Nginx ユーザ会 #0 に行ってきました #ngxug #hbstudy
昨夜、サイオステクノロジーさんで行われた「Nginx ユーザ会 #0」に足を運んできました。
この日は、Nginx開発者であるイゴールさんから直接お話を聞ける貴重な機会となりました。
それでは、いつものようにノートをアップしておきます。ただ、今回は本編は全て英語(逐次通訳あり)でした。もし、解釈の誤り等ありましたら、Twitter経由でご指摘いただけましたら幸いです。
The 1st NGINX Japan User Group meetup! #ngxug pic.twitter.com/J3cc3J4T8E
— nginx web server (@nginxorg) 2014, 6月 18
概要
- 日時: 2014?06?18
- 場所: サイオステクノロジー 本社 (白金高輪)
- http://nginx-ug.jp/?p=11
Nginxユーザ会 #0 (共催: #hbstudy #56)
初来日のNginx開発者Igor Sysoev(イゴール・シソエフ)さんを囲む会
イゴールさんを囲んでビール、ピザスナックありのカジュアルな集まりの予定です
nginx.com社公認のNginxユーザ会を立ちあげたいので、その第0回的な気持ちです
Nginxユーザーコミュニティの立ち上げについて サイオステクノロジー 安藤浩二さん
日本のユーザーコミュニティの歓迎とNginx社としてのコミットについて Nginx社 CEO Gus Robertsonさん(通訳付き)
Nginx アップデートNginx社CTO Igor Sysoevさん(通訳付き)
質疑応答(通訳付き)
懇親会
■概要
日時: 2014/6/18(水) 19:00?20:30 ※開場18:30
会場: サイオステクノロジー東京オフィス 9階オープンスペース (東京都港区南麻布2‐12‐3 サイオスビル)
参加費: 無料
告知順の都合で hbstudy #56 が #55 よりも先に開催になりますのであしからず
当日はUSTREAMでのライブ中継も予定しています(チャンネルは↓)
http://www.ustream.tv/channel/sios
※twitterでhbstudyをフォローしてください!
公式ハッシュタグ→ #ngxug #hbstudy
はじめに
- 背景
- 参加してね!
- ユーザ会のサイトがページができました http://nginx-ug.jp/
- Google Groupsもあげました! https://groups.google.com/forum/#!forum/nginx-ug-jp
- 他にも色々展開して行くよ
- イベント
- セミナー
- ゆるキャラがほしいっ!
- わぷー (WordPress)
- あれより可愛い方が良いなぁ…
- ロシアではチェブラーシカ(?)
- hbstudy
- ちょっとしたおしらせ
- 初hbstudy参加者多い!
- しゃべりたい人 @netmarkjp さんまでご連絡を!大歓迎!!
- サイオスさんと商業的なつながりがあるわけじゃないよ!
- (実はHBの問い合わせフォームから直球で連絡を受けたのでした)
開発元より
ガスさんの話
- オージーの人だ
- 赤坂にもおったらしい。日本に戻れて嬉しい!
- nginxの概要
- 140M数のサイトで使っている
- nginxはプラグインを追加してどんどん機能追加できるぜ!ユーザコミュニティの助けがあっての事。
- それがあって今がある。
- httpの成長は早い
- ワールドワイドで話を聞いてきた
- API, モバイルでバイス, ダイナミックWebサイト, メディア…
アンドリューさん
- Co-founder
- 3年やってます
- 開発者ではないけど、イゴールさんとやってきた。
- 日本は初めてだ
- Modern Web Server
- ユーザがハッピーである事が大切。ハッピーにするのがnginx。
- 10年の蓄積…それでもモダンだ。現状にあわせて機能追加できている。
- 小さくても、急に大きくなっても役立てる。
- nginxがもたらすもの
- 「重量挙げ」はnginxがやるぜ!…ビジネスに集中してもらえるように。
- Who benefits? – 人・アプリ・Web
- 強調したいのは、nginxはユーザコミュニティとともに開発して行くプロジェクトである。
イゴールさん
- モスクワから来たよ!
- 1970年 カザフスタン生まれ
- 初めて使ったのは YAMAHA MSX だ
- 色々興味があったけど、特にCSを学ぼうと思った。MSXのおかげっぽい。
- av.com – 大学で初めて作った大きなソフトウェア。MS-DOSのウィルス対策ソフトらしい。
- 日本は初めてだけれど、日本文化が好きっぽい。
- アニメはよくわからん。
- 10代の頃に、伝統的なものに興味があったらしい。
- 庭園とか?
- 日本文学 (芭蕉・蕪村)
- まっ、ロシア語に翻訳していたものだけれどね!
- 東京もいいね!住んだら楽しいだろうねー
- おっと言い忘れた、15歳の子がいるんだけれど。
- 昨日、寿司食べたんだけれど、日本で食べたらロシアと違ってうまくて認識を改めたよ!好きだよー
- 2000年ごろに開発開始…その頃はApacheが台頭
- ある開発者の人が、ApacheがProxyとしてアクセラレーションで来ているのか疑問を呈してきたのが発端。
- 調べたけど、ぜんぜんあかんやった。
- なんとかしたい。
- Apacheモジュールを自分で書こう!とした。
- そのうち、モジュールをIntegrateして行く道があるんじゃないかと考えるようになった。
- C10K問題 – これ以上だとどうにもならん。
- lighttpなどがあったけど、静的コンテンツしか扱えなかった。商用だとプロプロエタリだった。だから、OSSを作ろうとした。
- lighttpは設定がCLIしか使えない。
- バーチャルホストもはりづらい。
- Apacheのような柔軟性を担保、だけどあそこまでなくてもいい。できすぎると管理負担がでかくなって泣くよね。
- Apacheにあるいらない設定を省こうとした。
- 夜中に電話がかかってくるような状況はやめたい。
- 最初から入れたかったのは オンラインアップグレード
- 名前は、紆余曲折を経て nginx という綴りになった。見た目も、音もいいぜ!
- ロシア語的に、2つ目のNの逆は意味があるらしい。’い’という音らしい。イゴールさんの名前の頭文字なのと、ロシア発なのを込めたかった。
- 2004/10/04 最初の公開版をリリース。
- proxy, 静的ページに対応
- 2005年にCGIに対応
- 最初 3年くらいはロシアのユーザばかりだった。
- 2007年に英語版を作った。その後は英語の地域に広がった。
- 長い事一人でやってきた。
- その後、仲間に加わってくれたのが、マキシムさん。
- 開発を加速させたかった。
- 2009, 2010年頃はメンテに必死で新機能がつけられなかった。それを打開したかった。
- 英語のドキュメントも整備したかった。
- 共同創設者のおかげで、マーケ、マネジメントの環境が整ってきた。
- 英語でコミュニケーションできる状況は、私に取って助かる。
- 2013年に、Nginx Plusを発表。商用版。
- Stable lineをベースに開発。安定性が高い。
- より古いバージョンを使うのを好んでいる人もいる。安定性を買っていると聞いているから。
- でも、それは違うとのこと。 一番新しいものが一番安定している! 古いものはBug Fixの施しは無い。
- 2ラインの開発
- Stable Line
- Main Line – Nginx Plus・最新版
質疑応答
- HTTP 2.0 サポートについて
- SPDY 3.1 はサポートしている。似ているので、それほど手を加えなくても行けると思う。
- ビルドを簡素にするインタフェース開発の計画はあるか?
- よりビジュアルなWebインタフェースの開発の計画はある。
- イゴールさん的には、テキストファイルでまとめた方が便利だと思ってる。何度も使えるし。
- ただ、毎回やるわけじゃないから、作った方がいいなーとは思ってる。
- 後で個別に更に聞いてみたら、テキストファイルにまとめているのだったらそれでよくね?これはあんまり優先度高くなさそうだった。
- 古いバージョンを使い続けてるんだが…
- セキュリティに関するFixは古いバージョンについても適用
- SPDYでパフォーマンス向上を期待できる
- Proxyを使っていればテストも可能
- 1.7.2:昨日追加した機能により高度なキャッシュ機能も作ったよ
- websocketの機能も付けたよ
メモ
- 逐次通訳の方の語彙力半端ない。このノートも、自分の耳が追いつけない所は逐次通訳の方のお話を頼りました。大変おつかれさまでした。
- 英語力付けていかんといけん、特に話せない。もっと質問したい。
- サイオステクノロジーさん、どうもありがとうございました!