一眼レフデジカメを買ってもうすぐ10年。ブログに載せる写真をもうちょっときれいに撮りたいという想いで使い始め、いつの間にかコンテストで賞をもらったり、プロの人に混じって撮ったり、そしてじっくりとフィルムで撮る事を楽しんだりするようになりました。
気が向いたので、棚卸しを兼ねて手持ちの道具と僕の使い方についてご紹介します。最初に道具一覧をご覧いただいた後、カメラボディ、レンズ、そして組み合わせの3点についてお話ししていきます。
■道具一覧
現在、手持ちの道具は上の写真に掲載した物が全てです。ただし、撮影に使ったCanon IXY Digital 110 ISは写っていません。
続いて、道具の内訳を買った順に記載します。まず、ボディは次の5つです。
次に、レンズは次の7つです。全て、Canon EFマウントです。
- EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM
- SIGMA 55-200mm F4-5.6 DC
- EF 50mm F1.8 II
- EF 28mm F2.8
- EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
- EF 24-105mm F4L IS USM
- EF 50mm F1.4 USM
多くもないですし、かつ高い道具はないんですが、少なくはないですよね。いつの間に増えたのだろう?
■ボディ…1台目は今でも現役
ボディは5つあります。気分と状況に応じて使い分けています。
その中で最近よく使うのはCanon EOS Kiss Digital (初代)。一眼レフデジタルカメラ入門機の先駆けです。えっ?と思われるかもしれませんが、ふらっと撮りに行く時には充分な性能なのです。画素数は630万、それにISO 400までならノイズも少なく、あまり不満はありません。あえて言うのならば、起動やファイルI/Oが遅く、何かと待たされることです。なお、後で述べるEOS 50Dを使う時の予備機としても利用しています。
さて、先の不満を解消すべく買ったのが、Canon EOS 50D。高感度性能こそ旧世代となってしまいましたが、連写、AFの速さ、そしてファイルI/Oの速さは今でも重宝しています。ライブ会場の撮影や旅行などの失敗したくない場面における、良い相棒です。また、充電電池はEOS Kiss Digital (初代)と共通なのも、助かっています。ただ、1回シャッター幕が壊れてしまい、修理しています。このカメラにしては、随分使い込んだのでしょう。
Canon IXY Digital 110ISは、コンデジが欲しくて買いました。私用ではいつも持ち歩いています。静止画も動画もどちらもいけて、なおかつ軽い。ありがたいものです。
その後、フィルムでの撮影を楽しむために、Canon EOS 7を買いました。AF速度はEOS 50Dには敵いませんが、1枚1枚じっくり撮るには充分です。残念なのが、Kodakのリバーサルフィルムの販売が終わってしまい、フィルムで撮れるのももう少しだけかもしれない事でしょうか。
最後に、CONTAX T2。なぜこれがあるのか?というと、2年前に亡くなった祖父が愛用していたカメラを譲り受けたものなのです。Sonnar T* 38mmがついており、ちょっぴり広角でありつつも歪みが少なく、素直な表現が行える素晴らしいレンズです。軽いのもいいですね。
これだけ持っていると使い分けが大変?ですかね(笑)。あとで、どんな組み合わせで使っているかお話しします。でも、その前に。
■レンズ…基本の焦点距離を大切に
これは外せない!レンズのお話です。
一つ目は、EOS Kiss Digital (初代)のセットでついていたCanon EF-S 18-55 F3.5-5.6 USM。安くて軽くて、ちょっと絞ると結構シャープな画が撮れます。今はだいぶバージョンアップしてSTM(ステッピングモーター) + IS(手振れ補正)となったようです。最近は、狭い空間に行く時はこいつを持ち出します。
二つ目は、SIGMA 55-200mm F4-5.6 DC。望遠レンズが欲しくて買いました。でも、まともに使ったのはF1を観に行った時だけで、その後はあまり出番がありません。
三つ目は、Canon EF 50mm F1.8 II。入門用の単焦点レンズとして有名です。ちゃちいのですが、シャープかつ明るいレンズでこの価格!というものです。今でも使っています。
四つ目は、Canon EF 28mm F2.8。APS-Cサイズのセンサーがついているデジタル一眼レフだと45mm相当。標準レンスとして自分を支えてくれているレンズです。ピントを合わせている時のモーター音が結構うるさいのが玉に瑕ですが、軽くて扱いやすいですよ!
五つ目は、Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM。物は試しと超広角レンズを買いましたが、現在は高級宴会用レンズと成り下がっております。そう、僕には広角を使いこなす事はできませんでした。広角は難しい!
六つ目は、Canon EF 24-105mm F4L IS USM。こいつは素晴らしい相棒です。まず失敗しません。ISは当然、焦点距離もとても使いやすい範囲です。逆に、普段これを使ってしまうと、撮影がへたくそになるんではないかと不安になるくらいです。ですので、ライブ会場の撮影や旅行などの「ここぞ」の時のみ使っています。
(UMBERBROWN @ 渋谷eggman)
最後に、Canon EF 50mm F1.4 USM。絞り解放時の淡い写りっぷりにうっとりするレンズです。お金を貯めて、EOS 6Dで使ってみたいとも思えるレンズです。
7本持ってますけど、使っているのはこのうち4本がいい所です。
■いつものコンビ
まあ、これだけ道具がありますと、だいたい定番の組み合わせができてきます。
まずは左手前から、EOS 7 + EF 50mm F1.4 USM。プライベートで近所に写真撮影を楽しみに行くときは、このコンビです。写真学校の学生さんみたいな構成ですが、これが自分にとって一番安心して撮影できます。
続いて左手裏、T2。EOS 7が重たいなーと感じる時や、カメラバッグさえ持たずにふらっと外に出る時に使います。軽いってのは正義です。
写っていませんが、IXY Digital 110 ISはプライベート用で使っている鞄に忍ばせてあります。Eye-fiを使っているので、帰宅後の写真整理もらくちんです。
そして真ん中裏、EOS Kiss Digital (初代) + EF 50mm F1.8 IIです。こちらは、部屋の中でもカメラバッグにはしまわず、ふとした時に撮影できるように食卓に置いてあります。もちろん、EOS 7やT2と同じようにふらっと外に持って出る事もあります。
最後は右手、EOS 50D + EF 24-105mm F4L IS USMのコンビ。旅行やライブ撮影など、失敗したくない時にはこのタッグが僕の定番です。思い通りに道具が動いてくれます。これでダメな時は、自分の腕の問題だと思うようにしています。なお、普段は…しまってあります(笑)。
この中で、どれか一つに絞れと言われたら…最後のEOS 50D + EF 24-105mm F4L IS USMのコンビを選びます。
■最後は撮ってなんぼ
写真ですから、最後は撮ってなんぼです。どんな道具を持っていても、棚に置きっぱなしでは意味がありません。どんどん撮って、どんどん撮った写真を誰かに差し上げて、そしてどんどん発表する。また、評価をもらいつつ、腕を磨く。道具ですから、活用してなんぼです。
趣味の一貫として、これからも撮影を楽しんで行こうと思います。
写真をFlickrにアップしています: Flickr: koemu’s Photostream
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