以前、速読を習ってから、よく本を読むようになりました。
そんな中で、今週はいつもの週より多めに本を手に取りましたので、ちょっとご紹介しようと思います。


今回は5冊紹介します
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GALA(ガーラ)・ビジネス創造の物語―スキー場を「祝祭空間」に変えた人々
タイトルの通り、GALA湯沢 誕生秘話を綴った本です。
GALA湯沢スキー場は保守の権威のような(イメージのある)元国営企業 JR東日本が成功させたプロジェクトとして有名ですが、その内側はベンチャーが珍しくなくなった今この時にうごめくプロジェクトのようなアグレッシブさを感じます。
特に、僕が目に留まったのがフリーターの活躍です。飲食店に時々いる、プロフェッショナルフリーターが現場を牽引するのです。これをフリーターの立場が今ほどではない16年前にやっていたのがすごい。
そして、スキーブーム絶頂のこの時代にスキー人口が減少する、すなわちまさに今のスキー場経営の状況も見通されていらっしゃったこともポイントです。
経営のビジョンの立て方や、マネージメントの参考になる本です。
ただ、1992年発行の本なので、探すのが大変かも。Amazonだと中古が何冊かあるようです(タイトルからリンクしています)。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代
僕が仕事を始めたのは2001年。今でも、就職氷河期絶頂の頃なのによく雇ってもらえたなと思います。
とにかく、言えることは『自分の場所は自分で作る』ことなのです。

不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代
これからの不動産の動向を、不動産を取り巻く環境と共に解説した本です。
ポイントは『環境』。今のライフスタイル・今後の政治・経済の情勢から、お金の流れを読み解くことの大切さを教えてくれる本です。

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由
ブログ”Life is beautiful”を主宰する中島さんの本です。
エンジニアの楽しさを再確認できます。特に、後半の対談コーナーに注目です。

そんなんじゃクチコミしないよ。 ‐ ネットだけでブームは作れない!新ネットマーケティング読本
ブログホワイトリストデータベース『ぽぷる』のデータの件でお世話になった、河野さん(ブログは”smashmedia“)の本です。
インターネットばっかりやっていて視点が偏りがちだった自分を冷静にしてくれた本です。
また、インターネット関連の本ですが平易な言葉を使われているので、これからネットマーケティングをやってみる・改善してみる人にとっても実践に結びつく材料を提供してくれるはずです。

最後に、本の読むペースについてちょっと。
新書は、短時間集中して『駆け抜けるように』読むと、自分のものにしやすい(消化しやすい)し時間の密度もいいですよ。また、こういうシチュエーションは自宅より電車の中のほうが作りやすいと感じています。もちろん、気になったところは何度も読み返します。
ただ、小説とかはシーンによってペースを変えて読むようにしています。あれは味わうものですから。

※追伸
GALAの本、なんと伝説の「下山コース」が描かれたマップがあります。これ、実際に滑ろうとすると恐らく狭くてきついので中・上級者専用になりそうです。

「今週読んだ本‐『GALA・ビジネス創造の物語』ほか」に2件のコメントがあります
  1. 河野さん>
    著者ご本人からコメントいただけてうれしいです 🙂
    脚注、「へー、こう表現するんだ?」と思う言葉もいくつかあって、いわゆる『編集部注』とは違った魅力を感じています(特に第二章とか)。

    シムエントリ、ご利用いただいてありがとうございます!

  2. 紹介ありがとうございます!
    ブログが元になった本ですが、編集した際になるだけカタカナを減らすようにしたり、脚注を用意して解説するなりの心配りをしたので、そこをほめていただくのはとてもうれしいです。脚注は書き下ろしですしねw

    シムエントリも使わせていただいてます♪

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