鉄道発祥の地イギリスの国営鉄道博物館です。御料車を初めとした歴史的に貴重な車両が触れられる距離で展示されています。展示室には何と喫茶スペースまでありまして、さすが紅茶の国 イギリスだと思いました。また、日本から0系新幹線もやってきておりまして、日本の技術ここにあり!と感じる事もできます。訪ねた日の入場料は何と「無料」。ただ、Donationをお願いされますので、数ポンド払いましょう。

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Treasurer’s House – お屋敷でして、現在はNational Trustが管理・運営しています。地下にはティールームが、上階は貴重な調度品とともに展示されています。また、各部屋にボランティアの人がおり、部屋の事から一つ一つをとても丁寧に説明してくださいます(※1)。入場料は£6.36です(カフェは入場料無し)。

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Yorkの街並み

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中心部は城壁で囲まれており、一部は今でも自由に歩く事ができます。訪問した日はとても良く晴れてよい風が吹いており、気持ちよいひとときを味わう事ができました。

また、古い街並も非常に趣き深いものがあります。あちこちにPubがありまして、酒好きなら1年いても飽きる事はないでしょう。いくつか入ったPubの中で、特に”The Old White Swan“が良かったです。ビールはうまいし、食べ物はうまいし、そしてサーバの前で接客しているお兄ちゃんがとってもCuteで感動しました。明るくハキハキと、そして丁寧にもてなせる人って、漫画の世界だけの存在かと思っていました。

あと、屋台の生搾りレモネードがとてもおいしかったのが印象的でした。旅行中、後にも先にも、ここのレモネードを越えるものは遂に見つける事ができませんでした。Yorkにいると、イギリスの飯がまずいのは、日本人がちょんまげをつけていると思われているくらいいい加減な話だなと感じずにはいられませんでした(※2)。

そして、Yorkは自転車と積極的に共存していて、道路脇の各所しっかりと自転車専用レーンが整備されていました。また、自転車のマナーもとても良く、互いに気持ちよく過ごす事ができる空間となっていました。ここに、自分の自転車を持ってきて走ってみたかったですね〜(See also: Cycling in York)。

想像以上に良かった

ここまで、York探訪のお話を「Yorkについて」「今回訪ねた所」そして「Yorkの街並み」の3節に分けてお話ししました。イギリスには各所に良い観光地があり、ついついそこへ行きがちです。そんな中で、Yorkは町が小さい割に非常に趣き深い体験ができる、とても周遊しやすい良い観光地である事がわかりました。また、ツール・ド・フランスの観戦の機会が無ければ、このような出会いはなかったかもしれません。

この記事をご覧になられる方に、ひょっとしたら検索サイトからイギリスの観光地を探しにこられた方もいるかもしれません。Yorkには、ここには書ききれない事、そして僕が知らない良さがまだまだあります。そんな方にも、この記事がちょっとした偶然を提供できる機会になれば幸いです。

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※イギリス訪問記 一覧

※1: 英語のリスニング力を試されている感ありました。

※2: 後日Cottswoldsに行く観光バスの中で、添乗員さんが「イギリスの食事がおいしくなったのはロンドンオリンピック頃から」とのことで、つい最近のようです。イギリス在住経験のある相方も、確かにそう思うと言っていました。