9月、前半の3連休の最終日は、相撲を観に行ってきました。大相撲 平成二十三年 九月場所 九日目にあたります。

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行くと決めたのは前日の夜、チケットを取ったのは、当日に両国国技館のチケット売り場でのことでした。いつも突然動く感じですが、向上面の2階イス席Bのいい場所を取れたのでよしとします。

■早く来すぎた…か?

幕下力士の取組が行われていましたが、恐らく力士の身内だったり友人であろう方たち以外、あまりいなさそうな感じでした。

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いい席はお早めに、それも当日だから、と思いましたが、それにしても早く来すぎてしまいました。まあ、1時間もしたら十両の取組が始まって腰を据えて観戦するだろうからと、館内の散策をしていました。

先ずは、お昼を食べていなかったのでお弁当。ここは定番の焼き鳥弁当をゲット。880円なり。

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他にも、2階席にはファーストフード店があります。ここは後で述べますが館内FM放送で元武蔵丸の振分親方が教えてくれた場所でして、館内にはここにしかファーストフード店がないせいもあり結構並んでいました。2階席でカジュアルに楽しむにはいいお店ですね。お弁当だけでは足らなかったので、ポップコーンを買ってきました。

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まあ、そうこうしている間に、幕内の取り組みに入って行きます。

■幕内はすごい

2階席だと迫力が伝わらないのでは…と心配しましたが、そんなことはありませんでした。取組が進むにつれて、しこを踏む音、そして体がぶつかり合う音がどんどん伝わってくるようになりました。そして幕内です。

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僕が楽しみにしていたのは、隆の山関の取組です。ひょろっとした体格にもかかわらず体の大きい相手と戦う姿をいつも楽しみに観ています。しかし、この日は残念ながら体重が倍以上もある臥牙丸関に押し出しで負けてしまいました。体重、増やさないといけませんね。誰かもそうですけど。

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この日、目を引いた一番は琴奨菊 – 時天空でした。力士同士が力強く押し合う姿というのは、相撲を観にきてよかったと思える迫力を感じます。結果は琴奨菊のきめ出しでの勝利でした。

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一眼レフを持って行くと撮る方ばかりに集中してしまいそうだったので、コンパクトデジカメで撮ってます。小さいけれど、雰囲気はわかりますよね。

■館内FM放送『どすこいFM』が面白い

行く直前に知ったのですが、両国国技館には館内FM放送があります。この日の解説は十両が[振分親方(元武蔵丸)・竹縄親方(元よう司)]、中入からは[伊勢ノ海親方(元藤ノ川)・時津風親方(元時津海)]です。はじめは、そんなに期待していなかったのですが、実際に聴いてみるとこれが期待以上。

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元武蔵丸さん(※1)の解説が、まるでサッカーのラモスさんのような解説なんですよね(笑)。辛口なのはさることながら、ジョークが効いている。また、NHKの放送ではとても話してくれなさそうな取組の評価や、力士に対する評価も聴く事が出来ます。

中入後は解説者交代となるのですが、これもNHKとはまた違う、ゆったりとした調子で取組の解説を聞いたり、これまでの相撲界で起きた出来事についての話を聴く事が出来ます。最近行われているアンケートの集計状況やそれに対する感想まで話されていました。

聴取にはFMラジオが必要です。僕は手持ちのiPod nanoにFMラジオがついていたので問題なく聴く事が出来ました。ラジオの貸し出しもあるようです。今後は、館内専用Wi-Fiを通じてスマートフォンで聴く事ができたら、もっとリスナーが増えるのではと思いました。

NHKの解説とはまた違った、実際に土俵をこの目で観ているから、そして聴いている人が限られているからこそざっくばらんに話せる内容が流れてくるというのは、素晴らしいことです。観戦が更に楽しくなります。

■やっぱり升席で観たいなぁ

2階でも、A席ならそれなりに迫力はありますが、今回座ったB席の倍の価格です。それなら、力士を間近に観る事が出来る枡席で観てみたいですね。贅沢なお弁当を囲みながら知人同士でワイガヤと観に行くというのは、よい非日常感も伴う事でしょう。僕の歳ではまだ早いかもしれませんが、いずれそんな贅沢な観戦をしてみたいですね。

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※1 ご本人は、自己紹介のときに「ベン・ジョンソンです」って言われていたので、最後まで実況の方が「ベン・ジョンソンさん(笑)」と言われていたのには笑ってしまいました。ベン・ジョンソン氏は、みなさんわかりますよね?