先週末は、車で栂池自然園へ行ってきました。
栂池自然園は、白馬エリア(小谷村)にある栂池高原スキー場のさらに上にあるハイキングエリアです。春は水芭蕉、夏は避暑、そして秋は紅葉が美しい場所とのことで聞いていました。標高も高いので、紅葉は周辺のエリアよりも少々早めに始まる場所でもあります。ちょうど、紅葉の色づきが良い週末に晴天になるとわかったので、急遽レンタカーを調達して家族で行くことにしたのでした。
ロープウェイに乗車しているときまでは山に雲がかかって見通しが悪かったのですが、山荘に着いたら一気に雲が晴れました。いやーこれはラッキーだなと安堵するのでした。
栂池自然園は非常に良く整備されたところでして、ゴンドラ往復乗車券＋入場料で3,600円しますが、車椅子でも散策できるエリア、足が悪くてもゆったり散策できるエリアが前半に存在します。そのためか、僕らのように赤ちゃんを背負って散策したり、小さな子供と散策している家族もちらほらいました。もちろん、お年寄りと同伴のご家族もいらっしゃいました。
川を越えて後半に入るとやや高低差が出ます。ただ、登山ほど厳しものではなく、足が問題なく動かすことができれば子供やお年寄りもゆっくりこなすことができる場所でありました。
さて、僕らは時間の関係で浮島湿原まで行くことができました。非常に風情があって良い場所でした。浮島湿原周辺は休憩場所も整備されており、ゆったりと紅葉と湿原の織りなす風景を楽しむことができました。
そうしている間に、あっという間に雲がかかって山々が見えなくなってしまいました。ちょうどタイミングがよかったのだなと相方と話をしたのでした。
滞在時間は、駐車場起点で4時間強でした。この間、ずっとうちのおチビを背負っていたのでなかなか堪えました。一人で荷物を背負っているのとは、また違うものがあることを知ったのは良い教訓です。
さて、ここまでは東京都内から休憩を挟んで車で4〜5時間かかります。それでもペースが早いほうでしょうか。スキーへ行く時の勢いでここまできましたが、さすがに家族がいるとちょっとしんどかったです。また、レンタカーの返却時間も迫っていて、帰りは精神衛生上いい状況ではありませんでした。できれば、泊りがけで来たほうがゆったり自然に親しめるはずです。僕も、今度来るとしたら白馬のどこかで泊まるようにしたいと思いました。
また、装備は車椅子で回れるエリアは別として、ハイキングに適した服装と靴を用意したほうが安全です。僕ら一家は、夏〜秋山登山用の装備で臨みました。後半はアップダウンがあるところを歩くこと、そして日が曇ると一気に体感温度が下がったため、ちょうど良い装備だったと思います。
この記事を書いている頃には白馬はもう少し下のエリアが紅葉しているはずです。首都圏に近い大混雑必至の紅葉狩りを避けて、ちょっと距離はありますがゆったり楽しめる紅葉狩りはいかがでしょうか。
参考: Flickr Albums – 栂池自然園, 2015
