昨夜、7/20にPHP BLT #5がGMOペパボさん主催で催されました。私も久々に、自分の普段の業務で得た知見をお話しする機会に恵まれ、発表しました。

発表内容

僕が現在勤務しているメルカリでは、Pull Requestのソースコードレビューはボランティアベース、それも数人の人がコメントを寄せてくれるような環境にあります。僕はこれまで小さな会社で働いていたことがほとんどで、じっくりコードを見てもらうことはもちろん、数人の人から多角的にソースコードを見てもらうことはありませんでした。そのような状況でしたから、入社した半年前は大変な衝撃を受けました。

一方で、自分がソースコードレビューをしようとした時、当初は何を見れば良いのか正直よくわかっていませんでした。そんな中で、半年の間に同僚から得た知見を元に、特に要求仕様をもとにレビューするにはどうすれば良いのか、自分なりに知見をまとめたのがこの発表になります。

要求仕様のレビューを通じて、静的コード解析では網羅できない問題を発見できることはもちろん、他の部門がどのような開発を行っているのかを知ることができます。組織が大きくなるとどうしても隣の部門が何をやっているか見えなくなることがあるかと思いますが、そういったことを仕組みとして解消できる良い手法ではないでしょうか。

今後は、技術的な部分のレビューの力を高めることで、よりソースコードレビューを通じて品質向上に貢献していくつもりです。ひいては、ボランティアベースで回っているソースコードレビューの仕組みを維持できるよう、活動できればと考えています。

感想

PHP BLTに初めて参加(※1)したのですが、とてもカジュアルに発表できる場で大変楽しく過ごすことができました。人も多すぎず、懇親会の時間にはゆっくりとお話しする機会にも恵まれました。

規模の大小関わりなく、勉強会やカンファレンスで発表することは、今まで自分がやってきた事柄にけじめをつける、言い換えれば整理する機会として利用しています。整理を行うと、何を自分が理解しているかを理解することができ、大変有益です。また、そのような知見が他の誰かに役立つ知見になることも少なからずあります。

時間を見つけて、気軽に参加できるイベントでまた発表しようと思っております。

運営をしていただいている皆様、そして会場を提供いただいたGMOペパボ様、どうもありがとうございました!

※1: 本来であれば勤務先でやっていた時期に出ればよかったのですが、その時は入社したばかりで今やることに必死で回ってませんでした、すいません…。