日曜日は、Introduction to Information Retrieval の 輪講(略して『IIR輪講』) 第13回でした。

取り組む章は12章「Language models for information retrieval」(言語モデル)でして、担当は僕でした。
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輪講の内容は、たつをさんとnaoyaさんのブログが詳しいのでご覧下さい。
[を] 「Introduction to Information Retrieval」輪講第13回
Introduction to Information Retrieval #11 の復習資料 – naoyaのはてなダイアリー

さて、僕は普通のWebプログラマでして、これといって自然言語処理の研究をやっていたりしていたわけではありません。というか、大学に行ったことがありません。それでも、輪講をはじめとした専門的なことを仲間うちで学ぶ『私塾』的なものが増えてきたことで、仕事をしながら勉強をするという非常に恵まれた時代が、今です。

でも、やっぱり専門をしっかり掘り下げた人と一緒にやるには、何かと大変です。普通に机に向かって教科書を読み、ノートをとっているだけではなかなか身に付きません。

そこで、僕はより身につく学習をすべく、次の3つの取り組みを欠かさず行うようにしています。
1. 質問する
2. 発表する
3. 実習する

この3つは誰にでもできるんですが、どれも非常に勇気が求められる取り組みです。そして、下に行くほど取り組む「パワー」を求められます。ぐぐぐ???っというパワーが。

今回は特に『発表する』ことがポイントになりました。
発表することは、必ず「予習」が必要になります。それも、発表する以上、恥ずかしい思いはできません。これほど予習すれば覚えられる集中力は高まりますし、たぶん後にも先にも忘れることもないでしょう。

しかーし。
今回は、さすがに予習したのですが、わからないことがとても多かった…。
教科書が英語なので翻訳で時間がかかってしまい、肝心要の内容の理解を深めるのが疎かになってしまったのです。事前に参考図書の案内もあったのですが、それを読んでも最後まですべてを理解することはできませんでした。これは本当に残念。本当に翻訳がぼろぼろだった…
ただ、講義後に補足をしてくれる方がいらっしゃったり、「英語の論文・教科書にはパターンがあるので他の文章もよく読み込んだほうがいい」と教えてくださる方もいらっしゃいました。これで更なる理解の糸口がつかめそうで、本当によかったと思っています。発表していなければ、このことさえまったく知る機会がなかったかもしれません。

その他、質問は『こえむの編集後記 ? 徳力さんのセミナー「ブログを活用してヒューマンネットワークを広げる方法」へ行く』で取り上げています。簡単に言うと、聞く力を向上させるきっかけをつかめます。詳細はエントリにて。
実習するについては、今回の場合、僕はこれからかもしれません。プログラマな方は、せっかくコンピュータという実習道具が手元にあるのですから、使わない手はないでしょうね!って、ここまで言ったら逃げられないぞ>自分!

輪講・勉強会をはじめとした私塾的なものに出席されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、前に立って発表してみてください。かなり緊張しますが、時間密度は他の誰よりも濃くなると思います。

復習も手ごわいIIR輪講と、それにまつわる『知る力を強める』おはなしでした。