スキー準指導員に合格すると、続けて公認スキーC級検定員の受検を検討する方も多いと思います。
しかし、準指導員受検の情報以上にC級検定員の受検情報がなかったので、改めてブログにまとめることにしました。
この記事は、東京都スキー連盟で2025-2026年シーズンにC級検定員を受検した僕個人の体験記です。都道府県連によって日程・手続き・当日の進行が異なりますので、受検時は必ずご自身が所属する都道府県連の最新情報を確認してください。
この記事の要点
- 準指導員合格後の手続きは速やかに済ませる
- 継続的に準備できることとギリギリで準備することがある
- クリップボードとクリアファイルがあると便利
- 実技は「滑る」検定ではなく「見る・採点する」検定
準備: 準指導員に合格したらすぐに開始
準指導員に合格したら、さっそく「予定の調整」「宿の確保」「受検申込」そして「過去問の調達」を始めてください。
まず、予定の調整です。2025-2026シーズンの東京都連では、準指導員検定会の翌週にC級検定員検定会が実施されました。僕はたまたま予定がなかったのと、仮に不合格だったとしても滑りに行く予定であると家族に伝えていたので、そこはすんなり終わりました。
次に、宿の確保です。僕は、合格発表を受けた後、その足で泊まっていた菅平の宿の女将さんに事情を説明して、なんとか部屋を確保していただきました。お世話になっている常宿というのは持つものだなと、感謝しております。確実に合格できる自信がないと、事前に予約する勇気はありませんでした。
さらに、受検申込です。これは準指導員合格者へのブリーフィングの際に伝えられるのですが、合格後のC級検定員受検に関する案内のメールが月曜日あたりに SAJ から届きます。このメールを受信した後、準指導員の合格証とともに SAJ のシクミネットで申し込みます。申込期限は水曜日までだったため、メールが届いたらすぐに手続きを進める必要があります。
最後に、過去問の調達です。過去の出題傾向を確認できる資料が手元にあると、準備の方向性をつかみやすくなります。僕はご縁があり、過去3年分の問題を確認することができました。準指導員検定を通じて、様々な方とのつながりができて本当に良かったと思ったものでした。
受検対策: 準指導員挑戦時に行っていてよかったこと・受検を決めてすぐ始めるべきこと
C級検定員の検定では、理論(筆記試験)と実技(滑りを見て点数をつける)があります。
2026年度の実施要項では、理論検定について次のように案内されていました。
理論検定は、日本スキー教程、教育本部研修課題ハンドブック当該年度版、受検者ハンドブック及びスキー指導者検定規程・基準・実施要領、バッジテスト規程・基準、その他検定に必要な事項を内容として行います。
準指導員検定の時と同じように、まずは過去問を実際に解いて傾向を掴んでください。ただ、準指導員の時と違ってきつかったのは、準指導員の時は1ヶ月前からじっくり準備できたものの、C級検定員は数日で一気に勉強しないといけないことでした。仕事もあったので、実際に勉強できたのは1〜2日だけだったと思います。準指導員に受かる自信がある人は、先に過去問を取り寄せて勉強してもいいかもしれません。
問題は実技です。これはどうやってやるんだ?と思った方もいるはずです。その一方で、仲間やいろいろな人の滑りを見ていると、これで行けるのではないか・難しいのではないか、という感覚は掴まれているのではないでしょうか。僕は普段、巷で配信されている YouTube の検定受検動画を見て、点数をつける感覚をつけておいたことが助けになりました。
また、今シーズンからジュニア検定が大きく刷新されたので「受検者ハンドブック」の内容の理解も助けになりました。
そして、共通して役に立ったのが、 SAJ のサイトで公開されている「公認スキー検定員 クリニック理論/eラーニング」の YouTube 動画です。一般の人が受ける1,2級の検定は皆さん受けられているのでご存じの一方、ジュニア検定で何が行われるかを熟知している人はなかなかいらっしゃらないのではと思います。この動画で、文章だけではわからない検定の進め方が説明されているので、ぜひご覧ください。
検定当日の持ち物
検定員の受検に特化した持ち物を記録します。
理論試験では、準指導員の時と同様「鉛筆 3本」と「消しゴム」を持ち込みました。鉛筆なのは、シャープペンだとトラブルを起こすと回答ができなくなる恐れがあったためです。実は TOEIC などの他の試験でも僕は鉛筆を利用するようにしています。
実技検定は、「クリップボード」「クリアファイル(またはビニール袋)」と「油性の4色ボールペン」を持ち込みました。クリップボードは受検案内には書かれていないのですが、検定の場は雪上かつ得点を紙に書く作業があるので、書く場所が安定すると楽です。実際、スキー学校の検定員の方は閉じることができるクリップボードを使われているのをご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。クリアファイルは、得点を書く紙が濡れないようにするためです。僕が受けた時は晴れていたのであまり心配はなかったのですが、雪の日である可能性もあるので持っておくといいです。そして油性の4色ボールペンです。水性のボールペンだと雪などの水分で字が滲んで使い物にならなくなるので注意です。
そうそう、 SAJ 会員証を表示するスマホと、スキー板を履くことになるので普段スキーをする時の道具もお忘れなく。
検定当日の流れ
1日目の午前は理論、午後は実技の検定が行われます。東京都連は菅平高原スキー場で開催されます。
まず、 8:30am ごろに理論の試験会場に入って受付をします。僕は当日入りだったため、朝は少し慌ただしいスケジュールになりました。理論検定の流れそのものは、準指導員のそれと同じですので、落ち着いて取り組むことができました。
理論が終わると、一旦お昼まで時間が空きます。ランチを食べつつ、少し休みました。
午後は実技検定です。運営方法は年度や会場によって異なる可能性がありますが、僕が受検した回では、菅平高原スキー学校で実際に1級検定を受けられる方の滑りを見て採点する形式でした。最初の数人はキャリブレーションのため、都連の検定員の方から参考点が示されました。その基準に従ってその後に滑ってこられる方に実際に点をつけていきます。受検者の方が次々と滑ってこられるので、あまり悩んでいる暇はありません。これを3種目やります。結構大変です。その後、得点データを指示されたシステムに登録します。
これが終わると、1日目は終了です。
2日目に合格発表があります。いつもの裏太郎ゲレンデ下の広場に集まります。そこで、先週も配られた封筒を受け取り、合否を確認します。合格でホッとしました。10amごろで終わるので、あとはフリーで滑るのもよし、当日は東京都連のジュニア・マスターズ技術選が行われていたので観戦をしたりして過ごしていました。
おわりに
ここまで、東京都連でC級検定員を受検した経緯をまとめてみました。準指導員の受検に必死になって、合格してみたらボーナスゲームのように待ち受けているのですが、準備期間が1週間もないので結構あわててやることになりました。だからといって、準指導員の合格前提で事前に準備するのもなかなか気が引けるものでして、難しいところです。検定を無事終えて、ホッとしたというのが正直な感想でした。
C級検定員検定は、準指導員検定のように自分が滑りを見せる検定ではなく、人の滑りを見て基準に照らして評価する検定です。受検してみて、滑る側・教える側に加えて、見る側の視点を持つきっかけになりました。
改めて、都道府県連によって検定の流れはだいぶ違います。この記事は東京都連で受検した一例として読んでいただき、実際に受検される際は、必ず所属連盟の最新情報を確認して臨んでください。
付録
準指導員受検そのもののお話はこちらからどうぞ。

