中国の電子決済サービス体験の実績を解除した!

中国の電子決済サービス体験の実績を解除した!

「海を越えたら 上海 どんな未来も 楽しんでおくれ」
(井上陽水「なぜか上海」より)

ということで、やってまいりました、中国・上海!

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勤務先では、電子決済サービスで先を行っている事例を理解するために、上海へ出張する機会があります(「メルペイ社員は上海出張がマスト! #メルペイなう vol.1 – mercan(メルカン)」もどうぞ)。インターネットサービスの開発に興味がある方なら気になるこの動向、実際に触れてきました。

「本当に地元のおばちゃんもWeChat Payを使っていた」「シェア自転車がそこらじゅうに落ちている」そして「電子決済サービスから広がる様々なサービス」の3つの構成でまとめてみます。

本当に地元のおばちゃんもWeChat Payを使っていた

中華料理、おいしいですね。さすが世界三大料理。高級レストランの大皿料理から、地元のおばちゃんが作る肉まんまで、魅力がそれぞれあります。

さて、さくっと肉まんを買ったら、さくっと決済したいところ。日本だと小銭を出して…というシチュエーションですが、上海は地元のおばちゃんにも電子決済サービスが浸透しています。QRコードをかざして、支払う額 1.5元と入力して、WeChat Payで送金。これでおわり。おばちゃんから肉まんを受け取ることができました。

これ、3つのことで凄いなと思いました。

  1. お互い特殊な決済端末がいらない スマホでOK
  2. お釣りの受け渡しがいらない
  3. キャッシュフロー的によい

1は、スマホでQRコードを示せば、誰が誰に支払うかが決まり、あとは支払う人が金額を入力すれば送金終了です。お互い、スマホさえ持っていれば、もっというとお店側はQRコードさえ示せば決済できるのです。お互いがWeChatで友達になる必要はありません。日本で電子決済というと、専用の端末が必要で導入が大変でしたが、そういうハードルがありません。なお、QRコードをこちらが示して、店舗側のPOS端末で読み取るというパターンもあります。

2は、レジで現金のやり取りがないので、特にお釣りなどで面倒な計算や受け渡しがなく、お互いの手間が軽減されています。また、食品を扱うところでは、お金を持たないので衛生面でも良さそうです。

3は、即時相手側に入金されるので、キャッシュフローの側面でも良さそうです。クレジットカード決済ですと、月末締め・翌月15日払いなどパターンはそれぞれありますが、加盟店側に入金されるまでタイムラグがあります。キャッシュフローが大切な中小店舗ですと、これは死活問題。しかし、WeChat PayやAlipayなら、オンライン上ですぐにお金が動きますから、その心配はありません。現金に近い感覚で商売ができそうですね。

シェア自転車がそこらじゅうに落ちている

上海の歩道を歩いていますと、一部の交通規制が厳しいエリアを除いて、市内ならどこにでもmobikeやofoの自転車が置いてあります。というか、そこらじゅうに落ちている、という感覚を得ました。景観が悪くなるという意見もあると思うのですが、そのあたりはおおらかなのか、または運営側が頑張っているか、または両方なのでしょうか。

だからこそ、すぐに自転車に乗って、電車だと乗り継ぎが悪いけどそんなに遠くないエリアまでサクッと行くことができます。僕は、3km程度(20分くらい)なら自転車を選択して移動していました。

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ただ、気をつけないといけないことがあります。3点です。

  • ブレーキが甘いのがあるので調べてから乗ったほうがいい
  • アプリで鍵が解除されたと出たのに解除されないように見えたら軽く鍵を触るとだいたい外れる
  • 自転車レーンでも逆走・信号無視・静かに迫りくる電動オートバイに気をつける

乗られる皆様、ご安全に!

電子決済サービスから広がる様々なサービス

電子決済から広がるサービスが数多くあります。それも、決済アプリからほぼシームレスです。スマホのバッテリ貸出、無人コンビニの入館証をはじめ、まだまだあります。上海では、電子決済が既に根付いていて、日々の生活に欠くことができないほどになっています。

まとめ

今回、上海の旅について「本当に地元のおばちゃんもWeChat Payを使っていた」「シェア自転車がそこらじゅうに落ちている」そして「電子決済サービスから広がる様々なサービス」についてまとめました。

駆け足の3日間ですが、電子決済が創る未来を体感できた、濃密な視察旅行となりました。そして、自分が組織の中でいまから何を成し遂げたいのか、モチベーションを高めていく素晴らしい機会にもなりました。

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