先週の日曜日、地下鉄博物館へ行きました。
以前、東西線で通勤しているときは、ほぼ毎日のように葛西駅を通り過ぎる際「地下鉄博物館前です」と言うアナウンスを聞くだけの存在でした。
今回も、正直なところ地下鉄で木場のヨーカ堂に行くついでにどこか寄ってみよう、そんなつもりでした。

感想。一言で言うと「凝ってるなー」、これに尽きます。
まず、入場券販売機は切符売場の券売機。そして、入場口はなんと「自動改札」。それも東京メトロの駅にあるものとまったく同じ、それもメッセージまで同じ「ありがとうございます 乗車券をお取りください」。思わず笑ってしまいました。
展示物は、「触れて」「見て」「知る」点をちゃんと考えてるんだな、と思います。
特に、電車は展示してあるだけではなくて実際に乗る事ができますし、操作すると実際に動くものもあります。また、トレインシミュレータが4台も置いてあったり、電車の模型をいじってみたりする事もできます。「触れる」と言うポイントは相当がんばってるんじゃないんでしょうか。
一部には、「これ、好きな人は好きなんだろうな。」と思える相当濃いコンテンツがあります。あまりにも濃すぎて、小さい子どころか大人でもわからないかも。

ひとつ注意して欲しいのが、小学校低学年までの小さい子が多く、走り回っていることでしょうか。気をつけないとぶつかっちゃいますよ!
面白いのが、シミュレータの待ち合わせ整理番号を読み上げる時、担当の方は「?番のお友達、どうぞ。」と呼び出します。これも、小さい子が多く来ているという現状に合わせての配慮(?)でしょう。僕は運転しなかったけど…

思うのですが、この博物館を企画された方々は、たぶん地下鉄が好きで、多くの方に「すごさ」「よさ」をぜひ知ってもらいたい、そんな気持ちを強く持たれていたのではないでしょうか。
だからこそ、展示するだけの博物館ではない、触れて楽しめるように、という部分があったのかもしれません。
それを裏付けるのか、館内の皆さんが非常に親切な方ばかりでした。また、トレインシミュレータで指導されている方は、過去に地下鉄を運転されている方がいらっしゃるとのことで、運転している子に丁寧に教えている様子が印象的でした。
心のどこかで、ひとりひとりの方が地下鉄を愛しているのでしょう。
そう考えると、すばらしい職場を皆さんで作っていらっしゃるのだな、と感慨深くなります。


特別展「日比谷線と東西線の誕生物語」
[ 1/30sec / F2.8 / 5.8mm / ISO Auto /
Canon IXY Digital 60 ]

トレインシミュレータ 勢ぞろい
[ 1/15sec / F2.8 / 5.8mm / ISO Auto /
Canon IXY Digital 60 ]