今日は今まで書いたことがない話でも書きます。今年の早春ごろから、ピアノを始めました。
もともとは息子が昨年秋から始めたものだったのですが、いつの間にか自分も始めていたというものです。

「現状」「きっかけ」そして「息子への影響」の3点について書きます。

現状

5歳(保育園 年長)の息子と一緒に、週1回 45分/人(合計90分)のプライベートレッスンを受けています。明確に先生から分類を言われたわけではありませんが、以下のようにテキストを使い分けています。

クラシックが増えているのは、先生と雑談している時に「POPSでもYOSHIKIみたいにクラシックがちゃんとできる人はいいですねー」と言ったら出てきてしまったテキストであり、弾きたい曲は「ShakatakのInvitationsとかNight Birdsってかっこいいですよね」と話したら「昔弾いてたんでやりましょうかー」となり、いつの間にか増えていました(?)。

3月からレッスンを始めて、昨今の状況で春はオンラインレッスンを挟みつつ、二人で続けているという状況です。どのくらいのレベルになったかは、いろいろ書くより、実際に弾いている動画をアップしておきます。実はYouTubeへアップするのはこれが人生初めてです。

アルペジオの音がでかいというか硬いというか表情がないのもありますし、鍵盤を叩く手がコンピュータのキーボードを叩くその時とほぼ同じで、いろいろ改善点が多いです。実際、レッスン中にも指摘されます。少しずつ良くしていく気持ちはあります。

進捗としては、「バーナム ピアノテクニック 導入書」は先日終了、「おとなのためのピアノ教本 1」は6月までに終了、という状況です。バーナムは1週間あたり3つクリア、楽曲は1週間2曲クリアを目標として取り組んでいます。

自宅での練習はこんな流れです。

  1. レッスン日に課題曲を先生にデモを弾いてもらいiPhoneに録音する
  2. スコアを読む
  3. 先生のデモを聞く
  4. 弾いてみる
  5. 「スコアを読む」〜「弾いてみる」をループする
  6. 録画してセルフチェックしさらにループする
  7. レッスン日に評価をしてもらう

スポーツでもなんでもそうなんですが、録画して確認すると、自分なりにセルフチェックしやすいのでおすすめです。

どんなタイミングで弾いているかというと、最近は在宅勤務なんで、平日はお昼休みに生音を出しながら練習しつつ、終業後の夜はサイレントモードにして取り組んでいます。休日は、息子と一緒に or 邪魔されつつも(!)練習しています。特に、平日に弾くのは気分転換に大変良いです。それに、弾いている時はプログラミングをしている時と同じように集中しているような気がします。

なお、練習して間違っていると、息子や相方から「あ、そこ間違ってる!!!」と指摘され、割と凹みます。褒められることはありませんwww 特に、息子はいつの間にかスコアを見ていたり、耳コピして覚えてしまうため、間違うとすぐ気になるみたいです。

きっかけ

息子のレッスンの引率に行った際、先生の家にあったグランドピアノ(YAMAHA C3)が、当時家で使っていた電子ピアノ(YAMAHA CLP-645)と違って、アコースティックピアノは倍音が出ていいなぁ…なんてふと思ったことが口に出たのがきっかけでした。そして、いろいろ話しているうちに、お父さんもいかがですか?となり、お試しをしたところいい感触だったのではじめた、という流れです。

それだけではなくて、前々から一緒にライブを聴きにいく人ですとか、実際に演奏している人に、こえむさんもなんか楽器やってみるといいですよ?と言われていたのも少なからず影響はありました。ただ、小さい頃から始めていないと厳しいんじゃないかなーという先入観があり、実行には至っていませんでした。

また、実家に父が使っていたアップライトピアノがあったのですが、僕は全く触る機会はありませんでした。今考えれば惜しいことをしたかもしれません。

相方も、仕事とは違った脳味噌を使うしいいんでないの?ということで、ポジティブには思ってくれているみたいです。

ちなみに、お試しレッスン後に弾いた時の様子を、息子がiPadで撮っていたのでそれもアップしておきました。2月中旬のものなのですが、ほんと第一歩感あります。

その後は、自分がハマるにつれて、いつのまにか山野楽器 銀座本店の担当者のMさんを先生から紹介されて、気がついたらアコースティックのアップライトピアノ、それもサイレント機能付き(YAMAHA YUS3SH2)が家にある、という状況です。なお、電子ピアノは先生の新しい生徒さんのもとに旅立っていきました。

息子への影響

以前、小中学生向けプログラミング教室を手伝っていた時のように、一緒に取り組む、それだけなのですがそれがどうやら好影響を与えている、というのが先生と相方の評価のようです。

プログラミングは職業として取り組んでいるため、あわよくば「教える」なんて行為ができるのですが、ピアノは教えることはできません。しかし、横でお父さんがやっているのを見て、どうやら、僕も負けないぞ!という気持ちが高まるらしく、それが継続の原動力になっているようです。プログラミング教室の手伝いの時に、共に学ぶという感覚を掴んでおいてよかったなと振り返っています。

親になると、どうしても「〇〇(例:勉強)しなさい!」と言いがちなのですが、皆さん振り返ってください、まあしないものです。それでする子は動機付けが素晴らしい親御さんです。そこで、一緒に取り組み、一緒に学ぶというのは、それほど難しくなくかつ自分にも効能がある取組方法なのだなと思います。学校の勉強だといつか限界が来そうな気がしますが、広く教養のことになると、レベルに関わらず取り組むことができそうな気がします。

息子があまりやる気がないと、息子の現時点での課題を僕が弾いてしまいます。そうすると、息子が僕が鍵盤の前から押し退けて弾き始めます。邪魔すんな!と思いつつも、やる気があるのは良いこととも思うようにしています。そうそう、子供用のスコアは手が小さいことが考慮されているせいか、度数がそこまで大きくないので、割と取り組みやすいです。

あと、うまい人はどうかと、YouTubeのピティナの公式YouTubeチャネルを一緒に見たりしています。ここは、手元をちゃんと映してくれるので、いろいろ参考にしやすいです。最近はなんでも動画があがっているので、練習も捗ります。

なお、最近は息子の課題に「連弾」があり、僕が連弾の先生パートを弾けないと普通の合格止まりで花丸合格にたどり着けない、というハードルができました。なので、息子に「ちゃんとやってよー」と言われるようになりました。連弾は息が合わないと難しいですね…。

まとめ

最近、ピアノをはじめました、ということで、「現状」「きっかけ」そして「息子への影響」について書いてみました。在宅勤務での良い気分転換になること、そして息子の動機付けにもよさそう、ということがわかってきました。

いつかはライブとかに出てみたいですね。そのときまで、家でじっくり練習しておくつもりです。