連絡船を「音」でたどる

連絡船を「音」でたどる

『青函連絡船』と『宇高連絡船』。
それぞれトンネル・橋ができるまで、本州とをつなぐ重要なバックボーンだったというのは、知っていらっしゃる方は多いはずです。

その連絡船ですが、僕は乗った事がありません。親戚はすべて本州にいますし、四国や北海道に家族旅行をすることも無かったからです。昨年は四国へ行きましたが、そのときはすでに瀬戸大橋を経由して本州と四国を行き来できる状態でした。

さて、そんな連絡船の情報を、ふとしたことからインターネットを通じてたどってみることにしました。
特に、本では手に入りにくい「音」の情報にこだわってみました。

■青函連絡船
3時間以上の長旅だったそうです。新幹線も八戸まで通じていない時代、東京から青森へたどり着くまでが大変そうなのに、さらに先があると言うのはすごいです。
想い出の青函連絡船
 →写真とそのときの音が体系的にまとめられています。
みかんばこ – 青函連絡船
 →出航の際に流れるドラの音がすごい。
僕は、この録音を聞くまで『蛍の光』が定期的に流れるのはスーパーの閉店時間とばかり思っていました。連絡船の出航時にも、流れていたんですね。

■宇高連絡船
実は、連絡船を調べているとき、初めて本州・四国をつなぐ連絡船があることを知りました。よく考えたら、瀬戸大橋がつながるまで、渡る手段は船か飛行機だったのですよね。
宇野線と宇高連絡船
 →最終日に録音した放送がアップされています。船内アナウンスで感極まる声が流れているのが非常に印象的です。
宇高連絡船歴史館
 →音のサイトではないのですが、体系的にまとめられているので当時の姿を知るには手っ取り早いかもしれません。
こちらでも、出航時に流れるのは『蛍の光』なんですね。
あと、大型船以外に「急行」としてホーバークラフト便もあったそうです。これだと速くていいですね。
そんな四国には、今は3つのルートに橋が架かっています。

極めつけは、9月25日の朝日新聞。
asahi.com:27年前の旅、再現 車内放送などCD化-マイタウン北海道
すげー!気合の入り方が違う。
だけど、この催しは函館で開催。東京からだとちょっと行くのが大変ですねー

知っている人は「あー、確かにこんなんだったな。」と思われるのでしょうか。
僕は、「あー、旅してる感 満点!」に聞こえます。

こんな旅が『贅沢』だなー。
と、思うのは、その輸送手段に生活がかかっていない環境にいるからなのでしょうか。

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