この春に買ったもの その2 高性能電子辞書

この春に買ったもの その2 高性能電子辞書

やることを期限付きで積み上げていきますと、いかに予定通り、そして予定よりも早くこなすのかが大切になって参ります。〆切を越えるようなことではだめですし、逆にギリギリでないのは僕的に面白くありません。そこで、そのギリギリな線を乗り越えるために、さらにものを買うと言う「どんな循環だよ!」という流れができております。

ということで、 Xperia に続いて買ったのが電子辞書 CASIO Ex-word XD-A9800 です。

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■まともな辞書は持ち歩けない

電子辞書と言いますと、僕は夜中の通販番組に出てくる19,800円!とかけ声と同時に出てくるものばかり想像していました。あれを買うくらいなら、Web上にある辞書サイトで事足りるのではないかと。

そんな中、受験勉強をはじめて英文読解をしていると、どうしてもわからない英単語に引っかかります。用例がよくわからないものも少なくありません。それに、経済や技術に関する専門用語は、Web上にある辞書では語彙数が全く足りません。それに困っていますと、とある方に英文の論文サーベイや専門の勉強をするなら「ジーニアス英和大辞典(※1)」「リーダーズ」「リーダーズ・プラス」は必携だよと指摘されました。

しかし、ジーニアス英和大辞典はでかすぎて引くのも大変ですし、そもそも持ち歩けません。そこで、電子辞書に初めて手を出したのであります。

電子辞書をナメてました

上記3冊の辞書を漏れなくカバーできるのが、今回手に入れたXD-A9800です。価格は46,800円(ビックカメラ10%ポイント還元あり)。通販番組に出ているグレードとは明らかに値段が違います。しかし、中に入っている辞書のうち、だいたい5つ以上そろえることを考えると安いのです(それでも高いと思った方は最後まで読んでみるといいかも)。

元となっている辞書の語彙数や用法用例がすばらしいおかげで、期待通り勉強に役立っています。同じ意味の単語のようでも、用法用例を確認すると実は違うものも少なからずあるので、特にその部分を確認するのに最適です。文を書く人はもっと重宝するのではないでしょうか。

英語の教科書・論文を使った勉強会に参加している時に、買っておけば良かったなーと思いました。

■電子辞書だからこそ

電子辞書だからこそできることがあります。それは、辞書間横断一括検索です。英語なら、ジーニアス・リーダーズ・オックスフォード・ロングマン・そして類義語辞典まで、一気に検索できます。同じ用語でも、複数の辞書を横断すると、より深く、より詳しくその言葉を理解することができてちょっと嬉しくなります。これは日本語や専門用語の検索でも同様でして、大変重宝します。今必要な用法以外もサクっと覚えておくと、後で別の意味として出てきても引っかかりづらくなりますよ。

また、英語をはじめとした外国語の発音も聞くことができます。発音記号だけでは実感が湧かない場合も音で確認でき、さらに理解を深めることができます。

■個人的に嬉しい機能

まず、類義語辞典は思った以上に活躍しています。日本語で同じ表現が続きかねないときに、類義語辞典をひくとバリエーションが生まれ、単調な文面から解放されます。小説等の本を大量に読むと自然につく力ではありますが、辞書の力を使って表現力を鍛えるのはイケています。

画面の液晶も視野角が広く、かつ読みやすくできています。レスポンスも良好です。

それに、このXD-A9800は大学生向けモデルということもあり、就職試験でおなじみのSPI2対策アプリがついています。これ、僕もたまたま今回使うタイミングがありまして、重宝しました。ただ、普通の社会人の人はいらないでしょうね。

あと、オバマ大統領の演説が収録されています。

■電子辞書は高い物を買う

辞書は語彙数が勝負であります。高い物になればなるほど、もたらしてくれる知識の豊富さに調べるのが楽しくなるほどです。

論文サーベイや英文記事を見る時は、このXD-A9800があれば十分だと思います。

さらに、日本語やビジネスの情報を充実させたい時は、ビジネスモデルのXD-A10000という上位機種があります。こちらはさらに1万円高いので、英文読解が主目的だと割高かもしれません。どちらか選ばれる場合はその点を踏まえてどうぞ。

あ、通販で買ったほうが安いみたいです。

※1: おなじみのジーニアス英和辞典は語彙数9.6万。そして、ジーニアス英和大辞典は25.5万。名前は似ていますが別格なんです。

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