キャリアキーノートを作ってみました。
キャリアキーノートとは、自分自身のキャリアを内省し、自分自身の根底にある考えをまとめたものです。
昨年、@hfmさんが書かれた「キャリアキーノートとはなにか | blog: takahiro okumura」というブログエントリを読んで、自分でも作ってみようと思っていたのですが、なんだかんだしていて、いつの間にか1年ほど経ってしまいました。
今は夜は一人でいることも多く、時間ができたこともあり、これは良い機会と思い作ってみたのでした。
内容は読んでいただくとして、書き上げた感想を3つほど。
1つ目。先のエントリには、このようなことが書かれています。
キャリアキーノートは語る側の挑戦である
語りとしてのキャリアに何の意味があるのか。私は「何を語ったか」以上に「何を語らなかったか」にこそ真意があると思っている。言語化することで意味付けされたキャリアには「意味のあるエピソード」が採択される一方、「意味のないエピソード」は棄捨される。
骨子を作るのは一瞬だったのですが、そこから何を書いていくべきなのか、これが想像する以上に難しい作業でした。自分の話をするので、制約が非常に緩いのです。だからこそ、言わなくていいことをいかに言わないかを選択することが難しい。語りすぎると、本筋からずれてしまうからです。
2つ目。書いていて気付いたのですが、自分は今、社会人17年目なんですね…。時の流れが速すぎて数えるのをやめていたのですが、振り返りを通じて時の流れを整理できるのは良い機会でした。
3つめ。こちらも、先のエントリでこのようなことが書かれています。
内的キャリアというものは、ある種の暴力性をもって、人に影響を与えてしまうかもしれない。しかもその正しさは誰にも保証出来ない。キャリアキーノートを講演してくれた人なら理解してもらえるかもしれないが、発表にはひどい恐怖が伴う。
自分で書いていて、特に自分のキャリアの前半は「なんて奴だ」と思われても仕方ない、今振り返ればひどいものだったことが明るみになったと自分で理解しています。でも、それさえも自分自身であり、向き合う以外には方法はありません。大変な葛藤があったことを記します。
なお、この話は特に発表する予定はありません。ただ、機会があれば話すことはやぶさかではありません。
みなさまも、人生の節目で作ってみてはいかがでしょうか。発表する、公開するのは別として、内的なキャリアの良い棚卸しになりました。そして、先に紹介したブログエントリはキャリアキーノート作成の良い指針になるので、作られる前にぜひ読んでみてください。