時々、過去撮った写真を掘り返すことがあります。
よく「思い出が一瞬にしてよみがえります」だなんていいますが、行ったからこそよみがえるんですね。行ってないと、ただの眺めがいい写真でしかありません。
そのときに考えいたこと、天気、環境、五感すべてで捉えられたからこその、すばらしいものです。


夏に行った城山展望台から… 西南戦争のとき何を思いながら篭城したのだろう
[ 1/1250sec / F8.0 / 10mm / ISO 100 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM ]

しかし、それをもう一度やろうとすると、そう簡単ではありません。
同じ天気、同じ人、同じように考えていたこと、すべて再現することはきわめて難しいのです。

と、書いていて今気づいたことがあります(本当は別のことを書こうとしていたんだけど)。

ご存知の方もいると思いますが、僕はここ最近新しい仕事に取り組んでいます。
今日の今日まで、本当に新しいことをはじめるために自分にとってよりよいと思う環境を作ってきました。
しかし、そのために今まで一生懸命何をやったかというと、今まで歩いた道を改めて歩きなおしているだけです。そして、行き着くはずの環境は「以前と同じ情景」がうかぶ、ただの過去のコピーでしかありません。
人に「挑戦しよう!」なんて話をしていたのに、実は自分が一番保守的だったという、なんて情けない結果でしょうか。

実は、最初どう書こうかと思ったというと、「今までの道を踏みしめなおして、新しいことはそれから。」という流れでした。正反対!

この様相、僕が知る表現では「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。」の「愚者」です。会社のイントラブログ(僕は最近「会社のイントラネット上」「公人」「ここ」の3つブログを持っています)にこの話を書いたばっかりなのに、やっていることはなんとお粗末な結果でしょうか。
これでは、うまくいきません。

さて、歴史とは何か。
とある方から「よく歴史は勉強しておきなさい」と言われたばかり。しかし、僕ながらいけません、今の今までさっぱり勉強してなかったんです。
なるほど、これはいろいろな歴史にまつわる本や映画を見て学ぶ必要がありそうです。

やることは一杯あり、そして尽きずに増えていきます。でも、頭がすっきりしたのでこれにて寝られそうです。