2015年を振り返るエントリです。毎年棚卸ししつつ書くことで、自分が何をやったかを思い出すものになっています。

対外的な活動

今年は大きく3つありました。

  1. 単著の出版
  2. YAPC::Asia Tokyo 2015でのトーク
  3. 都立産業技術高専での非常勤講師

1は、初の単著を出版する運びとなりました。「「ITインフラ監視実践入門」という本を書きました!」というエントリで詳細を書きました。こうして出せることでなんとかほっとしています。

2は、2年連続でYAPCでトークをすることができました。今年は倍率が高くてできるか心配だったのですが、ご縁があり採択していただくことができました。詳細は「YAPC::Asia Tokyo 2015で開発・運用業務改革に関する発表をしてきました&感想 #yapcasia #yapcasiaE」に書きました。

3は、2015年の後期から都立産業技術高等専門学校(高専)でプログラミングの科目を担当する非常勤講師をしています。これは情報教育関係でご縁があり、仕事を紹介してもらった次第です。ソフトウェア開発をするのではなく指導するという毛色の違った仕事ですが、明日の仲間を増やすきっかけになればと思いながら取り組んでいる次第です。

個人ブログ

はてなブックマーク数の表示が2つあるものがありますが、これは2015年10月からこのブログをHTTP/2に対応した際に発生したURIスキームの変更によるものです。前者がhttp、後者がhttpsでアクセスした時のブックマーク数となります。1つしかないものは、パッと見で分かりにくくてすいません、9月まではhttp、10月以降はhttpsと思っていただければ幸いです。

子供が生まれまして、昨年に比べて勉強会へ行けるタイミングがぐっと減ったため技術エントリも減っております。これは、状況が変わって力をを注ぐところを変えているんだな、と思っていただけたら嬉しいです。

状況が変わったことに関連して、「エンジニアとしての落としどころを作る」というエントリを書いたのですが、これが370ブックマークを超えていて、結構伸びたなという感想を持っています。生き方に悩んでいる方が一定数いるのでしょうね。私もその一人です。

会社のブログ

勤務先でもブログ「インフラエンジニアway – Powered by HEARTBEATS」を共同執筆者の一人として書いていました。以下は私が担当したものです。

今年は1月に書いたRundeckのエントリがよく読まれていたようです。ジョブスケジューラの選定は運用時の頭を悩ませる問題の一つであり、かつベストプラクティスがなかなか見つからないところにフィットしたのではと分析しています。

また、運用とは関係ありませんが、Golangに関する記事も読まれているようでして、Golang熱が高まっているのかなと感じる結果となりました。

退職のご報告

先のブログでもおなじみでした、本務として勤務していた株式会社ハートビーツを今年いっぱいで退職することとなりました。謹んで報告いたします。

これからはITインフラが盛り上がるぜ!と思って入社したものの、はじめの頃は肝心のITインフラの運用で大きくつまづいてしまい、多くの人に大変な迷惑をかけてしまいました。そんな中、残されたソフトウェア開発の力を使って、ITインフラを直接扱うエンジニアの仲間の土台を支えるソフトウェアを開発し、自動化・標準化を推進する立場となりました。その中で、初期の失敗を挽回したいという一心で、なんとか今年のYAPCでご報告するレベルにまで到達させることができました。

これも、粘り強い、そして優しい仲間に支えられた結果だと感謝しています。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

まとめ

今年は1人目の子供も生まれ、ガラッと生活が変わりました。そのため、独身時代のように仕事中心ではなく、できるだけ多くの時間を家庭の時間として使うよう生活するように変わりました。それでも、思ったより自分は対外的な活動をしているなと感じました。

今ある人生は過去からの連続した変化からの結果で、それが未来に続くという認識は、昨年からは変わりません。しかし、人の生死に限って言うと、連続性がない大きな変化だと受け止めています。正直、どのようにやっていけば良いのか結構悩んだ年になりました。それでも、こうやって生きていけているので、なんとかなっているのかもしれません。

来年は本務の勤務先も変わりますので、また違った変化が起こることでしょう。いろいろなことがありそうですが、まずは淡々と受け止めて、冷静な判断と燃え続ける心をもって事に当たる所存です。

皆様、今年も一年、大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。