この1月の中旬、家族でキロロスノーワールドに3泊4日で遊びに行きました。僕はスキーが大好きで、独身の頃はほぼ毎週スキー場へ通うこともありましたが、こうやって東京から北海道に遠征するのはめったにないので、ブログに記録をしたためておこうと思います。
我が家について紹介した後で、3部構成「JALPAKでお得にキロロを楽しむには計画が重要」「アニーキッズスキーアカデミーで子も親も上達!」そして「入門者からスキーが好きな親御さんまでまんべんなく楽しめるレベル設定」にまとめてお話します。
まずは我が家について
参考のために、旅行時点での我が家の家族構成をざっくり書いておきます。
- 僕: 30代中頃 SAJ2級 絶賛コブ練習中
- 相方: スキーで初級者コースは問題なく制動できる もともと運動は好き
- おチビ: 4歳 今回スキーは初めて
スケジュールはこんな感じでした。
- 1日目: 移動日&僕はナイター無料券でナイターだけ滑る
- 2日目: 僕は一人で滑る おチビと相方はスクール
- 3日目: 僕と相方はのんびり滑る おチビはスクール
- 4日目: 僕は午前だけ滑る 相方とおチビは雪遊び広場へ その後帰宅
宿泊はシェラトン(旧 マウンテンホテル)です。ゲレンデに近い場所だと、自分自身が滑りに行きやすいこと、そして家族もゲレンデを行き来しやすかったのでこちらを選びました。
JALPAKでお得にキロロを楽しむには計画が重要
JALPAK(JALのツアー)を選んでいるのは、僕がJALカードの会員であることが直接の動機なのですが、このツアーですと僕らには以下のメリットがありました。
- アニーキッズスキーアカデミー (後述) 講習料 1日分無料
- クーポンでリフト券や夕飯がお得に
- シェラトンのカフェでドリンク一杯無料など他にもお得
まず、最も大きかったのが「アニーキッズスキーアカデミー」の受講料が事前予約で1日分無料になることです。日曜日分7,300円分まるっと無料(ランチ代は別)で、かなりお得でした。
次に、JALPAKには事前に購入できるクーポンがあり、4,000円で8個/1冊ついています。これ、主に1冊で夕飯の大人のコース1名分である5,300円相当に相当する内容になることがほとんどです。なので、基本は夕飯を食べる人数✕回数分のクーポンを買っておくと良いです。もちろん、リフト券やスキー板のレンタルにも使うことができ、スキー板のレンタルに至っては日数追加はたった1個でできるので日数が長いほどお得になります。細かいところは申し込む際に確認できるクーポン数早見表を見て、事前に買っておくとよいでしょう。この購入計画が、お値打ちに済ませるときに実は重要だったりします。
最後に、カフェでドリンク一杯無料や、ナイター無料券などもあります。などもある、と書いたのは、このツアーはWebサイトのツアー概要ばかりでなく、申込後に送付される旅行日程表に入っているツアーの説明にどういったお得なことがあるのかが細かく書かれているからです。よく読み込まないと見逃します。
ちなみに、見逃したお得なこととして、親子で参加した場合、事前申し込みで親がレンタルを借りると子供の分が無料になるというものでした。あれは端から端まで読まんとわからんかったー。
アニーキッズスキーアカデミーで子も親も上達!
僕はここのスクール、本当にすごいと思いました。目立ったところで3つあります。
- 丸一日スキーレッスンでも子供が持続して楽しめる
- 上手になるのは当たり前 大人になったときに楽しめるように配慮されている
- 昼食時含めて預かってくれるので大人は自分の時間が持てる
1つ目、丸一日スキーレッスンに入校していても、少なくとも家のおチビは最後まで集中力を持続して楽しんでいました。もともと体を動かすのが好きだったこともあるのですが、それにしても楽しそうでした。自分が滑っている合間にレッスンの模様を見に行ったのですが、1時間おきに部屋の中で暖かい飲み物を飲んで休憩させつつ、ちょっと遊びもいれつつ、スキーの練習に取り組むようにして、疲れや飽きが来ないようにさせているからなのかなと感じました。2日目(入校初日)は入校時にぐずったのですが、3日目(入校2日目)はインストラクターさんの顔を見るやスキースクールの中へ入っていったのが印象的でした。
2つ目、大人になったときに良い癖がつくように教えていました。子供が滑っている様子を見たことがある人で、プルークスタンス(ハの字)で滑っている子をよく見かけると思います。しかし、このスクールは停止時以外はパラレルスタンス(板を平行にする)で練習させています。これはなぜかと聞いたところ、プルークスタンスからパラレルスタンスに変わるとき、内足のエッジの使い方が変わってしまい、プルークで最初覚えてしまうと体の使い方が大幅に変わってしまい苦労します。だから最初からパラレルスタンスで覚えさせて、上手になったときにスムーズにすべてパラレルで滑ることができるようにするためだ、と言っていました。これはなるほど~と納得。
おチビは入校した2日間で、スノーエスカレーターであがれるスクール専用ゲレンデ内ではありますが、安定した直滑降、パラレルでのターンを数ターン、そしてプルークスタンスで停止できるようになりました。同時にうまくなったことといえば、板の脱着を自分でこなせるようになったことと、ブーツで歩くことがスムーズになったことでしょうか。相方が「私よりうまい」と言っていました。そして、僕の中では予想以上の上達速度でした。子供は覚えるのが早いし、指導の賜物ですね。
3つ目、これは大人の都合ですが、ここのスクールはランチ料 1,000円を支払うと昼食時も預かってくれます。そう、朝から夕方まで、まるっと預かってくれるのです。だから、親は朝イチのリフト・ゴンドラ運行開始(9:00)から滑り始めることができて、ナイターが始まる前(16:20)まで目一杯、自分や夫婦の時間にすることができます。もちろん、一緒に昼食を食べる選択肢も取れます。
リフトに乗れるほどに体が大きくなったら、おチビ(もうその時はおチビじゃないな)と一緒に滑りたいなと思っています。
なお、YouTubeの公式チャネルにレッスンの紹介動画があがっているので、合わせて参考にしてください。
入門者からスキーが好きな親御さんまでまんべんなく楽しめるレベル設定
何より僕がキロロがすごいと思ったところ。それは、板を初めて履いた入門者の方から、パウダーやコブ狙いの上級者まで、あらゆるレベルの人を取り込めるゲレンデのバリエーションの豊かさです。
ある程度滑れる人は、自分で自由に滑りたいと思うんです。僕がそうですから。ましてや雪質の良い北海道。天気が良い日はカービングをキメて爽快感を味わいたいじゃないですか。パウダー狙いの人は、キロロの降雪量にあやかって飛び込みたいじゃないですか。でも、普段スキーをしない家族や仲間も連れて行こうとしたときに、難しいコースしかないとそもそも一緒に行けない問題があります。その問題を、キロロはクリアしています。
まず、スキーセンター間近に窪地があるのですが、ここではじめの一歩を踏み出せます。そこからはファミリーゲレンデという緩斜面かつ1枚バーンのところがあり、リフトもゆっくり。制動を学ぶにはもってこいです。その後は、長峰第一エクスプレスに乗ってkm単位で緩斜面を滑って降りることができます。良い体験になりそうです。そうやって、ステップアップできる環境が整っています。
ちなみに、相方は2日目にスクールに入った際、とりあえずファミリーゲレンデで復習した後、長峰第一エクスプレスでしっかり制動の練習をして、最後に朝里第二エクスプレスで山頂まで登って林間コースを楽しんできたそうです。
僕ですか?細かい話はスキー用のブログに書いたので、ご興味のある方はどうぞ。
- 1日目: 滑走日報 – 久しぶりの北海道
- 2日目: 滑走日報 – キロロの雪質を楽しむ
- 3日目: 滑走日報 – キロロのゴンドラは運休
- 4日目: 滑走日報 – 今日のキロロはカービング日和
まとめ
「JALPAKでお得にキロロを楽しむには計画が重要」「アニーキッズスキーアカデミーで子も親も上達!」そして「入門者からスキーが好きな親御さんまでまんべんなく楽しめるレベル設定」の3部構成で述べてきました。いろいろ書いたんですが、一つ言えることは、慣れていない人と一緒に行くときは、慣れている人はブーツの履き方からすべてアレンジできるように準備しておきましょう、ということでしょうか。
ホテルを始めとした様々なサービスと設備が一体となっていて、一貫性のあるサービスと様々なレベルの人を取り込めるのがキロロの魅力だと僕は感じました。注意点があるとすると、ホテルには英語または中国語しか通じないスタッフの方がいて、まるで外国に来たような感じがしたということでしょうか。お客さんも日本人をほとんど見ませんでした。
あと、僕の中で印象的だったのが、おチビのスキースキルが上達するのを、我が事のこと以上に喜んでいた相方の姿でした。そんな観点で、家族の体験の満足度をあげることができるってのも、また一つ学びがありました。
僕ですか?いやー、最終日に晴れて最高の雪質だったのを少しでも楽しめてよかったですよ!飛行機も遅れなかったし、誰もケガしなかったし、会社からの緊急連絡もなかったし、何も言うことはないです。
ごちそうさまでした。また来ます。