はてなの社長さんである近藤さんが、在職されている技術者の方に向けて、blogを通じ訓示をされていらっしゃいました。

この話、すべて読んでみて思ったのが、僕のいる会社でも社長から「ごく当たり前」に日々言われている事だな、と言うことでした。
恐らく、共通している事はこれではないでしょうか。

あなたは、ただの従業員ですか。
それとも、会社、ひいては社会に対して価値を提供できる人ですか。

仕事って、会社に入って上司の指示通りにすれば、とりあえずお金が入ってきます。ただ、これって最低限の事ですよね。
でも、はてなさんや僕のいる会社はベンチャー企業です。普通の事をしていたら、会社が無くなってしまいます。
だからこそ、一人一人が「会社にとって」「社会にとって」そして「自分にとって」どうやって貢献するか、誰よりも高い意識を持ってやっていく必要があります。そうすることで、今までにない価値を提供できる会社が出来上がり、たとえ小さくても、歴史が短くても、大きな利益を上げる事ができるようになります。
こうして、自分の価値も高まっていけば、何よりではないですか。生きている自信をしっかりつけるのにうってつけの方法のひとつです。

僕は今のベンチャー企業に入ってもうすぐ4年です。
近藤社長がお話されたような事は、もう「当然知っていることでしょう」と言う前提で、話が進みます。
簡単に言うと、より要求が高くなります。能力・経験だけでは、越えられなくなります。私に対しては、人間としての本質を磨く事を求められるようなってきているように感じます。
先ほどお話しました「価値」というものも、自分が思ったものよりもより高いものが存在するようです。それは、ただ「こういう技術を持って結果を出せる人」などの表層的なレベルで終わらない、と言う事だけはわかりました。

そう、この話で見破れる人はいるはず。自分が置かれている状況は、今「停滞」時期だと思っています。
正直、かなりまいってます。体調はよくなりましたが…

さて、近藤社長がされたようなお話、皆さんは直に自分の勤めている会社の社長や上司から聞かれた事はありますでしょうか。実際のところ、少ないのではないかと思います。
この話で気をつけなければいけないところ。それは、話のミクロを掘り下げることより、マクロを見渡していくことです。社長が本当におっしゃりたい事が、ミクロを読み取れば読み取るほど、わからなくなります。まるで、英文の文法ばかり掘り下げると、結局作者が何が言いたいかわからなくなるように、です。
僕は、いつもこう思います。
社長は、みんなに大切な事を「気づいて欲しい」と言っている。それが何なのか、自分なりに考えるいい機会ができた。その程度です。