やりたいことはいっぱいある
就職してから、年を追うごとにやりたいことがどんどん増えています。カテゴリ問わず書きならべていくと…
- プログラム
- インフラ構築 (サーバとか)
- システム開発のマネジメント (お客様・チーム)
- 新しいシステム開発技術の探求
- 後進の指導
- 自転車
- スキー
- 写真撮影
- 晩飯はちゃんと作る
- 部屋の掃除を定期的にする
- 飲みたい
ぱっと思いついただけで11個も出てきました。しかし、どう考えても全部は出来そうにありません。やろうとしている範囲が広いですし、何よりナポレオンのように3時間睡眠でやりきるほど耐えられるような体力もありません。
そして、やるからには「目標」というのがあります。今思い浮かべていることを軸に考えると、その方法は1つではなく、どれかをピックアップしていけばたぶんたどり着けるものです。過度の無理は必要ありません。
あきらめる
そうすると、迫られる判断があります。どれかを「あきらめる」ということです。ものすごく消極的な言葉なのですが、あきらめた分を残した分へ振り向けることができるという、実はポジティブなことなのかなと思うわけです。
一番悩むのが、「プログラム」をはじめとした実務と、その対極にある「マネジメント」です。プログラムをはじめとした実務的な仕事は、やりこんでいるととても楽しい。自分で作り上げているんだって間はもちろんのこと、問題に突き当たって悩んだ末に解決する爽快感は技術者の醍醐味であります。
そんな中、仕事をするにつれて「マネジメント」の仕事が増えてきました。実務をやる人が気持よく仕事ができるよう環境を整え、また会社の全体最適を考慮し、そしてお客様へ対し責任を持って接する大事な仕事であります。誰かがやらなくてはならない仕事であることはもちろんですが、1人ではできない仕事をまとめ上げられるという醍醐味があります。それは、実務をするのとはまた違う感触を得ることができます。
僕は、正直なところは30歳までプログラムを書きたかった。なぜなら、プログラマからマネージャになることはできても、逆を行うことはできないからです(少なくても日本では)。では、家で(※1)プログラムを書けばいいのでは?と言われるかもしれませんが、家に帰ればまた別のことがどうしてもやりたい。写真を撮りながら旅したり、冬は毎週のようにスキーへ行きたい。バカンス大事!って思いでやります。
あきらめきるには
ここまで考えると、もうプログラムはあきらめるしかない。と整理することができます。
しかし、なかなか踏ん切りがつかないのです。プログラムを知らなければマネジメントできない(※2)という背景もありますが、何より書いている楽しさが忘れられない。じゃ、マネジメントがつまらないか、というと全然そんなこともありません。
これではきりがありません。とりあえず、自分を納得させるために、「今から少し先に、必要なことをやる。」ことにしました。必要性を軸において優先度を振るわけです。結果は同じなのですが、納得できることが大切。モチベーションを高められるかどうか、だいぶ違ってきます。
気をつけなければならないのが、こうしていくと10年や20年先のスパンを見失いかけてしまうことです。とはいうものの、10年前に今を想像できたかといわれるとわからなかったのですから、これから先なんてさらにわからない。できる対策があるとするなら、10年を振り返って先の10年を見据える。そして、風の流れをとらえる嗅覚を鍛え続けることくらいでしょうか。
こうして、この一瞬も使いつつ、ゆっくりとやりたいことをあきらめていこうと思います。
※1 帰宅するのは22:00?23:00ごろ。小さな会社は一人一人の業務量がひっ迫していて、なかなか追いつきません。混乱しているものを一つ一つ整理して、徐々に効率を上げている最中でもあります。
※2 他にも、企業財務や経営戦略をはじめとした様々な事柄を知る必要があり、広範囲です!
一番大事なことは信じること だと僕は思ってる