最近、カメラマンのタクマ クニヒロさんがご自身で制作されている教材「男性ポートレートライティングDVD」(以下、教材)を購入して、いろいろ学んでいるところです。せっかくなので、「購入の動機」「どの辺が役に立ったのか」そして「今後どうしていきたいか」の3部に分けて書いてみます。

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(珍しく相方のNikon D3100+35mm F1.8で撮りました。自分のカメラを撮りたいから。)

購入の動機

僕はアマチュアではあるのですが、頼まれて人を撮るときがあり、その際にイベントで子供を撮るか、男性を撮影することが結構多い人です。大人の女性はほとんど撮りません。女性は撮っても相方くらいかもしれません。

一方で、世の中には女性を撮るためのテクニックを解説した本や雑誌の記事はよく見かけます。みんな女性を撮りたいってのはあるのでしょうか…僕、全くその趣味がないので全然興味が向かなかったんです。そんでもって、自分が欲している男性を撮影するための技術解説はほとんど見ないのです。

さらに困ったことに、男性ってのはなかなか笑いません。本当に笑いません。「ほら、笑って笑って!」って言って笑う人はまずいません!!!結婚式とか発表会とかの撮影を頼まれた時、本当に困ります。酒席である程度時間が経つと、その場が盛り上がり、結果として自然に笑みがこぼれる場ならなんとか笑顔で撮影できるくらいです。せっかく記録に残すなら、笑顔がいいじゃないですか。

そんな中、タクマさんのブログに「男性ポートレイトライティングDVD、先行予約のお知らせ | カメラマンへの道」という記事があがっていることを知り、これは渡りに船と考え購入するに至りました。

どの辺が役に立ったのか

教材を通じて一通り学んだ後、たまたま会社の新オフィスオープニングパーティにカメラを持って足を運んだ時のことです。なんとなく写真をとってましたら、いつの間にか写真当番になっていました。この日はその予定はなかったのですが、本当にたまたまです。

実は、撮っている時に教材にあったコミュニケーションのしかたを早速実践していました。後でLightroomでRAWデータを見返してわかったのですが、以前に比べて圧倒的に笑顔が引き出せている!と、PCの前で思わず笑顔になってしまいました(笑)。

そして、初回特典で購入したこともあり、「人を撮る時のコミュニケーションスキルを学ぶ」という資料もありました。撮影のその時ばかりでなく、準備から撮影後に至るまでカメラマンとしてどのように振る舞えばより良いのか学ぶことができ、大変有意義でした。言い換えれば、プロフェッショナルであるタクマさんの営業・対話テクニックがまとめられている、「本当にこれはいただいていいのか?」と思うくらいの貴重な「秘伝のタレ集」とも言うべき資料でした。自分はPDFに取り込んで、iPhoneで読めるようにしています。ちなみに、カメラマンでなくても使える対話テクニックがあるので、それだけでも学びがあります。

この教材は12,000円(購入時)しまして、人によっては高いと思うかもしれません。ただ、どんな高くて、良い機材を買うよりも、コストパフォーマンスがいいのではないでしょうか。あっという間に結果が出ました。それに、教材に収録されているコミュニケーション方法やポーズを実践するには、iPhoneのカメラをはじめとしたどんなカメラでも実践できます。

今後どうしていきたいか

この教材、前半はコミュニケーションについて、中盤はポーズについて、そして後半はライティングのことが解説されています。

自分が本当に学びたいことは、後半にあります。手元でうまく活用しきれていないクリップオンストロボを使って、光を自由に操りつつ、もっとカッコイイ写真を撮りたい、そういう気持ちがあります。今のままですと、なんとなく一眼レフカメラに使われているような気がしています。また、自分が撮ってもらえる立場だったら、かっこよく撮れていたら嬉しくなりますよね。

すぐに機会が来るとは思っていないのですが、一方で機会が来た時に準備してからでは遅いとも思っています。だからこそ、やれる時に準備していきたいなと思っております。

今回は、男性をうまく撮るための教材「男性ポートレートライティングDVD」を、「購入の動機」「どの辺が役に立ったのか」そして「今後どうしていきたいか」の3部に分けてご紹介しました。僕のような、アマチュアだけれど人に撮影を頼まれるような人がステップアップするために、そして撮影した人が喜んでもらえるような写真を撮影するための技術を獲得できる教材であることをお話しました。恐らく、プロフェッショナルの方でも、活きた実践例を学ぶことができるのではないでしょうか。

僕はソフトウェアエンジニアなので、写真撮影は現在のところ本業ではありません。ただ、なにかと写真撮影を頼まれる今日この頃、よい教材に出会えてよかったな、そして多くの人にお勧めしたいなと思い、ご紹介した次第です。

※教材はタクマさんのWebサイトから購入可能です。教材は紹介したものを含め2017年3月現在6種類あります。