広島の福山に来て、まもなく一週間。
研修が目的なのですが、当初の目的はそこそこに、どんどん仕事を進めている毎日です。

さて、広島で仕事をしていると、東京で仕事をしているときと違いがあるな、と言う事を身にしみて感じます。

  • ITリテラシの差
  • 企業間の仕事の回し方
  • お金の動き方
  • 「地」の人の感覚

そして、これらが影響しあって「ビジネスで求められているもの」が違ってきているのです。

東京に住んでいると、テレビで「地域格差」という言葉に代表される、まるで地方がやばくて東京が偉い!みたいに感じてしまう情報がまわっています。
しかし、実際は絶対的な収入の差はあるにしても、それが決して「格差」というか「生活の豊かさ」につながっているわけではないのです。だって、ちゃんと3度の食事をして、仕事をして、遊んで、そして寝ているのです。
そんな事よりも問題なのが、「東京の論理」によって、東京にばかり「お金」「人」そして「情報」が集まりすぎているのです。東京に最適化されたシステムになっているから、自然に「格差」ができているように見えるのです。
本気になって、東京以外の「全国」を見ている人が、日本全国の文化を豊かにして行こうと思う人が、どれだけいるのでしょうか。

そこが、僕が新しい仕事に切り替えた最大のポイントです。

この思いは、この夏に九州を一周して、そして(まだ一週間とはいえ)広島に来ていろいろお話を聞いて、より深まっています。
今すぐに日本は壊れる事はないと思います。しかし、今のまま放置すると、今の日本が予想もしていない悪い結果が出そうな気がするのです。だから、今この瞬間に一歩でも具体的に動きたい。こう思うのです。