この世の中は、99%の現実と1%の真実でできている。
と言う感じの事をおっしゃった方がいらっしゃいました。

昨日、アプレッソの小野さんのblogを拝見させていただいて、冒頭に記述した言葉の一端を見た、と思いました。

さらに、私の身近なボスは言いました。
99%の現実とは、幻想なのだ。

私を含め、すべての人は様々な現実というものを各地で見聞きし、そして自分の中に取り込んでいきます。
しかし、そこで取り込んだ情報=現実を、自分で理解しながら今に生かせているのでしょうか。
いや、理解せずに、鵜呑みにして生かされてしまうこと、なかったでしょうか。
自分の本当に信じる事を貫く事を恐れて、迎合してしまった事、だれにも経験があるはずです。

僕は働き始めるとき、はじめに言われたのは「君の代わりはいくらでもいる。」でした。
僕は普通に就職活動をして働き始めたわけではなく、何とか雇って欲しいと思って単身で各社を回り、やっとのことで契約社員、それもたった3ヶ月からのスタートでした。
ですから、「どのようにすれば自分が価値ある人になれるのだろう」と、今振り返ると昼夜を問わず必死に働いていたと思います。
その後は、結果として「いたいだけいなさい」へ持っていく事ができ、さらなる挑戦の機会を得るという環境に恵まれ、今に至ります。
あの時、「君の代わりは…」と話してくれた方には、時間が経てば経つほど、感謝の気持ちが深くなっています。

小野さんはエンジニアの事についてお話されていますが、この話はあらゆる世界に必ず存在する「真実」の一遍なのだと感じずにいられません。

人に好かれたい。
孤立したくない。

この感情が、人を狂わしています。
逆に言えば、コントロールできている人が、誰とも比較できない、美しい姿になって日々活躍されているのでしょう。
それが、真実を追究できている姿のはずだから。