昨日、『地域と大学連携のための公開シンポジウム』へ行ってきました。

東京大学の人が地域社会に向けてどんな活動をしているのか、また千代田区では企業同士でどんな地域振興の活動結果が出ているのか、発表がありました。
ビジネス的なレポートは、さておき…。会社の社内ブログにレポート書いたし。

さて、いろいろな方と話していて気がついたのは、教育機関・既存ビジネス・ベンチャービジネス、それぞれ「文化」が全く違うこと。常識と思っていたこと、琴線に触れる話題、そして人との接し方。
普通、自分と「文化」いや「常識」と言ってもいいでしょう、そういう人と会うと拒否反応が出るんです。それが意識的、無意識的に出ていたから、「こことここがコラボレーションすればすごいビジネスになるのに」と思ったことが実現されないのだなと、はじめて、それもはっきり確認しました。
でも、それぞれの文化に属している人は、今やっている行動が「正しい」と思ってる。もちろん、間違ってもない。だから難しい。

以前、とある本を読んだとき「シリコンバレーでは違う文化を認める空気がある」みたいなことが書いてありました。
私はシリコンバレーに行ったことが無いので事実はどうかはわかりません。しかし、これからの時代は「互いの文化の理解」からスタートし、そして「おいしいところを足し合わせて新たな価値を生み出す」時代にしていかないといけないな、と考えています。
否定するのは簡単。自分の文化圏で活動するのだけでも、実は結構大変。でも、それを踏まえても「コラボレーション」をやる意義はあると思う。
なぜなら、このままだと日本が弱くなってしまうから。
せっかくある、日本が数千年と培ってきた、貴重なリソースが眠ったままになってしまうから。そして、海外のもの「だけ」になってしまうから(共存はするべき)。

僕は新しいことをやる文化にいるから、古い文化はほとんど知らない。だから、先ずは知る。敬意を持って。
知る前から、僕から「新しいことをしましょう」と言うなんて、正直おこがましい。何も知らないのに。
そうしていかないと、ご縁は本当のご縁で無くなる。