昨日、RTCカンファレンスへ行ってきました。
催しの詳細はサイトをご覧いただくとして、今回は「新興市場の功罪」ということで、マイネット・ジャパンの上原社長、ワクワク経済研究所の保田さんがまるで漫才のように議論を繰り広げます!
お二人は大阪の方のせいか、ちょっとほかのカンファレンスとは変わった、というか笑いさえ出る空気感なんですね。
私が今回のカンファレスでポイントとして聞いたのが
・資金調達
・上場
です。
【資金調達】
ベンチャー企業の資金調達で有名な方法、それはベンチャーキャピタル(VC)さんからお金を拠出していただくこと。
しかし、この方法を使うと、現在の日本では上場が10中8・9 必須になるのです。
お金の調達方法で、会社の未来が「決まる」なんてたまったもんじゃありません。
今後は、事業リスクに応じてDebtとEquity(板倉さんのセミナーでしっかり学べます)の使い分け、そしてDebtでも上場以外の選択肢、たとえばM&Aなどで会社を買い取ってもらう方法だってあるよ!そして今後は選択肢が増える必要がある、と議論されていらっしゃいました。全く同感です。
その前に、ある方はDebtとEquityのバランスとその性質をきちんと経営者が学ぶべき!とおっしゃっていました。世の中の経営者ってそんなもんなのでしょうか?と思いました。
今はまだ起業したいとは思っていませんが、そのときが来たときに考えていたんでは遅くて、今しっかり会社を通じて経験と知識を蓄える必要性を改めて感じました。
【上場】
上場はあくまでも資金調達の一つの手法である、この点とても同感です。
自分の「アガリ益」を取りに行く手段じゃないことは間違いありません。が、実際はそんな感じになっているわけです。特に、新興市場。
こんなことをやっていては市場の信用を失い続けてしまい、今後上場する企業にとっても不幸だし、何より自分にも身近な問題なのでかなり困ります。
安定株主を確保して、より会社を飛躍する強力な武器として、上場をどう活用して行くか。ベンチャー企業の関係者全員が、改めて考えて世間に堂々と顔向けできるようにありたいと思いますし、そうしていこうと強く決意するのであります。
できれば、上場会社の経営層の方にもお話を伺いたかったな、なんて思ったりします。
難しいことはわかってますけどね。
最後に、懇親会=飲み会が行われました。
ここで、首都圏で活躍されている中小企業&ベンチャー企業の方と、様々な意見交換をすることができました。
その中で、マイネット・ジャパンさんのスタッフの方とお話をする機会がありました。
同じ「ベンチャー企業」という環境にいる自分がとても感動したのが、皆様が上原社長の「イズム」をしっかり汲み取られ、その内容を会話の中にちりばめることができるということです。少し前のエントリ「ベンチャー企業とそうでない企業 働き方の違い」で考えていたことを、創業1年経っていない今できている、このモチベーションに心打たれました。
そして、これは僕もがんばらねば!と気合が入る出来事でもありました。
宴もたけなわとなり、帰り際に「そう思うと今の自分の環境ってすごいな」と改めて考えるようになりました。
東京にオフィスを構えているとはいえ、広島が本拠地であるベンチャー企業という環境。東京で軌道に乗っているベンチャー企業は数あれど、首都圏・関西圏を外れるとどれだけのベンチャー企業が軌道に乗っているのでしょうか?
また、東京では見えない、そして地方のベンチャーだからこそ見える日本の姿。株の話に「人の行く裏に道あり花の山」というのがありますが、まさにそんな環境。
そして、僕はそのために今の会社を選んだのですから。
さあ、東京で得た技術力と、地方で見てきた人の営みを、今こそサービスにもって行くときだ!と勢いづくのでありました。
※追伸
懇親会のときにいらした皆様、楽しいお話、そして誕生日コール、どうもありがとうございました!
うれしかったです。