カテゴリ '催し' の記事一覧

1月27日

マネジメントの勉強はしたけどまとめきれない時に読む本

チームをマネジメントするために、技術的な側面よりも心の側面に焦点を当てた本が出版されました。

村田祐造氏 著『チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている

■チームをまとめるのは難しい

大なり小なり、チームを持った人が必ず悩むこと。それは「まとめること」そのものであります。言ったことは伝わらない、勝手なことをする人がいる、そしてバラバラになってしまう。

僕も、ずっとこの悩みを持ち続けています。だからといって一人でやってしまえばその仕事は終わるかもしれませんが、いっこうに自分の仕事の領域を抜け出すことはできません。小さいまんまで終わってしまうんですね。これはとても悲しい。でもどうにかしたい。

■タグラグビーを通じた出会い

昨年の秋ですが、CLA主催の『体験型チームビルディングセミナー』で、先に紹介した本の著者である村田さん(ムラタぐさん)の講義を聴講する機会に恵まれました。

セミナー内でタグラグビーをプレイします。タグラグビーは、ラグビーからケガをする危険のあるプレーをのぞき、老若男女誰でもが楽しめるルールにアレンジしたラグビーです。しかし、ラグビーの本質であるチームでプレーすると言う部分は生きており、ワンマンプレーでは本当の勝利にたどり着けない仕組みになっています。最近流行している、団体戦がなく一人でプレーするスポーツとは趣を異にします。

そこで、強く学んだこと。それは『感謝』の心を持つこと。悪いことがあったとしても、いつかは日々自然にできるように。そうすることで、自然に相手を受け入れられるようになり、チームが一体となっていくきっかけをつかめるということです。

■挑戦はいきなりはできない

ムラタぐさんは、モティベーションの状態を「フロー(+の状態)」「ノンフロー(−の状態)」として分けて解説されています。今まで、モティベーションをあげるために無理矢理「いける!」なんてやることを強要された経験を持たれている方もいると思います。それとはまた違った、今ある自分の能力・背景の受け入れ方について解説されています。やり方は違いますが、NLPで受けたアプローチに似ているなと思い出しました。

その感謝から始まり、それを取り巻く自分の内面の次のレイヤー(詳細はぜひ本で!)が成り立ち、初めて自分の外側に出てくる「挑戦」に結びつく、と言うロジックになっています。それを通じて、周囲に慮る気持ちが自分の中に育っていきます。

自分が起点なのですが、今までの自己啓発本と違って最後まで自分にとどまるのではなく、周囲に対してプラスのエネルギーがあふれる自分になるためにどうするのか、という観点が特筆できるポイントです。

■実践方法はやると結構恥ずかしい

私はセミナーを通じて、本に書かれている実践方法を実際に体験したのですが、これを実際にやるのは結構恥ずかしいです!でも、会社でやってみましたらなかなかイケてました。まずは「傾聴!」のサインからいかがでしょうか。ここで、一人一人が話し手に傾聴していないことから気づくはずです(※1)。

また、個人でできるものはチームでやるものよりもやりやすいので、一人で笑ってしまうこともあると思いますが、お試しください。気持ちが少しずつ変わってくるはずです。

■こういう人が読むといいんじゃなかろうか

となりますと、

  • 会社である程度結果が認められてポジションがどんどん良くなっている…けど、チームを今ひとつまとめきれなくて困っている人。
  • 会社になんか許せない奴がいる。
  • チームで挑戦するために今ひとつ覚悟を決められない。

この3点でしょうか。僕にとっては、以前のセミナーの復習のための教科書として活用しています。

ビジネス系の本全般に言えることですが、実践を推奨している手法をいきなり全部やるとつぶれてしまいます。特に、セミナー等で実践方法を直に学んでいないと、かなりの確率で挫折します。ですので、自分ができそうだ、これはやってみたいと言うモティベーションになれるものから、はじめてみてはいかがでしょうか。

あと、タグラグビーは本で書かれているチームワークを直に学べる機会ですので、イベントを通じて汗を流しながらマネジメントについて考え直すのもとても良い時間になるはずです。ムラタぐさんが経営されている『スマイルワークス』さんでも主催されていらっしゃいます。

一人では生きられない、というのは言葉ではわかります。でも、中身として理解を深めるのは一生かけても難しい、人生の課題です。そのヒントをつかむきっかけとして、読まれてみてはいかがでしょうか。

※1: 傾聴していると、ミーティングも早くかつ効率的に進むんじゃないかと感じました。


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1月15日

XBRL勉強会で『言語処理を用いた 相関関係取得の紹介』のプレゼンをしました

1月14日に開催された『第8回 XBRL勉強会』において、上場企業間の『言語処理を用いた 相関関係取得の紹介』と言うプレゼンテーションを行いました。

パワーポイントは概要のみで、多くをホワイトボードと質疑応答で話を進めましたので、こちらに補足を書きます。

■概要

これまで、インデックスを使った投資を行うにあたっては、取引所などが定義した『業種分類』や、ファンドマネージャをはじめとしたプロフェッショナルの知識・経験・そして勘でインデックスが作成されていました。また、インデックスを作成したとしても、この動きが激しい世界では企業間の関係は刻々と変化します。

そこで、定性的でありつつも企業の特徴を垣間みることができる「有価証券報告書」や「決算短信」を用い、これらを自然言語処理の技術を用いて定量化することで、企業のつながりを分析できるか否かの実験を行いました。企業分析では、あまり例がない方法であります。

■実験手順

実験は、次の手順で行いました。すべてコマンドラインベースで動作しています。プレゼン中は、技術者以外の方にもわかるようベクトルの「なす角」(cosの意味を理解するために必要)についてあわせて解説しています。

  1. やのしんさん開発のAPIを通じ、東証1部上場企業の2009年度中間決算短信(以下、短信)PDFをダウンロード。
    このAPIを使うことで、データの取得の自動化が可能になりました。
  2. 短信PDFをテキストファイルへ変換。
    その後に本文を解析しやすくするための準備となります。
  3. 各企業の短信の本文を分かち書き。
    日本語は英語と違い単語の区切りがないため、専用のツールで単語ごとに「分かち書き」と言う処理が必要になります。
  4. 分かち書きした各企業の短信のTF、および全銘柄のIDF、RIDFを算出。
    TF/IDFについては、たつをさんのエントリ『形態素解析と検索APIとTF-IDFでキーワード抽出』が詳しいです。
  5. 各企業の短信をすべてつきあわせ、短信間の内容の類似度(cos)を算出。
    実際は7で指定する企業のみ演算すればいいのですが、今回は途中で全cos値を調べたいと思いわざわざすべて計算させました。
  6. RIDFを用い、各短信の代表キーワードを算出。
    どんなキーワードがその短信の特徴的な単語で影響を及ぼしやすいものであるのか、わかりやすくするために抽出しました。RIDFについては、当ブログ『【シムエントリ】 代表キーワードによる検索に変わります』をご覧ください。
  7. 指定した企業において、cos値が0.5以上の短信を3階層までリンクしていく。
  8. リンク結果を図に描画する。

■出力データ(画像へリンク)

このような形で出力しています。紹介している企業はスライドでピックアップしているものです。

■プレゼン中いただいたお話

プレゼン中の質疑応答時間、様々なお話を頂戴しました。

・大量保有報告書や第三者割り当てのレポートを活用できないか
これらの報告をする人たちの中に、キープレーヤーがいます。そのキープレーヤーの動向をテキストマイニングで抽出できれば、より客観的に市場の動きを把握できるのでは、とのことでした。

・IFRSのメジャーカスタマー欄を参考にして取引関係をより緻密にとらえられるかもしれない
テキストマイニングばかりではなく、IFRSをはじめとしたほかのデータソースを用いて相関をよりわかりやすく(どういったつながりなのか)していく方法もある、と教えていただきました。

・XBRLとの掛け合わせについて
それぞれのタクソノミをベクトル化して類似度を測ってみたいと言う話をしたところ、リンクや米国での事例について紹介いただきました。

・一見関連性がないつながりは書いている人が一緒か同じ会社かとかがあるかもしれない

ほかにも、いろいろなご意見を頂戴しました。どうもありがとうございました。

■活用したライブラリ・ツール

多くのツールは、Ubuntuのリポジトリからダウンロードできますので、手軽にインストール可能です。

  • Sun VirtualBox
  • Ubuntu Linux 8.04.3 LTS Server
  • Perl 5.8
  • mecab + ipadic
    形態素解析…分かち書きのためのツール
  • graphviz
    相関図作成ツール
  • xpdf (pdftotext)
    PDF関連ツール (今回はテキスト抽出のみ利用)

■参考図書

  • Introduction to Information Retrieval
    以前、勉強会でお世話になった教科書です。洋書ですが、情報検索に必要な知識が一通り学べます。
  • 情報検索アルゴリズム
    特に検索部分について解説している教科書です。上記IIR本と一緒にどうぞ。
  • ゼロから学ぶ線形代数
    特にドキュメント間の類似度を演算する時に利用しています。数学からしばらく離れてしまっていた場合に役立ちます。

■個人的な目的

自然言語処理と、企業分析。それぞれの分野に置いて、非常に長けた能力を持っている人や前線にたって活躍されている方がいらっしゃいます。しかし、両方を兼ね備えて活躍されている方は、あまり見受けません。正直、自分が今から一つの分野で勝負するには、かなりハードでやりきれる自信はありません。

そして、定量的分析が進んでいる企業分析に置いて、定性的データを分析しているというレポートを、私は今まであまり見たことがありませんでした(前回の勉強会で少し出た程度です)。

今回、発表する題材を決めるにあたり、自分が経験してきた自然言語処理と企業分析というあまり近くなかった分野を絡めて発表することで、何か印象を残すことができればと期待していました。それが、自分ならではのものだと思ったからです。誰かが言っていました。一つの専門の人は数多くいるけど、ある程度の能力でも二つ以上の能力を掛け合わせられる人はなかなかいない、と。

■感想

目的が達せられてよかったです。

掛け合わせると言えば聞こえはいいのですが、常識的ではないことでもありましたので勉強会内で受け入れてもらえるのか、発表まで心配でした。それも、XBRL勉強会と言うのにXBRLの話がほとんどないという…。しかし、企業分析と言うもう一つの部分について興味を持っていただくことができ、とても嬉しく思っています。また、企業の分類にテキストマイニングと言う手法があることも皆さんにお伝えできたのではと考えています。

(体調を崩していて新年会に行けなかったことだけが心残りです)

勉強会に参加されていた皆様、どうもありがとうございました!


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12月15日

1981年生忘年会 #3 – ロスジェネを越えて

こえむ 催し Read on

■印象的な出来事を一つ挙げるとすると

第三回 1981年生忘年会。僕はこのイベントで最も印象的だったのが、nyontanの『田んぼと愛を語る』メソッド。このイベント、本当にいろいろなことがあったけれど、これに勝るものはない。このブログを書いているその瞬間でさえ、思い出し笑いでキーボードを打つ手がずれまくるぜ…!

■この会も3回目となった

一昨年から始まった、1981年生まれとそんな気持ちを持った人が集まるこの忘年会。過去の模様は『1981s会へ行く…すごい人・人・人!』『1981年会 第2回 催されました!』のエントリを書いたのでご覧になられたし。

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1次会は、yusukebe が幹事長を担当。今回もすごい人で、1次会の会場は100人収容できる会場が乾杯の時点で満席に。渋谷の坐・和民の座敷席がフルフルですよフルフル。

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最も驚いたのは、iPhone所有率。あるところでは「iPhone持っているのはお前らの周りだけじゃ〜」的記事を拝見しましたが、ここは標準機がマイノリティ。目検で8割は持ってたんじゃないかと思うくらい、iPhoneだらけ。iPhoneを持ってない僕は、人間扱いされないのでありますwww (ってのは言い過ぎだけれどそのくらい普及してたってこと)。

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もう何がなんだか良くわからないうちに1次会が終了。あー、俺ビールは飲んだしおじやも食ったぞー。

もちろん2次会もあるのですが、次の幹事長は無茶振りの中快く段取りをしてくれた amachang 。なんと同じビルで見つけてくれて、移動がスムーズに進みました。

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これ、2次会なんですけど、巨大なねるとんパーティ、いや、1次会の続きのような勢いです。実は70名強います。ここだけでは間に合わず同じ店の中で離れができたくらいです。この場は更に混沌を深め、ナンパを始める奴、LTを始めるグループ、そして夜の話がスタートする男達が出始めました。

いやいや、夜も更けてきまして電車もなくなる時間になって参りました。それでも飲み続けたい血気盛んなメンバーは、なんと隣のお店を貸し切り3次会に突入。ここでも amachang が取り仕切ってくれて、なんと相見積の上でかなりいい感じの条件で飲めることに。イヤ〜ッホウ!

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ここでは、ディープなコンピュータサイエンスの話、田舎を出て活躍する人たちの話、そしてとっておきの夜の話が繰り広げられたのであります。座敷なので寝る人が出そうな感じですが、実はこの場で完全に寝た人は誰もいなかったのです。そのくらい、テンションがみんな高かった。

■この会がどうしていいのか

僕はいろいろなイベントで幹事団の中に入ることがあり、今回は1981系イベントでは初めて幹事団の仲間に入れていただきました。そんな中でこのイベントがどうしていいのか。

  • 幹事団のメンバーは誰もが率先して動けること
  • 参加者の人は非常に協力的であること
  • そして全員デリカシーを持って行動できること

幹事団には、Web系開発をしている人では知らない人はいない kensuu をはじめとしたナイスガイ・ナイスレディが、出欠、集金、そしてパーティグッズの準備などなくてはならない大切な仕事を滞りなくこなしていました。多くの人が席で落ち着いている時も、飲み物や人の出入りに目を配っていたことが、僕の中ではとても印象的です。

そして、僕が最もアツく伝わってきたのが、参加者の皆さんのデリカシーがありつつもその場を自然に、そしてありのままに立ち居振る舞っているその姿。幹事団は段取りこそできますが、その場をつくってくれるのはあくまでも参加者一人一人だと僕は考えています。これほど調和がとれた集まりというのを、参加された皆さんもなかなか感じる機会はないはずです。

■幹事団の一人として少し

今回、誘導と写真係を務めさせていただいたのですが、そこでわかったことをいくつか書き残します。

まず、誘導に twitter は使える!ということ。これほどの人数ですと、声を張り上げて誘導するには限界があります。その場におらず、遅れてきたりはぐれる人が出るからですね。しかし、ITリテラシーが高いこのイベントだからこそでしょうか、twitter でこのイベントのハッシュタグ #1981b を通じて同時に連絡することで一気に情報が伝わります。出欠の取り方や集金など、事務に必須な情報が確実に伝わります。特に、突発的だった2次会で安定した案内ができたように思います。

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続いて、写真。撮っていますと、実は食えません。また、自分が映りません。これ、実は後でショックです。でも、遠慮せずお願いしちゃうのがありです。必ず、進んで撮ってくれる人を見つけられるはず。今回は、1次会で asami81 に、3次会で uzulla にバトンタッチして、いろいろ撮ってもらいました。おかげでビール飲めたしおじやも食えた、どうもありがとう!

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進め方について、フィードバックいただけると幸いです。いろいろなイベントで参考にしたいと思います。

■ロスジェネ、それ食えるの?

1981年に生まれた僕らは、就職したその時は就職氷河期のまっただ中。ほかの世代が問題なく得られたものを失ってしまった世代だったと思います。でも、この場にいるすべてのナイスガイ・ナイスレディは、なんかやってやろうというか、もうなんかやり始めている。死は新しい生の始まりであるように、僕らの世代からまた新しいことが始まっています。

そんな勢いを、1年に1回感じられるだけでも、どれだけ勇気をもらえるか。初めて逢った人、1年振りの人、そしていつも会う人まで、普段とは違った空気でこんなに楽しめた。

一緒の場を共有できたすべての人に、感謝!

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イエ〜イ!


6月21日

インプレスの株主総会へ行ってきた

土曜日は、インプレスホールディングスの株主総会へ行ってきました。

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このブログをごらんいただいている方はご存知の会社かと思いますが念のため。インプレスは1992年にアスキーのメンバーが独立して興したコンピュータ技術関連の書籍を取り扱う出版会社です。過去に「Internet Magazine」という、インターネット創成?成長期であった1990年代に僕がインターネット情報のバイブルとして読んでいた(※1)、伝説の月刊誌を出版していました。現在はM&Aなどを重ね、コンピュータ技術以外の出版物の取り扱いも行われています。

唯一の負け銘柄

さて、僕がインプレスの株を買ったのが3?4年前。当時の株価は4万円台でしたが、今は212円(100分割して1単位100株なので実質21,200円)となり、価値としては半分になりました。この間、僕は仕事が忙しかったり、景気は大きな打撃を受けたり、そしてインプレスは売上が振るわない状況になり、株価が下がっていたのをスルーしてしまっていました。僕が投資していて、唯一「現在のところ負け」ている銘柄でもあります。

まあ、一体全体どうなっているのか、有価証券報告書に表れている数字は毎度見ていますから、そんなことより牽引している人たち…すなわち経営層の人はどう今を考えているのだろうと思い、足を運ぶ事としました。

土曜開催はありがたい

場所はベルサール九段。朝起きたのがぎりぎりでチャリを飛ばして九段下へ。そしたら余裕たっぷりの時間についてしまいました。

今年の株主総会の集中日は26日(金曜日)ですが、インプレスは毎年週末のお休みの日に株主総会を開催していただけるため、サラリーマン投資家でも株主総会に出席しやすい土壌があります。とてもいいことですし、これはほかの会社も見習ってほしい!

ウィーダーインゼリーを飲み終わった頃に、関本社長より開会宣言がなされました。

株主総会の流れとは

株主総会とは、すごーく端折って言うと、会社の重要な事項を決議する場です。通常は年1回開かれます。これ以上の説明は専門書に譲ります。

流れとしては、

  1. 開会
  2. 監査役報告
  3. 前期事業の説明
  4. 株主質問
  5. 決議
  6. 閉会
  7. 懇親会など

というものが一般的です。インプレスの株主総会は一般的な流れに沿ったものでいて、一時期のavexのようなライブが開かれたりとかそう言うサプライズはありません。

話のまとめ

前置きが長くなりました。今回の要旨をまとめます。

  1. 今期は無配当です。ごめんなさい。
  2. 医療関連は堅調、コンピュータ関連は苦しい状況。
  3. 不採算事業は「事業構造改革費」として特損を計上しすっきりさせました。
  4. 新しいメディアを通じて、本の出版以外の収益口を広める努力は続けます。
  5. 返品率を業界平均並みに維持するようにし、店頭での露出度と利益率のバランスをとるようにします。

僕がぴんときているのは上記です。ほかにもありますが一杯書いても仕方ありませんので、これ以外もあると考えていただいて結構です。詳細は IRのページ をご覧いただいてもよいかと思います。

質問してみた

株主総会の特徴として、一般の株主が経営者、特に社長へ直接質問できる時間があります。今回の決算の話から、今後の方針、そして事業について聞いてみたかった事など、なかなか聞けない事を株主が聞ける年に1回のチャンスです。

僕はいろいろなところで質問させていただきましたが、株主総会で質問するのは正直初めてです。途中で天パリました。要旨としては…
・最先端の情報を体系的に取り扱う出版物が減っているから何とかしてほしい。
・日本のメディアとして、昨今のインターネット事情を読み解く機会をまた増やしてほしい。
です。

これについては、社長の関本さんに加え、元Internet Magazine編集長で取締役の井芹さんからもお答えいただけました。

本の売り方を変える必要がある

まず、1点目の質問については、今までどおり書店に並べる方法では収益を上げるのが難しくなった(その証拠にInternet Magazineは今売られていない)ので、出版の仕方を変えているとの事でした。

簡単に言うと
・エッジが効いた/体系的な情報 → 調査レポート(数万?数十万円)形式とする
・切り口に多様性を持たせた情報 → 雑誌やムック(「できる?」とか)
・最新情報 → Web
で発信するというものでした。確かに、必要とする人は数十万でも調査レポートを買うでしょうし(調べる時間と人員を考えたらペイする)、最新情報はどうやってもWebに勝るメディアは今ありません。

Intenet Magazineが最盛期だった時代よりも時間の流れが進み、最新情報を体系だって説明するのは不可能なのでしょう。また、雑誌の売上が全体的に減っている今、やり方を変えなければ(※2)会社を続けていけませんから、雑誌として情報が出てくる事が減るのは仕方がないことなのかもしれません。

2つめの質問。これは、特に井芹さんから力強い回答をいただけました。

日本の出版社としてどうもって行くか、かなり苦心されているようでした。それでも、今後も出版物として先鋭的な情報を出すことも続けるし、ほかのメディアもより改善していくというお答えをいただけました(回答自体は詳細な事項にも至っています)。

客観的に考えると無難な回答と思われるかもしれません。しかし、こういう場でもありますし、何よりあのInternet Magazineを作っていた井芹さん本人から聞けたのがとてもうれしかったです。

数多くの質問がある中、ご回答いただきありがとうございました(※3)。

改めて企業評価を考える

企業価値とは果たして何なのでしょうか。僕は、次の3つの軸を持って考えるようにしています。

  • 財務や事業内容
  • 株価
  • 経営層の想いの深さ

上のほうは客観的、下のほうは主観的に評価される軸であります。また、僕が考える順番でもあります(※4)。財務や事業内容などはバリュエーションを通して分析する事ができますし、株価はテクニカル分析を初めとしたチャートの分析手法が普及しています。しかし、経営層の考え方…想いの深さの分析を解説する情報は、あまり拝見しません。

でもですよ、会社の未来を作るのはバリュエーション結果でもなく、つりあがる株価でもなく、会社に携わる人…もっというと引っ張っていく経営層の人如何であることは自明であります。

今回の株主総会に出席させていただいて、その「想い」の片鱗を垣間見る事ができ、本当によかったと思います。ちゃんとやろうと続けていれば、時間が残り2つを解決してくれるでしょう。

また、今勤める会社の中で、自分がどういう役割なのだろうか・想いは薄れていないのだろうか、という事を再確認しなくてはならないなと思っています。やがては責任を取る立場になるかもしれないと思うと、今からでもこのような考え方を養っておこうとより強く考えるわけであります。

おまけ

あ、そうそう、株主総会の帰りには、たいてい「おみやげ」がもらえます。

総会直後はお弁当(サンドウィッチ)、その後は手提げ袋の中に出版物の詰め合わせがもらえました。

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化粧品会社だと、化粧品がもらえたりする事があるそうです。どこかの会社の株をお持ちでしたら、ぜひその会社ならではのものをもらってみてください。

※1 私以外にもバイブルとして読んだ方は少なくないはずです。バックボーンマップ、毎月広がっているのを「すげー」と思って読んでいました。あそこが取っ掛かりだったかな。

※2 趣味系の雑誌では、イベントなどを開いているそうです。そこで、読者との接点をより密にしたり、新たな収益口を作る取り組みを行っているそうです。

※3 たぶん、僕の質問が回答時間がもっとも長かった(3分の質問時間に10?15分の回答時間)。株主質問のレシピにあったかどうかはわかりませんが、お二人ともご自身のお言葉で回答され、かつ「大切な事項」であるということで時間を割いていただけました。

※4 この上のレイヤーに「自分が知る事業をやっているか」があります。全く知らない事業の会社に対して投資は恐ろしくてできません。その下にくる評価ができないからです。


12月23日

1981年会 第2回 催されました!

こえむ 催し Read on

昨年催されました『1981年会』。
今年も19日に催されました!それも、去年と同程度の規模である100人オーバー。よくこんなに集まったな?
この様子は『1981s忘年会#2 に行ってきたレポート – kamadango.com』が写真つきで詳しいです。

昨年は短時間にいろいろな方とお話したのですが、今年は話す人は少なくてもじっくりお話できるようにちょっと気持ちを変えて参加してみました。

私がプログラマなせいでしょうか、このイベントの幹事団の皆様がエンジニアだからでしょうか、自分と同じ業種の人ばかりが集まってくると思っていたのですが、全くそうじゃないということがわかりました。そして、お話を通じてわかったのが、僕らの年代になるとひとつ何かコアなものが出来上がってき始めるのが、よくわかります。

ただ、全員に共通しているのが、仕事以外の何か『ディープ』に取り組んでいるものを必ず1つ持っていること。熱帯魚(熱かったです!)もあれば、はたでロボットを動かしている人、あとはT…とか。そういう彼らの熱意がある話を聞くのはとても楽しいです。僕も自転車についてちょっと語っていたりしました(笑)。

一番心に残ったのが、経営の話。
20代前半にいたベンチャー企業で経営者の下で仕事をした経験、板倉さんの講義を通じて得た経営に関する数字の読み方、そして20代後半で学び続けている新事業の可能性の探求。それを基にすれば動き出せそうな気がするのだけれど、資金調達やビジネスモデルのことを考えるとまだまだ怖がっている自分がいるのです。でも、経営者となった彼らの話しを聞いていると、僕は考えすぎなのかなと思うのでした。そして最後に、ちょっと独立を後押しされてブルブルっと気持ちが揺らいでしまったのであります…。

そうそう、スキーの話もあった。1981sスキーオフ、やってみよっかなー。でも今シーズンは雪が少なくて…orz

お会いした皆さん、そして幹事団の皆さん、どうもありがとう!
またお会いしましょう。


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