能古島(のこのしま)。島というと遠いイメージがありますが、こちらの島は福岡の市内からすぐに見つけられる、そして住所も福岡市西区という、福岡市民にとってはとっても身近な島です。

しかし、身近といいますと、東京に住んでいると東京タワーに行かないくらいに意外に行かなかったりする場所でもあったりします(※1)。ということで、福岡に住んでいない今、8日にちょっと行ってみることにしました。

能古島は周囲12kmの小さな島ですが、1時間に1本以上の市営渡船、そして植物園の「アイランドパーク」があります。そして、漁師町であります。

まずは、西鉄バスで天神から姪浜のフェリーポートへ(360円)。そこからは市営渡船で能古島にわたります(220円)。船は車やバイク、そして自転車でもOK。自転車を輪行して来たら面白かったかもなー。

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10分もすると、もう島に到着。はえー

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島内には循環バスも走っています(※2)が、展望台へ行ってみたかったので歩いて進むことにしました。しかしですよ、山道ばかりなんですこれが。

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バスの排気ガス、見てください。島内、こんなに急だとは思いませんでした…。それに、イノシシ注意の看板が至る所にあります。すいません、結構かるーい気持ちで臨んでしまいました(苦笑)。

フェリーポートから30分くらいで展望台に到着。

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ここから、福岡市内が一望できます。真ん中あたりが福岡タワーです。しかしガスって見づらい。

Fukuoka city panorama view

撮影直後、原因が判明します。母から「光化学スモッグでとるよ」というメールが(※3)。これです。建物に入れといわれているのに、島は街中と違って逃げ場所なし。トホホ。

さらに歩くこと30分。能古島アイランドパークに到着です。

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ここは、植物園を軸に、キャンプ場と昭和村みたいな感じのところがあります。小さい子や年配の方がのんびりされるにはとてもいい場所かもしれませんね。

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この日は、リビングストンデージーとマリーゴールドが満開でした。

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昼飯もここで。あさりごはん(800円)をいただきました。塩味が効いてオススメです。ほかにもいろいろありますし、団体で行く方はバーベキューもありです。

島内の帰りは、さすがにバスにしました(220円)。フェリーポートまでわずか10分。連休の狭間の平日でしたが、立ち席が出るほどの盛況っぷりです。そして、姪浜に戻る船を待つ間、サイダー(150円?)をいただきました。こちらもなかなか甘くておいしいです、ただ炭酸が思った以上に強くおなかがパンパンになります。

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ほかにもポン酢や野菜・果物などの名産品が所狭しと売られています。

帰りの船。なんか小学生が多いのです。時間的(15:00の便)に考えて遠足とは考えづらいですし、「能古小学校」という名札までついていて不思議だなーと思いつつ姪浜まで。

後で調べてわかったのですが、福岡市内在住の小学生が能古島を初めとした自然たっぷりの学校へ通うことができる「海っ子山っ子スクール」制度を利用した子達だったのでした。海・山と都心が近い福岡だからできる制度でしょうか。僕が小学生だったら行きたいなーと思いました。

という事で、散策終了。福岡に住んでいる際、短時間だけどちょっとリフレッシュしたいなーと思った時に行くにはいい場所になりそうです。あと、花の写真の練習スポットとしてもオススメです。

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いつも通り、写真もまとめました。

Flickr sets: 能古島

※1 福岡タワーも、そんな感じで行った記憶があります。

※2 この日は臨時便も走っていました。ちなみに、休日のほうが本数が多いです。

※3 東京では最近「光化学スモッグ注意報」が聞かれなくなりましたが、逆に福岡では年々増加傾向にあるそうです。原因は中国の大気汚染が偏西風に乗ってやってきているとの事。