プログラミング体感まんが「ぺたスクリプト」を献本いただきました
この本のポイントは次の3つだと僕は見ています。
- 小学生の子がプログラミングで何ができるってのを知ることができる
- プログラミングは命令で構成されていることがわかる
- 実際に自分でも作ってみたい子へ門戸が開かれている
1は、プログラミングってなんだろう?と小学生、特に小学3年生以上のお子さんが興味を持ったときに、まんがを通じてできることを知ることができる内容になっています。また、親御さんの中で、プログラミングを子供に説明するのがちょっと大変なときにも、この本の内容は有効ではないかと思います。
2は、主人公の少年はぺたスクリプトというScratchに似たプログラミングできるシールを通じて現実世界をプログラミングしていくのですが、その流れを通じてプログラミングとは命令で構成されていることを理解するきっかけをつかむことができます。
3は、実際に各章に登場するお話を実際にScratchで実装するにはどうすればいいか、章末に解説があります。ただ、文字が小さめなこと、解説が小学生には難しめに作られているので、親御さんと一緒に取り組まれるのが前提なのかもしれません。
個人的に惜しいなと思うことがあります。
プログラミングを通じて、ソフトウェアを作ることは、創造的な活動だと僕は考えています。存在する問題を解決するための手段としてのプログラミングは確かにあるのですが、創造的な活動、という点がもっと出て入ればいいなと思いました。
小学生のお子さんをお持ちの親御さんで、プログラミングを始めてもらうきっかけを作りたいと方に、お手にとってご覧いただければと思います。