今年(2026年)の首都圏の夏も、変わらず蒸し暑いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家も例外なく、夏になるとエアコンを使って暑さを凌いでいます。しかし、あくまで体感ではありますが、以前に比べて湿度が高く感じるようになりました。特に、夜の湿度の高さは快適な睡眠を妨げます。
この対策として、我が家では思い切って除湿機を全居室に導入しました。使い始めて1週間ほどたち、使用感が分かってきたのでブログにまとめます。除湿機の方式についてはこの記事では述べません。また、空調の快適・不快は個人差があるので、あくまでこれは我が家の感想であることを踏まえてご覧ください。
サマリー
- 特に湿度の高い夜が過ごしやすくなった
- リビング用は処理能力に余裕があると風呂上がりや調理時の急な湿度上昇に対応しやすかった
- コンプレッサー式除湿機の動作音への感覚は個人差があるが我が家では問題なかった
前提
我が家はマンションでして、断熱性は高いです。部屋は 3LDK の首都圏では標準的な間取りです。リビングの隣の部屋は動く壁(可動式の間仕切り)があり、開くと 2LDK として活用でき、その状態にしています。また、浴室・脱衣場・トイレを通じて24時間換気(第三種換気)があります。そのため、冬は乾いた外気、夏は湿った外気の影響を受けやすい環境です。
効果と評価
真夏の夜、それほどエアコンの設定温度を下げなくても、快適に眠れるようになりました。具体的には、エアコンの設定温度を冷房・26.5度とし、除湿機の設定湿度を55%または60%(後述)に設定しています。これにより、寒すぎず、しかしジメジメ感を感じずに快適に過ごし、眠れるようになりました。除湿機導入前は、夜になると冷房の設定温度を24度程度とかなり冷やして眠っていたので、冷やしすぎで体調を崩しかねませんでした。
今回導入した除湿機はどれもコンプレッサー式です。そのため音がします。ただ、我が家ではそれほど気にせず眠ることができています。湿度による不快さの方が問題が大きかった、とも言えるかもしれません。これは人によると思います。
除湿機ですが、昼と夜では動きが違います。
昼は、外気温が高くなり太陽光が入るため、エアコンの冷房が積極的に動きます。すなわち、空気を冷やす際に除湿が行われることから、除湿機は夜ほど稼働状態になりません。我が家で昼間は除湿機の稼働が少ないのは、この影響が大きいと考えています。
問題は夜です。外気温がやや下がり太陽光が入らなくなるため、エアコンはそこまで積極的に動かなくなります。そうです、空気を冷やす時に起きる除湿が行われなくなります。さらに、冷房が弱まった後にエアコン内部の水分が室内へ戻る、いわゆる「湿度戻り」が起き、部屋の湿度が上がりやすくなります。そこで、除湿機の出番です。積極的に除湿をして、部屋を快適に保ちます。具体的にはこんな感じで動いているようです。
除湿機が動く
↓
湿度が下がる
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温度が上がる (除湿機の排熱の影響)
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エアコンが動く
↓
温度が下がる・湿度が下がる (エアコンと除湿機の両方が動く)
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除湿機・エアコン一時停止 (設定値に達する)
↓
湿度戻りが起きる
↓
除湿機が動く
今後、梅雨時や秋の長雨の頃の気温が低いが湿度が高くなる季節にも役に立つのではと考えています。
この後は、購入した除湿機とその詳細に話を移します。
購入した機種
2機種です。
リビングは三菱電機「MJ-P180ZX」(販売価格 6万円強)、寝室には山善「RCD-J60」(同 2万円弱)を2台、合計3台を購入しました。
| 項目 | 三菱電機 MJ-P180ZX | 山善 RCD-J60 |
|---|---|---|
| 除湿能力 | 15.5L/日 | 5.0L/日 |
| 鉄筋適用面積 | 39畳 | 13畳 |
| 消費電力 | 330W | 185W |
| 運転音 | 強:46dB/弱:38dB | 最大:46.9dB/最小:38.6dB |
| 外形寸法 | 高さ594×幅372×奥行281mm | 高さ500×幅290×奥行250mm |
| 重量 | 15.2kg | 約10.8kg |
※除湿能力、鉄筋適用面積、消費電力および運転音は、首都圏で使用することを想定し、50Hzの仕様を記載しています。
スペック上の運転音がほぼ同じなのではと思った方、鋭いです。これ、両方比べると音の質が違います。 MJ-P180ZX は、コンプレッサーの音より送風音の方が大きいのです。 RCD-J60 は、コンプレッサーの音の方が大きいです。なので、 MJ-P180ZX の方が静かに感じるかもしれません。
そして、部屋の割にオーバースペックのように見えるかもしれません。なぜこの能力を選んで良かったのか、続けて説明します。
三菱電機 MJ-P180ZX
リビング用です。鉄筋住宅で39畳まで対応はオーバースペックなのではと思われるかもしれませんが、実はこの性能で良かったと思う点が2つあります。
- 70%台→55%(設定湿度)に落ち着くまで30分もかからないことが多い
- 風呂上がりやキッチンで調理をしている時などの急な湿度上昇に対応できる
この除湿機を導入する前、5L/日の今より処理能力が小さい除湿機を使っていました。部屋の大きさを考えると仕方ないのですが、なかなか湿度が下がらないばかりでなく、ほぼ止まらずに運転し続けていました。これは、余裕が必要なんだなと考え、大きめのものを買ったのでした。また、我が家の場合、24時間換気が動いているせいか、設定湿度まで下がった後にすぐに湿度上昇が始まります。それもあり、処理能力の大きさは重要だったと感じています。
他の機種も比較しましたが、こちらにした理由があります。一つ目に、排水タンクが前方からアクセスできる点を重視しました。水のたまり具合が確認しやすく、かつ水捨てをしやすいのです。二つ目に、排水タンクの容量が、ただ大きければいいというわけではないということです。小学6年生の息子に水を捨ててもらっているのですが、この機種でも満水時には水だけで約4.7kgになり、タンク本体を含めると結構な重さになります。これ以上多いと、おそらく捨てに行くのが大変になる可能性があります。場合によっては大人が捨てに行くことも考慮してください。
いくつか留意点があります。湿度の高い日は、一晩で排水タンクが満水になることがあるため、夜寝る前に水を捨てておくと良いです。12時間後に自動停止する切り忘れ防止機能がありますが、我が家では解除して運用しています。
山善 RCD-J60
2部屋の寝室用です。これを選んだのは、ひとえにコストパフォーマンスの高さです。2026年現在、寝室向けの除湿機を私が調べた範囲では、寝室用グレードの除湿機で2万円を切る機種は思ったほど多くはないのです。
この除湿機は、基本機能は充実していますが、細かな制御や動作は価格相応と考えた方がよいです。また、個体差の影響もあるかもしれませんが、内蔵湿度計が MJ-P180ZX や部屋に備え付けの湿度計に比べて5ポイント高めに表示される傾向があるようでした。そのため、実際の室内湿度を55%前後にする目的で、本体は60%に設定しています。また、12時間自動停止機能を解除する方法がないので、12時間たってしまうと必ず切れてしまうのがちょっと残念です。というのも、僕は仕事部屋兼寝室で過ごすことが多く、12時間以上の連続稼働を期待しているからです。
除湿機の導入を検討されている方へ
1台目を買って、自分に合うかどうか試していただくと良いです。その際にどの程度の処理能力を選ぶかですが、リビング、特に浴室・キッチンから湿気が入りやすい部屋で試すなら、 MJ-P180ZX のような15L/日前後の除湿能力を持つ機種を選ぶと良いと思います。寝室程度の大きさの部屋のみなら、 RCD-J60 または同等品でも間に合うでしょう。今回購入した機種はいずれもキャスター付きなので、最初の1台をリビングや寝室へ移動させながら、効果や運転音を試せます。そして、本当に各居室に必要だと感じたら、その時に改めて導入すると良いのではないでしょうか。
なお、夏は冷房と併用が前提と考えてください。除湿機は運転すると室内に熱を出す、すなわち部屋の気温が上がります。冬に加湿器が暖房の代わりにならないのと同じく、夏に除湿機だけで冷房の代わりにはなりません。
除湿機を買おうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。


